冬なのに昆虫の絵本(松岡達英著)を買ってしまった(2007.1.18)

2007-01-18 23:21:14 | Weblog

1週間程前に、昆虫絵本というか、昆虫図鑑というか、“昆虫の生活”という本を買いました。
松岡達英さんの“昆虫の生活”を、新聞広告で見つけ切り抜いていたのは、半年ほど前、06年7月頃でした。どこに出かけても本屋があると入ってしまうのですが、なかなかこの本に出会えなかったのです。大体どのジャンルの棚に置いてあるのか、置くべきか、本屋の親父も困るでしょう。子ども向きの本だが充分に大人向きのようでもあります。

 大宮駅ビルの本屋さんにあったのです。寒い日で、明るく野外で昆虫を追っかける気分には、ほど遠い日だったのですが、迷わず買いました。

松岡達英さんの絵が好きなのです。自然を精緻に写す絵が好きなのです。一般に子ども向きの学習図鑑には、写真が多用されていますが、その分、作りが安易のように感じています。その点、松岡達英さんの子ども向きの図鑑や絵本には、写真以上の描写があって、作者の思いがあふれているように思うのです。

この“昆虫の生活”は、読んだとか、まだ読んでいない、とかいう種類のものではありません。本屋の立ち読みで、全てのページをめくれる分量なのです。それでも買うのです。今、枕元に積んであって、ちょくちょくめくっています。

私の子どもが、小学生の頃に、子どもたちの本として、何冊かの松岡達秀さんの本を買っていたのです。子どもたちへの本は、真剣に選んできましたが、躊躇なく選んでいたのです。

この間買った“昆虫の生活”を読んでくれる子どもらは、もういません。
ただ、昨年まで、信州・長野で暮らしていましたが、1年ほど前、住処から4、5分の所で、松岡達英さんのお話を聞く集まりがあって、虫好きの友人と出かけたことがあります。子どもらと同世代の若い友人です。虫好きは、並大抵じゃないようでした。野山と一緒に育ったのだなと思わせる友人です。この本を、送ってあげると喜んでくれるかな、と思っています。

  【おまけ】

*松岡達英さんの本を、わが家の本棚から持ってきました。
   ずいぶん投資していますね。もう1,2冊ありそうです。

 森のずかん(松岡達英作);福音館書店、1982年 
 海辺のずかん(松岡達英作);福音館書店、1983年 
 冒険図鑑(さとうち藍文、松岡達英絵);福音館書店、1985年 
 自然図鑑(さとうち藍文、松岡達英絵);福音館書店、1986年 
 情報図鑑(上田篤・さとうち藍編著、松岡達英絵);福音館書店、1995年
 (これらは、絶版ではありません。今でも買うことができます)

*こんな、いい本が置いてある本屋が、私の町(旧庄和町)に、いや春日部市にほしい。
 TSUTAYAには、絶対ありません。

*松岡達英さんのお話を聞く集まりは、長野県PTA親子読書推進の会の主催、”人と本と自然と、子供たちのすこやかな未来のために”(05年7月2日)。