「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「ぼくたちと駐在さんの 700日戦争」

2008年03月28日 23時20分34秒 | 映画
 
 人気ブログ小説から生まれた、半分実話という 新感覚映画です。

 監督は 「時効警察」 の塚本連平、主演は市原隼人,佐々木蔵之助,麻生久美子。

 イタズラに青春をかけている ママチャリ (市原隼人) と、6人の高校生たち。

 その町に赴任してきた 駐在さん (佐々木蔵之助)。

 彼らの間に、凄まじいイタズラ合戦が 繰り広げられます。

 次々とイタズラを考え出す ママチャリたちに対し、

 駐在さんは 国家公務員であることも忘れて 反撃する、

 日本一 大人げない男なのでした。

 塚本監督は、「時効警察」 の 脱力感あふれる演出とは 様変わりし、

 バイタリティとスピード感のある コメディに仕上げています。

 そして やはり小ネタは満載。

 舞台は1980年の栃木で、当時のヒット曲や小道具も 巧みに散りばめられています。

 終始 笑わせられ、そして 最後にほろりとさせる エンターテイメントでした。

 市原直人は表情豊かで、テンポもよく、コメディも見事に演じています。

 試写会では 出演者たちの舞台挨拶。

 これはイタズラの映画 ということで、その時もイタズラの連発でした。

 まず 司会者の前説により、来場客全員に配られていた 紙のお面を、

 合図で一斉に被って、出演者を驚かすというもの。

 一緒にやってあげました。σ (^^;)

 市原隼人がドラマ撮影のため 間に合わないかも知れない と司会者が言い、

 会場から溜め息が漏れると、市原隼人が 作品中のママチャリに乗って 舞台に現れ。

 出演者が座る椅子にブーブークラクション という古典的なイタズラのあとは、

 市原隼人のマイクに 仕掛けがされていて 甲高い声になってしまったり。

 素直に楽しめた ひとときでした。

 原作のブログ小説は、アクセスランキング20ヶ月No.1 という記録を更新中で、

 今も毎日 書き続けられているそうです。

 書き込まれたコメントによって 翌日のストーリーが変わったり、

 コメントを付けたユーザーを そのまま登場させたり、

 参加型ブログ小説の パイオニアだということです。

http://700days.blog69.fc2.com/
 
コメント
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