日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

ハンセン病療養所栗生楽泉園で療養祭~子どもたちともふれあい

2012年09月05日 | ハンセン病

地元での定例朝宣伝の後、草津町のハンセン病療養所栗生楽泉園で行われた療養祭に初めてお邪魔しました。子ども神輿が園内を一巡。中央会館ホールでは、有名芸能人のコンサートが開かれ、屋外では焼きそばや焼きトウモロコシなどがふるまわれるなど、入所者や職員、来園者は楽しいひと時を過ごしました。
楽泉園をめぐっては、元患者を中心とした“人間回復裁判”によって、損害賠償やハンセン病に対する差別・偏見の克服、入所者の処遇改善が一定前進しました。しかし、国の社会保障削減政策が強まるもと、医師や看護師の定員割れ問題が深刻となっています。また、地域に開かれた総合医療福祉施設をめざす将来構想をどう具体化していくか、最後の一人までの在園保障など、多くの課題が残されています。
入所者の高齢化が急速に進む中で、ハンセン病問題は決して「過去の問題」ではありません。入所者とふれあうなかで、そのことを改めて強く感じました。

120905