フィンランドのサンタクロース村から、サンタクロースさんからクリスマス・カードが届きました。
もう何年も前から、晩秋になると新聞や雑誌に、<クリスマスにほんとのサンタクロースからカードが届きます>と、その方法が、報道というより宣伝?されます。
12月中旬にフィンランド北部をひとり旅した息子がヘルシンキへの帰途に、サンタクロース村を訪ねたらしいのです。私のウチに絵はがきを送り、ふたりの孫(いや甥)の所に、サンタクロースからのカードが届くようにしてくれていたのです。
サンタクロース村は、北極圏の入り口、フィンランド北部・ラップランド州の州都・ロヴァニエミにあります。サンタクロースが住んでいるのは、コルヴントゥントゥリ(ロシアとの国境近くの山)です。たぶん今日24日は、世界中を回っていて留守でしょう。暇な時には、いつも、サンタクロース村にやってくるのです。
サンタクロース村は、1985年にできたテーマパークです。
私の住む春日部市でも、全国の市長村と同じように、役所も、市民の知人も<町おこし、街づくり>をしなければと言っています。
・・・・クレヨンしんちゃんの春日部市です。ちょっと軽薄短小で、好きではないのですが。
サンタクロース村に観光客がどのくらい来て、どのくらいの<お金>落とすのか知りません。・・・すぐビジネスの話になって、嫌ですね。
<町おこし>もまたビジネスです。<街づくり>もめざすは、ビジネスでしょう。
息子は、2、3時間、この街に立ち寄っただけです。サンタクロース村に入場料はありません。切手を買い、クリスマス・カードを買って、日本に郵便で送っただけでしょう。おみやげは買っていない。コーヒーを飲んだようです。サンタクロースからのクリスマスカード(お手紙)には、7€(ユーロ)=1000円ぐらいが必要です。
世界中からネットでの申し込みもあるでしょう。丸儲けです。
*サンタクロース村でのサンタクロースからの手紙(カード)の申込用紙。日本語でも書けます。
いかんいかん、年老いたら夢がなくなるのです。
だから、ウチにはサンタクロースが来なくなったのです。
【おまけ】
* 息子に、海外の旅にでたら、毎日、絵はがきを書くようにいっています。記録、日記です。フィンランド6日間の旅で、6枚の絵はがきが届きました。
* 3日間をフィンランド北部サーリセルカで過ごした息子は、12月15日ヘルシンキに向けて帰途につきます。そしてまず、サンタクロース村のあるロバヴァ二エミに向けてバスにのります。ロヴァ二エミからヘルシンキへは空路です。
* ここで、絵はがきにある<息子の旅日記>3通の全文です。
* 12/15(水)サーリセルカ→ロヴァ二エミ
<5:00起床。コーヒーを飲み、荷物を詰め込む。チェックアウトし、6:45のバスを待つ。乗り過ごしが怖く、早めに出て待つ。寒い。若干遅れてバスが着く。乗客は2人。サーリセリカを出ると本当に真っ暗な道。事故をされては困るが、ドライバーが携帯を使っている。ドライバーも飽きるのだろう。バスの中でハガキを書く>
*6;45発のロヴァ二エミ行きのバス。
*真っ暗な道を走ります。
<ウトウトしたり、外を見たりしながらバスで過ごす。途中で。子どもがところどころで乗ってくる。路線バスのような感じ。学校で皆おりていく。Sodarnkvlaというところで15分休憩。やっと町にきたという印象。外はまだ寒い。やっと薄く明るくなってきた。針葉樹林の中を走る。町が近くなり、目を覚ますと、ちょうどサンタクロース・ヴィレッジを通りすぎる。町の中を遠回りして、バスターミナル到着(11:00前)。路線バスがわからないので、とりあえず駅へ行く。サンタクロール・エキスプレス(寝台列車)が止まっている。本当に小さい駅。
*鉄道のロヴァ二エミ駅(11:00頃)
*サンタクロース村
*サンタクロース村公式オフィス
中心まで歩こうと思ったが、ちょうど8番のバスが停まっており、サンタクロース・ヴィレッジへ行く。ヴィレッジはお土産屋ばかり、客は少ないが、半分は日本人。サンタクロースに合うか迷う。郵便局で切手とハガキを買う>
*ポスト・オフィス=郵便局
*コーヒーとサーモン・サンドイッチ
<帰りのバスを13:30発に決めて、コーヒーとサーモン・サンドイッチを食べる。席に着いてから、白人の団体が着いたようで、かなり混みだす。ハガキを書きたいが、長居はできそうにない。白人男性2名と合い席し、粘って書く。郵便局でクリスマス・カードを購入。13:00ギリギリであわてて走る。「Today」のポストしかなく困るが、もうクリスマスシーズンだから、Todayしかないらしい。あわててバス停に行くと、13:40。寒い中またバスを待つ。バスに乗り込み、市内へ。インフォーメーションで、空港までの時間とバスを確認。出発の1時間前ですることがない。博物館・美術館に行く気も起こらず、最北のマクドナルドへ。
時間をつぶす。ヘルシンキの行動を考える> 。この後、17;15発の飛行機でヘルシンキへ、19:20着。