「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

丸5年目の祥月命日

2006年01月17日 23時40分11秒 | 心子、もろもろ
 
 今日1月17日は、世間的には色々なことがありましたね。

 新聞のトップを飾ったライブドアショック、東京地検の強制捜査のメス。

 連続幼女殺人事件・宮崎勤への最高裁死刑判決。

(彼にも人格障害という精神鑑定が出ましたが。)

 耐震強度偽装事件のヒューザー小島社長の証人喚問。

 そして日本人の脳裏には、阪神大震災の日として記憶されています。

 また世界的には15年前の今日、湾岸戦争が始まったそうです。

(湾岸戦争を描いた映画「ジャーヘッド」の試写会が本日あり、鑑賞してきました。)


 でも僕的には、1月17日は何といっても心子の祥月命日です。

 彼女が召されてから、丸5年が経ちました。

 彼女が編んでくれたセーターを着て、彼女がプレゼントしてくれたスカーフと手袋をし、墓前の心子に会ってきました。

 途中でランチバイキング、いつもより奮発してホテルのレストランへ(^^;)。

 駅前の花屋さんで、いつもより奮発してきれいな花を買って行きました。

(2ヶ月前、今まで花を買っていた花屋さんがなくなってしまいましたが、先月、新しい花屋さんがオープンしていました。
 今度の花屋さんもいい人です。)


 久しぶりに「境界に生きた心子」を持参して、心子の前で拙著の一節を読みました。

 それから、幾つかのことをお祈りしました。

 心子たちが天国で安らかに過ごせること。

 「境界に生きた心子」がまた人々に読まれていくこと。

 境界例への理解が広まっていくように。

 願わくは、「境界に生きた心子」のマンガ化や映像化の企画が進むように。

 そして、これからも僕たちを見守ってくれるようにと。


 それにしも、心子が眠りについてからもう5年も過ぎてしまったんですね。

 今日は冷える日だったし、お墓の下は寒いでしょうか。

 この5年は僕には随分早かった気がします。

 心子と同じ年、僕の父と祖母が人生の幕を閉じました。

 それから、僕は拙著の原稿を少しずつ書きはじめ、約3年半ほどの月日をかけて、昨年「境界に生きた心子」ができ上がりました。

 心子の生まれ変わりで、彼女の足あとを残すことができました。

 これからも、彼女が生きた証が人々に伝わっていくよう願っています。

 さて、今晩は、彼女からもらったクリスタルグラスで、心子とワインを交わしたいと思います。(^^)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする