ビッグバンド・ジャズの楽しさを知ってほしい(2007.1.21)

2007-01-21 11:56:22 | Weblog

春日部・武里地区公民館主催のニューイヤー・コンサート、スウィング・ベアーズの演奏は盛況のうちに終演。アンコールをいただいて、“ムーンライト・セレナーデ”で終わりました。
さほど広くない講堂、椅子を講堂いっぱいに、200個少々並べて、満席でした。
館長さんもお喜びの雰囲気で何よりでした。いつでもやりますよ、ペンペン!!!

バンド、ライブは、やっている最中は最高の気分になります。イベントは何でもそうですね。
終わってしまえば、静かな気分です。さて、次は、----の気分です。

 ビッグバンドの楽しみは、アンサンブルにあります。アンサンブル=調和ですね。
18人が気分を揃えることにあります。ひとりじゃない、ひとりじゃできない、厚みのある音になります。ハーモニーですね。
むろん私には、私だけには、“皆でやれば怖くない”の楽しさもあるのですが。
それがジャズのリズムに乗るのです。やっていて最高の気分になります。聞いていて最高の気分になれるのです。会場全体がスウィングするのです。

 *スタンバイ中は、リラックスと緊張、それぞれです。

昨日(20日)も、まずまず、私らの力量いっぱいの演奏ができました。お客様に楽しんでもらえたと思っています。
しかし、主催、会場が“公民館”です。
公民館にふさわしい(!!)、子育て終わった世代が中心のお客様でした。
大学受験世代はセンター試験当日ですが、若い世代がほとんどいないようです。
子育てや冬もゴルフで、休日なんてない日々充実世代、その下の、とにかく家にいない、“これもアウトドア”中心世代は、公民館に足を運びません。
<原宿にも公民館はあるのですぞ!!!!>

というより、ビッグバンド(ミュージック)を聞いてこなかった、親しんでこなかった、つまり、その楽しさを知らない、気づいていないのでしょう。
フォークにしても、ロックにしても、コンボ・ジャズもそうですが、4、5人で、個人個人の演奏(個人プレー)を繋げる、重ねるスタイルです。若者世代の聞く音楽のすべては、ここにあるのです。アンサンブル=調和は、少ないでしょう。

私ら世代は、ビッグバンド音楽の楽しさを、もっと若者世代に伝えて、聞かせていかなければならないかな、と思うのです。

  【おまけ】
* 私ら世代は、ずっと皆で一緒に歌ってきました。ちょっとした集まりには、皆で歌う歌がありました。歌声喫茶もそう、反戦フォーク集会もそう、うたごえ運動や労働運動もそう、むろん軍歌もそう、宴会でもそうです。皆で声を併せて歌いながら、皆と一緒である意識と少しの勇気をもらったようにも思います。

* 今、皆で歌うことがないように思うのです。大声を出して歌うこともない。若者世代は、四六時中、音楽に浸っているのですが、ヘッドフォンの音楽がすべて、飲み会も、カラオケで個々がかってに歌っている、ように思うのです。
個々自分を大切にする時代ですが、全体の中での自分を見失っていくように感じるのです。