「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

妄想性が強いタイプ -- 愛する人も信じられない

2009年12月30日 21時59分46秒 | 「境界性パーソナリティ障害」より
 
 人を信じられず、 裏切られているとか 悪意を持たれていると邪推する

 妄想性パーソナリティの人も、 BPDを合併することがあります。

 愛すれば愛するほど、 相手が信じられなくなるという 葛藤を抱えやすく、

 しばしば 激しいDVや ストーカー行為に至ります。

 気分の波があり、 高揚している時期は 人との関わりも積極的で、

 ひとつ間違うと 攻撃的になりやすくなります。

 しかし うつ状態になると、 人付き合いに消極的になり、

 攻撃性は自分自身に向かい、 希死念慮が強まることも 多くあります。

〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
 

 心子が 元々妄想性だったという 徴候はありませんでしたし、

 DVやストーカー行為も ありませんでした。

 でも、 エネルギーがあるときは 社交的で、 反面 攻撃的にもなりましたが、

 うつ状態だと 自分を責め、 自殺行動もありました。

 これは 多くのBPDの人に 見られるのではないでしょうか。