「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

保全管理人から通知

2008年03月08日 22時07分18秒 | 新風舎から星和書店へ、新たな歩み
 
 新風舎 保全管理人 (破産管財人)・川島英明弁護士から、

 事業譲渡の報告が 郵送できました。

 HPへの掲載以外で、保全管理人から 個別に連絡があったのは これが初めてです。

 既刊書籍の情報を 文芸社に移転するのに、約2週間かかるとのこと。

 それから、準備期間 約1ヶ月を経て 同社から、

 まず 仕掛かり本についての 役務 (サービス内容と費用) が提示され、

 その後、(既刊本の) 再流通に関する 役務が提示されるそうです。

 著者が これに同意した場合、役務が提供されるとのことです。

 文芸社側からの連絡を 待ってくれということで、

 同社の体制が整うまでは 電話連絡などで 業務に支障を与えないように、と。

 我々は弱い立場で、自分の本がどうなるのか (どうするべきなのか)、

 詳しい情報や 説明がほしいのに、余りにも受け身のみで 手足が出ません。

 再流通(再出版) についての 条件などが分かるのは、

 まだ数ヶ月先ということに なってしまうでしょうか。

 「境界に生きた心子」 の印刷データが 存在しているのかどうかも、

 それまで分からない? 

 それが分からなければ、色々な方途を 鑑みる術もありません。

 何か善後策はないものか……。
 

境界性人格障害の治療(3)

2008年03月08日 14時12分33秒 | BPDの治療について
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/39580737.html からの続き)

 治療の成績は 重症や軽症のケースで まちまちでしょうが、

 色々な文献があるようです。

 ボーダーの人は 治療を継続していくこと自体も難しく、

 治癒の率は 必ずしも高くないとも言われます。

 何が「治癒」かというのは 実は単純ではないのですが、

 アメリカでは 治療を始めて治癒にまで至るのが 1割程度というデータがあります。

 他方、10年で 3分の2から4分の3が 社会適応していく という数字もあります。

 人格障害とは 性格の極度な偏りですが、性格は年を取れば丸くなる というように、

 ボーダーの人も 年齢を重ねるにつれて 次第に落ち着いていくと言われます。

 ただし、「途中で自殺しなければ」 という のっぴきならない前提が付くのですが、

 そこを切り抜ければ 再びやりなおしていくことができます。

 時間がかかっても、自分の感情に戸惑いながらも、

 40歳くらいを過ぎれば、自然治癒を含めて

 ゆっくりと安定していくことが 多いのだといいます。

 それを信じて、ぜひとも将来に 希望をつなげていきたいものです。

 共に 生き合う日を求めて……。
 

〔注:以上は 拙著 「境界に生きた心子」 からの写しで、04年頃のデータです。

 現在は 欧米を中心に 治療は進歩しています。〕