Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

24年目の1.17

2019年01月17日 | 建築、設計

もう24年も経つ。阪神淡路大震災が起きてから。
朝、なぜか眠れずにTVをつけたら各地でやっ
ている追悼式が映されていた。そして5時46分に
黙祷した。
 
木造住宅の構造は阪神淡路大震災から劇的に変化
したと思うが、住み続けるためのメンテナンスの
こと等はまだ解決できていないと思う。
 
新築の時は大丈夫。だけど30~40年経ったらどう
なっているのだろう。そもそも日本の住宅の寿命
が30年持たずに壊されているという現実がある。
 
ある意味、モノである住宅は朽ちていく。それは
仕方のないことだが手を入れてメンテナンスをし
てあげると寿命は延びる。それは家に対する愛情
や思いがあるか無いかによっても変わってくる。
最近の住宅を見ていると、そこまで住宅に愛着が
ある方は少ないと思う。
 
カタログをみて選んでそれを組み合わせる。そん
な住宅に愛着が湧くのであろうか。人間の性格が
一人一人違うように住まいも違って当たり前だと
思うが、どうも世間は違うようだ。いかに安くつ
くるか、それが重要視される。
 
どこかでそのツケが回ってくるような気がしてな
らない。ツケが回ってこない様に1.17を忘れては
いけない。一瞬にして甚大な被害があった1.17を
過去のこととして風化させてはならない。 
 


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