*絵本にある<ハワイ空襲>のページ。アメリカ「タイヘイヤウーカンタイ」ゼンメツと書いてあります。
今日(12月8日)は、日本が米国、英国と全面戦争に入った日、ハワイ・真珠湾に奇襲をかけた日です。1941年、昭和16年のことです。
昨夜もNHK-TVの特別番組、<“日米開戦を語る”、なぜ海軍は過ったのか。真珠湾への道・組織拡大と予算獲得の末に>を見ました。
子どもの頃から知っていて、今でも、私がもっている絵本<戦争の絵本>があります。この絵本、昭和20年3月1日、発行・印刷です。このとき、私は3歳、その3つ年上に兄、その4つ上に長兄がいました。
親が、子どもに買った絵本でしょう。定価55銭です。この絵本を読んで大きくなったわけではありません。どちらかというと、しまわれていた、保存されていた絵本です。私は、子どものころから、真珠湾・パールハーバーをよく知っていました。
【おまけ】
* 1976年5月、初めてアメリカに行きました。たいした目的があったわけでなく、観光でもなく、ただ、アメリカを見にいっただけです。お金もなく、飛行機の安い切符で行きました。ハワイなんか、見たくもなかったのですが、切符がロスーホノルル、ホノルルー羽田と分かれていたのです。だから、しぶしぶホノルルに一泊です。
*1976年当時のアリゾナ記念館(パールハーバー)の絵ハガキ。
* その日に、絵ハガキを書いています。<ロサンゼルスが12:30.飛行機で発つ、ホノルルが同じ時計で6:30到着。その時ホノルルは、3:30.これがハワイか。ホテルは20$で高いけど、ワイキキの浜辺のリーフホテル。とりあえず、ワイキキで泳ぐ、40分ほど。夕方で多少涼しく、街をブラブラする。お金がないので、何も買わない。買いたいものが何もない。昭和16年、日本が真珠湾を攻撃した日の「戦争始まる」の新聞65¢と、この絵ハガキ15¢を買って、食事をして2$少々。部屋に帰る。真珠湾のアリゾナ記念館に行きたいのだが、それもできない。5/26/1976,22:00>
*ホテル20$で高いけど、と書いています。1$360円時代で7200円。今1$100円では2000円。さらに、30年前の給料です。その旅、夜はグレーハウンド・バスの車中で、ゼロでした。その頃、飛行機が、ほんとに高かった。
*ハワイで買った新聞が出てこないので、その日のニューヨーク・タイムズの一面。見出しは<日本、対米、英戦闘開始。ハワイを奇襲。激しい海戦が報告される>でしょうか。買った新聞は、ハワイのローカル紙で、大きな写真と、大きくJAP,ATTACK・・・・・の見出しがありました。
* 翌日は朝から何も食べず、飛行機の機内食を待っているだけの、貧しい旅行でした。
* その後、一度ホノルルに出かけましたが、パールハーバーを見たことはありません。この絵本の風景を見てみたいと思っています。
【おまけのおまけ】
*テレビ番組を見て思いました。番組は、作戦、国の生きる道を考える<海軍・軍令部>の開戦に突っ込んでいった理由が、自分のいる組織を守るため、予算を勝ちとるため、と結論しました。<そんな低レベルの理由だったのか>、まるで、その辺の会社内組織と同じじゃあないか。そして、国家を動かしている人たちの多くは、国民、兵士、しもじも、のことは、何にも考えていないと、強く思いました。その程度の論理なら、今も、変わらないだろうと思いましたね。