国宝・土偶展で、2010年間ではない1万年以上の日本人の営みを思う(2010.1.25)

2010-01-25 15:12:43 | Weblog

 昨日(1月24日)、午後から東京に出る用事を持っていて、空いていた午前中に、国立博物館でやっている国宝土偶展に行きました。前々から行こうと思っていたのです。
 行こうと思っていた理由は、<縄文のビーナス>と呼ばれる土偶をみたい、ただそれだけです。 いつもは長野県茅野市の尖石縄文考古館に展示されていて、そこにさえ一度出かけようと思っていたのです。何度も写真では見てましたが、例えば、大きさを体感したかったのです。

*東京国立博物館

 日曜のお昼前ですが、会場の国立博物館は、想像していたごったがえす人出はありません。ゆっくり、じっくり土偶展を見てきました。思うことが多かった土偶展でした。

*むろん、写真撮影は厳禁です。これが見たかったのです。(ネット上の写真、無断引用です)縄文のビーナスなんて名前はよくないと思いますね。

 <祈り、祭祀のための土偶、すべてが女性・女体を表している、人為的に壊されたものも多い、同時に丁重に埋葬されている例もある・・・・>解説パネルを読みながら、そしてその姿・形の多様さから、不思議な気分にさせられます。

 今年は西暦2010年、日本の皇紀では、660年たして2670年、日本の歴史なんて、わずか2000年、その前に、弥生時代、縄文時代、石器時代と、1万年ぐらいの人間の日本での営みがあったわけです。そのことを思うのです。当然、人としての時代時代の心や思いもあっての1万年間です。

 その1万年という間には、地球自体の変化もあります。氷河期もあり温暖化もあります。海水、海の状況も変化しますます。日本を覆う森林の植生、木の種類も変化します。地球自体の変化で変わってくる、生活、人の営みがあったわけです。

 その時代に、土偶が作られたのです。土偶の時代があったのです。
  国宝3件、重要文化財23件を含む全67件が展示されています。
 出土が長野県と新潟県を結ぶラインから、東・北日本に分布しているとパネル展示されていました。不思議です、解説はありませんでした。

   【まとめ】

*ミュージアム・ショップで買ったのは、絵はがき2枚だけです。

*見終わって、いつものようにミュージアム・ショップをのぞきます。<縄文のビーナス>のレプリカ、大きな物から小さな物まで、いくつも売っていました。さすがに買えません。大きなお尻、豊満な女体をテーブルに置いておくわけにはいかないでしょう。

*今日のランチは、ハッシュド・ビーフ、ようするにハヤシライスです。(博物館内のレストラン・ガーデン・テラスで)


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