「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子のお墓

2006年01月14日 16時26分01秒 | 心子、もろもろ

 1月17日、心子の丸5年目の祥月命日が近づいてきました。

 墓前の心子に会いに行くのを今から楽しみにしています。

 本家から分かれた心子のお墓には、心子とお父さんとおじいさんが弔われています。

 それからあと二人の人が一緒に眠っています。

 心子のお兄さんと内妻であるお義姉さんは、心子のお母さんと3人、長年実家で暮らしており、共に添いとげるつもりですが、どういう事情か籍は入れていません。

 心子が鬼籍に入った翌年、お義姉さん(という呼び方でいいのか)のお父さんが亡くなり、心子と同じお墓に納骨されました。

 お義姉さんとそのお父さんは他に身寄りがないのだそうです。

 お義姉さんも随分辛い人生を歩んできたようです。

 そして、さらに翌年、なんと心子のお兄さんまでもが、心子たちと共に眠ることになってしまいました。

 お兄さんは長年小さな居酒屋で働いていましたが、独立して自分の店を持つことになり、開店の準備で連日寝る間も惜しんで没頭していたそうです。

 しかしその過労がたたったのでしょう、オープンを目前に控えたある日、突然倒れて、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

 心筋梗塞……心子のお父さんと同じ病気でした。

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