GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

Thomas Wolfe, Of Time and the River

2016-10-03 08:15:37 | O

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』がいよいよ107日より公開されます。

この映画は、Scribner’s者の敏腕編集者であったマックス・パーキンズ(Maxell Perkins, 1884 –1947)と、トマス・ウルフ(Thomas Wolfe, 1900-38)の交流を描くいたものです。

 http://best-seller.jp

 トマス・ウルフとマックス・パーキンズについては、ぜひこの柴田元幸教授の記事をご覧ください。

  http://best-seller.jp/contents/interpretation.html

  Thomas Wolfeについては、すでにGetUpEnglishでも紹介しました。

  http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/bb0329c2b8286996d0fdf8dbf87eefda

   本日は、ウルフとパーキンズが激しい葛藤を繰り広げたののちに完成させ、それと同時に二人が別れることになった、ウルフの二番目の長篇Of Time and the River(1935)から、これぞウルフというフレーズをご紹介します。

   Man's youth is a wonderful thing: It is so full of anguish and of magic and he never comes to know it as it is, until it has gone from him forever. It is the thing he cannot bear to lose, it is the thing whose passing he watches with infinite sorrow and regret, it is the thing whose loss he must lament forever, and it is the thing whose loss he really welcomes with a sad and secret joy, the thing he would never willingly relive again, could it be restored to him by any magic. ――Of Time and the River

  人間の若さはすばらしい。たいへんな苦悩と魔法にあふれていて、自分から永遠に離れてしまうまで、人はその通りに理解できない。失うことが耐えられないものであり、自分から過ぎ去っていくのを測り知れない悲しみと後悔の念をもって見つめるものであり、その喪失を永遠に嘆き悲しむものであり、失うことを悲しみと密かな喜びをもって実際に受け入れるものであり、魔法もってすれば再生が可能だとしても、ふたたびよみがえらせたいとは決して思わないものである。――『時と河について』

 本日はThomas Wolfe116回目の誕生日です。

 コンピュータの不調により、更新が大幅に遅れてしまいました。深くお詫びします。

 

 

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