米軍機がまたも爆音を響かせながら前橋上空を我が物顔に
飛び交っています。米軍艦載機による低空飛行訓練です。
私も、県庁めがけて飛んでいく機影をはっきりと見ました。
26日がとくにひどく、26・27両日だけで100件の
苦情・問い合わせが県庁などに寄せられたといいます。
昨年もちょうどこの時期に爆音被害が頻発しました。
私は今日(29日)上京して政府に対し、米軍に飛行訓練の
中止を求めるよう要請してきました。
防衛省の担当者は米軍機であると認め、人口密集地域での
低空飛行は‘配慮’するという日米間の合意(1999年)
に基づいて米軍司令部に要請したことを明らかにしました。
しかし、その一方で、安保条約上、米軍は日本の上空の
どこでも飛行でき、訓練は必要とこたえました。
10年前の約束を守れない米軍になんと弱腰なんでしょう!
県庁の上空で旋回を繰り返し、爆音をまきちらす米軍に
群馬県もさすがにだまっていられないと、
部長と課長が防衛省と外務省に出向き直接要請したほか
米大使館と在日米軍司令部に文書を郵送したそうです。
日本共産党群馬県委員会としても、昨日(28日)、
県と前橋市に、政府や米軍司令部に中止を要請するよう
申し入れましたが、今回の県の対応は早かったと思います。
全国的にも、群馬の低空飛行訓練は突出しています。
アメリカの大統領が変わったこの機に日米関係も根本から
見直すべきではないでしょうか。
従属的な日米軍事同盟をやめて、対等平等友好の関係に!