蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

「きっこの日記」の、きっこ様、ガス代滞納常習(?)は止めましょう!

2006-03-31 15:41:13 | 日常雑感
 3月31日(金)晴れ。風強し、朝、外の金魚鉢に薄氷張る。

毎日、必ずチェキしないではいられないほど、愛読させていただいている“きっこの日記”3月29日(水)付け「室内キャンプの日々1~5」を読んでビックル仰天玉手箱だ。

きっこさんは、ガス代滞納で、マンション自宅のガス栓が閉栓された経緯について、
『あたしの場合は、常に2ケ月ぶん滞納してて、次のぶんの請求書が届いた時点で、一番古いぶんを払うってパターンを繰り返してるから、一度でも支払いをオコタルと、ソッコーで止められちゃう。』と、ユーモラスに書かれている。
 
 そいでもって、冷蔵庫の残りもののモヤシいためを作りたくなった、きっこ女史は、押入れにしまってあった、友達が置いていったコールマンのキャンプ用ガスコンロを持ち出し、愛用のバイクのガソリン抜きとって、それに入れ、爆発・燃焼恐れつつバイク用ヘルメットまでも用心深く着用して着火し、無事、即席料理をおえられたそうな。
 
 そいでもって、できあがったモヤシピリカラ炒めを、『…半分は晩ご飯にして、残りの半分は、次の日に、金ちゃんラーメンに乗せて食べることにした。それにしても、室内でキャンプ気分は満喫できるし、ガス代はかからないし、こりゃあすごいアイテムだ。…』と、すっかりご満悦の体。先ずはメデタシメデタシだ。

 だがしかし、これって怖い話じゃないでしょうか?。階下か階上かは知らないが、そこの住人が、屋外でしか使えないツーバーナーだかのガソリン(白色ガソリン使用)ガスコンロを、爆発承知で使用しているなんて!。消防署に聞かせたらそれこそソッコーで跳んでくるのでは?。

 それに、平成の鬼平ならぬ、社会正義の味方、はたまた白馬の騎士のジャンヌダルク(?)かとも思う“きっこさん”が、ガス屋さん泣かせは、いかがなものでしょうか?。 

 私も、若い頃、水道料金徴収の末端責任者をやったことがありますが、ガスや水道未納・滞納でも、実際に止めるまでは、手続き的にも、担当者の精神的葛藤(…されど、止めるべきか止めざるべきか?。それが問題だ!。と、ハムレットの弟並みぐらいには悩むのです。)も大変なのをご存知でしょうか?。

ちなみに私は、少し自慢げにもと、少々お目障りかとも存じますが、料金滞納で止める場合は、一番怖いホニャラ団様からとオッカナビックル取り組みました。そのため智恵を絞り、向こうが何々一家なら、こちらも水道一家を陰で豪語し、不渡り承知で有難く手形頂戴したり、唐傘代紋提灯に挟まれながら、時には網走まで取りに行ってくれと脅かしすかされ、それでもメータ止めた時には、鬼の首でも取った気分が懐かしやです。

 何か、公共料金というとどうせお上のやっていること、少々払いが遅れたってつぶれることもなかろうと、後まわしでも誰も困りはするまいとの、言わずもがなの口吻が、山家の爺の僻耳には聞こえてくるのは空耳でしょうか?。

 電気も、ガスも水道も皆様お困りないようにと、24時間、お偉いさんはいざ知らず、下っ端ほど、盆・正月も変わりばんこで頑張っているのです。

 と、ちょっとダッフルしてしまいましたが、話戻して、「止めることのむずかしさ」、
東京のような場合、鉄のトビラの向こうは全くのブラックボックス、誰が住んでいるのか分からないのです。
 そんなところで、いくらガス代未納でも、「何とかにも、何とかの分」で、栓を止めているところへ、怖い兄ちゃん中からでてきて、「おまえら、そこで一体、何してんねん?」と、ばかりに一発カマサレルか、ブスリと、さえもやられかねない恐怖の作業なのを、想像されたことがあるでしょうか?。

 滞納が増えれば、増えるほど善良な他のお客様にその費用を転嫁され、結局は料金値上げの一因になることぐらいは、賢明なきっこさまへは釈迦に説法と恐縮・恐懼いたします。

 社会の悪を、政治の悪を敲くなら、先ずは公租公課、公共料金払ってからにしたいものです。でなければ、きっこ様が糾弾なさる年金未納、大宰相閣下や、大国会議員先生方と五十歩百歩となってしまうのではと、山家の隠居は要らぬ心配してしまうのですが。

と、思うこの頃さて皆様はいかがお思いでしょうか?。

―追記―

 こんなことを書くと、「お前は、ヒット欲しさの“きっこパラサイト”か?」と、またまた、きっこ信者さまから、闇から礫のおこごと頂戴するかもしれませんが、何しろ時価二億円とも評価されて、大ご満悦のわが愛するきっこ様が、暴走されてはとの諫言のつもり、はたまた、それほど影響力が大きい故にこそ、公序良俗にはご配慮あって、ご発言にはご自重をと、要らぬ心配する次第。
 賢明な読者諸賢におかれては、意のあるところをお汲み取りいただければ幸甚・幸甚。