Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

「遺影」について思う。

2018年02月16日 | 日記

「ぐるりのこと。」を観ていて思ったのであるが、
「遺影」って写真ではなく、エンピツで描いて
もらった「似顔絵」でもいいのではないか。
いや、むしろ、その方がいいのではないか。
 
写真は真実を映すのであるのであるが、その人の
内面みたいなことはなかなか映せない。
本当にその人のことを知っていて、感情を込めた
「似顔絵」の方がいいのだはないか。
エンピツのように柔らかいタッチで色付けせずに
モノクロで表現されている「似顔絵」の方が
いいように思う。
 
上手い下手はあるかも知れない。でも、その人と
接することや知っていることにより、写真では
出てこない表現が可能ではないか、と思う。
 
本物かどうかわからないが、歴史上の人物など
「絵」だけで登場してくる人がいる。それをみて
思うが、写真以上の表現力で、その人らしさを表す。
写真がない時代なので、そうなったのであるが、
手描きの「遺影」の方がいいのではないか。
 
知り合いから聞いていて、正月に毎年家族全員で
記念撮影を撮る理由が遺影用と聞いたことがある。
「なるほど」と自然に撮るにはいいな、と思った。
そして何年かやってみたので親の写真は残っている。
 
でも、アナログで、手で描く「遺影」ってダメなの
であろうか。自分の親は写真でいいのであるが、
自分の時は、エンピツで似顔絵を描いてもらって、
それを「遺影」にしたい。
 
ボクは、やっぱり、エンピツのタッチが好きで
あって、そういう表現をされて残したい。
いやいや、「遺影」など、いらないと思って
いるのであるが、生きていた証としては、
写真よりも人の手作りの似顔絵で残したい。
 
色付けはいらない。鉛筆画で線で表現してもらい、
一目見て、「あ、アイツや」とわかってもらえる
レベルでいい。そんな1枚があればウレシイ。


「ぐるりのこと。」を観た。

2018年02月16日 | 日記

この間の「遠くへ行きたい」で木村多江さんが
鳥取の旅で出演されていた。なかなかの雰囲気を
持った方で好感が持てた。不幸な役柄を演じることが
多いのだが、鳥取ではとても明るくいい感じであった。
 
その木村多江さんの初主演映画がGYAOでやって
いたので観てみた。いつまでやっているのか、
わかりませんが。。。
知らなかったのであるが、この映画で木村さんは
日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞
主演女優賞、高崎映画祭で最優秀主演女優賞を受賞した。
 
ある夫婦の10年間の出来事を綴った映画である。
まあ、簡単にいうと大人の映画だ。そして途中で
観るのをやめると映画の意味がわからなくなるので
最後までじっくり観る必要のある映画だ。
 
淡々としている夫役のリリー・フランキーさんと
感情をあらわにする妻役の木村多江さんの二人の
関係が面白い。木村多江さんの気持ちが軽やかに
なる時、髪型もショートに変わり、それがとても
綺麗で似合っていた。物語とは関係ないですが。
 
いい映画だったので忘れない様にブログにアップ。
今好きな女優さんは?と聞かれたら「木村多江さん」
と答えるだろう。それぐらい演技欲のある方である。