★BOBBY WHITLOCK 「Other Assorted Love Songs」

　
年末からデレク＆ザ・ドミノスの音源ばかり繰り返し聴いているが、一体『いとしのレイラ』関連のマイブームは何回目になるのだろうか（笑）。これだけ繰り返し聴いても飽きが来ないアルバムというのも本当珍しいと思う。という訳で今回はデレク＆ザ・ドミノス関連のアーティストということで、オリジナル・メンバーでもう一人の主役であったともいえるボビー・ウィットロックに注目してみたいと思います。

今回、取り上げたアルバムは2003年にネット通販のみでリリースされたBobby Whitlockとその奥方であるKim Carmel名義のアコースティック・ライブ盤、その名も『Other Assorted Love Songs』です。全14曲収録で、だいぶ以前に買ったため当時の購入価格は忘れてしまいましたが（笑）、僕が購入した西新宿ＢＦではたしか３千円半ばか、もしかしたら４千円近かったかもしれません。随分と高いよなあ～、自分で海外から直接取り寄せてしまった方が安いかなあ～？などと思いながら何度も迷った挙句、ようやく購入に踏み切ったという思い出がありますね（苦笑）。その後、ディスクユニオン店頭にも並んでいるのを見かけたこともありましたが、こちらではさらに高い価格で販売されておりましたので、売り切れる前にＢＦで買っておいて良かったと胸を撫で下ろしたものです。相変わらずの小市民ぶりを発揮しておりますが（苦笑）。

ライブは全編アコースティックの弾き語り調演奏が収録されており、１曲目から「I Looked Away」が演奏されていることからも判るとおり、ライブ全般を通して『いとしのレイラ』からの選曲が大半を占めております。こうして改めて『いとしのレイラ』収録の楽曲を聴き直してみると、エリック・クラプトンとゲスト参加の故デュアン・オールマンばかりに目がいってしまいがちですが、ヴォーカルも含めてこの人が居なかったら、実際あれだけの名盤に仕上がっていたのかどうか疑問に思えてしまうぐらい重要なキーマンであったことは間違いないと思いますね。アルバム発表当時はクラプトンもそうでしたが、残念ながら全然認めてもらえなかったんでしょうけど・・・・。

現在はもしかしたら廃盤で入手困難な作品かもしれませんが、デレク＆ザ・ドミノスのファンであれば一度は聴いておきたい関連アイテムだと思います。機会があれば是非聴いてもらいたい一枚ですね。オススメです！！


◎BOBBY WHITLOCK & KIM CARMEL 『Other Assorted Love Songs』 (The Domino Label)

01. I Looked Away
02. Keep On Growing
03. Anyday
04. He's Gone
05. All Things Must Pass
06. Thorn Tree (introduction)
07. Thorn Tree In The Garden
08. In The Middle Of The Night
09. Bell Bottom Blues
10. Good-Bye
11. High On You
12. Runnin' Wide Open
13. Why Does Love Got To Be So Sad?
14. Tell The Truth

※Recorded Live at Whitney Chapel Centenary College, November 16, 2002