冒険放浪者が書くスペクテーターという雑誌が面白い(2007.5.30)

2007-05-30 23:25:12 | Weblog

*青葉が濃い春日部市立図書館。

昨日(29日)春日部市立図書館に行きました。
久しぶりに行ったら、すっかり緑が濃くなっていました。いつも、いいたたずまいだと感じます。
この日も、窓際の新着棚から、手あたり次第に、貸し出し限度いっぱいの10冊を借りました。しばらく退屈せずに過ごせそうです。

2,3日前には、このところ、発行のたびに送ってもらえる雑誌“Spectator”が届きました。

*左が最新号、右が前の号
Spectatorという雑誌です。表紙に、Spectator for Happy Drifter と書いてあります。“ハッピーな放浪者の目撃者”つまり、ハッピーな放浪者の雑誌という意味でしょうか。
この雑誌の発行者で編集者の青野さんとは、去年の7月に、ネパールの本屋がやっていたイベントを手伝っていた時に出会って、しばらく話したというだけの縁です。青野さんは、おそらく30代でしょう。私らに世代に、1960、70年代を現実に通ってきた“目撃者”として扱ってくれる後輩世代です、その年代を丁寧に聞きたいということがはっきり伝わってきた好青年でした。

季刊です。2006年秋冬号は、特集“マウンテン・ハイライフ”で、1960、70年代から日本に入ってきた、アメリカ伝来のアウトドア・ライフでした。
<いま、日本の旅が新鮮だ、日本の地方が面白い。これまで長期に渡り世界を旅してきた連中が国内の旅に関心を寄せている>と、冒頭に書いているのが、最近届いた2007年春夏号です。つまり、特集は、日本国内放浪です。
写真がやたら大きくて美しい最近の若者向きの雑誌と根本的に違うところは、執筆した旅行者に、若者らしい冒険心があることです。大型バス一台を手に入れ全国にイベントを持ちながらツアーするグループや、軽自動車を寝泊まりできるキャンピング・カーに改造し全国をまわる者の、原稿は、旧世代の私をもわくわくさせます。

今の世の若者にも、私らが持っていたと同じように、冒険旅行の中に身を置いているのがいるのです。世評に無気力といわれる今の世の若者にも、若者らしい心意気を感じます。そういう雑誌なのです。

今、春日部界隈はもちろん、北千住あたりの本屋でみたことはありません。置いているのは東京の大型書店だけのようです。先日六本木の、青山ブックセンターに寄ったら、山のようにつんであって、嬉しくなってしまいました。

この雑誌は、大きく伸びるような予感がします。

 【おまけ】

*発行所は、有限会社エディトリアル・デパートメント。ホームページがあります。<ここです>


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