廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★TAK MATSUMOTO 「THE HIT PARADE」

2005年07月16日 | J ROCK MASTERPIECE
 
これは僕が買ったCDというわけではなくて、たまたまウチの奥さんが職場の同僚から借りてきていたCDが自宅に置いてあったので、ちょいと拝借して聴いてみました。たぶん僕が「今後絶対に買わないであろうCDリスト」なるものが存在するとしたら、必ずランクインするであろう一枚だと思いますが(笑)、実はこのアルバムが発売された当初、一瞬気になっていたのも本音です。というのもこの作品に収録されているカヴァー曲の中に何曲か「え?こんな曲もカヴァーしてるの?」というのが混じっていたからなんですね。結構マニアックな選曲だったと思います、企画賞ぐらいはあげてもいいかもしれません(苦笑)。

で、僕が気になっていた収録曲というのは、まず外道の「ビュン・ビュン」ですね。まさかB'zと外道に共通点があるとも思えないので、この選曲というのはかなり意外でした。B'zの松本孝弘と外道の加納秀人が友だちであるのかどうかまでは僕も知りませんが、たぶん松本孝弘がその昔、外道のことが好きで、この曲をよく聴いていたという可能性が一番高いでしょうね。同じような理由でクリエイションの「SPINNING TOE-HOLD」のカヴァーというのもやや意外でした。でもまあ、昔のギターキッズであれば、この曲を一度や二度、弾いてみたいと思ったことは絶対あるんでしょうから、昔を懐かしんでちょっと弾いてみました、というのが本当のところかもしれませんね。たぶん竹田和夫に憧れていたんじゃないかなと思いますし、もしかしたらプロレスの入場テーマ曲に使っていたザ・ファンクスのファンの方だったのかもしれませんけど(爆)!!

聴いてみて思った正直な感想は「1回か2回聴けばもういいかな~」というものでしたね、申し訳ないんですけど。外道やクリエイションのカヴァーも選曲の意外性はありましたが、オリジナルを超える出来ではありませんでしたし、単なるカヴァーで終わってしまっている感が強かったです。これならセミプロやアマチュアバンドのレベルと一緒です。プロとしてはちょっと完成度が低かったですね、残念ながら。収録されていた全曲の中で一番まともだったのが、やっぱりB'zの相方である稲葉浩志がカヴァーしていた沢田研二の「勝手にしやがれ」だったと思います。この曲はさすがにオリジナルに匹敵するレベルに仕上がっておりましたね。なんだよ、やっぱりB'zじゃねえか!なんて声が聞こえてきそうですけど、さすがに相方の稲葉浩志の時だけは手を抜けなかったかもしれません(苦笑)この曲だけ3回聴いてもいいと思いました、なんじゃそりゃ(笑)チャンチャン。


◎TAK MATSUMOTO 『THE HIT PARADE』 (VERMILLION, BMCV-8009)

01. 勝手にしやがれ / featuring 稲葉浩志(original:沢田研二)
02. 異邦人 / featuring ZARD(original:久保田早紀)
03. 涙の太陽 / featuring 愛内里菜(original:【邦】安西マリア【洋】Emy Jackson)
04. その気にさせないで / featuring 三枝夕夏・北原愛子・高岡亜衣(original:キャンディーズ)
05. イミテイション・ゴールド / featuring 倉木麻衣(original:山口百恵)
06. 渚のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ / Tak Matsumoto(original:ダウンタウン・ブギウギ・バンド)
07. 雨の街を featuring 松田明子
08. Paper Doll / featuring Fayray(original:山下達郎)
09.「いちご白書」をもう一度 / featuring 菅崎茜(original:バンバン)
10. Foggy Night / featuring 滴草由実
11. 少女A / featuring 上原あずみ(original:中森明菜)
12. ビュン・ビュン / featuring 川島だりあ(original:外道)
13. パープル・タウン (You Oughta Know By Now - パープルタウン)/ featuring 竹井詩織里(original:八神純子)
14. 時に愛は / featuring 宇徳敬子(original:オフコース)
15. Spinning Toe - Hold / Tak Matsumoto(original:クリエイション)
16. 一人 - I Stand Alone - / featuring Jeffrey Quest(original:井上堯之)
17. 私は風 / featuring 中村由利



最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。 (すろうはんど)
2005-07-16 13:17:30
いつも楽しく読まさせていただいております。



加納氏と松本氏の接点は

ギターマガジン8月号36ページの

加納さんのインタビューに載ってます。

ご参照下さい。
返信する
ありがとうございます。 (じみへん)
2005-07-16 18:47:20
すろうはんどさん>

ギターマガジン8月号掲載の情報提供、どうもありがとうございました。

外道の加納秀人氏のインタビューが掲載されているんですね。

さっそく書店で立ち読み(買わんかい!)させていただきます(笑)。



今後ともよろしくお願い申し上げますね!!



返信する
スピトーのカバー ()
2005-07-16 19:13:32
昔「俺様」いう口ギターの人がスピトーも取り上げてましたっけ。口ギターというのは文字通りギターじゃなくて口で歌うようにしてギターのフレーズを真似します。

松本氏のバージョンは私も聞きましたがメロディの合間に妙な合いの手が入るんですよね、やめてくれーって叫んじゃいました。ファンの人ごめんしてねー。
返信する
ジョニルチャ (じみへん)
2005-07-19 01:27:51
笹さん>

ご無沙汰です!!

そうそう、この曲のこと「スピトー」と略していう方、いらっしゃいました(笑)

笹さんもそうでしたか、判る人にしか判らない「符合」のようなものですよね。



似たようなものでチャー師匠の場合、

・ジョニー、ルイス&チャーを「ジョニルチャ」

・ピンククラウドを「ピンクラ」

と略して話をする人がたまにいました。

知らない人の前で使うのはチョー恥かしいんですけどね、コレ(苦笑)。



返信する
勝手にしやがれ (Okutama)
2005-07-20 01:59:47
借りといてなんだが、あたしもオリジナル以上には感じなくてつまんなかったよ~!!

中森明菜の全曲カバーアルバムみたいのを借りた時も思ったけど、単なるカラオケじゃ~ん?

プロがカバーやるなら「へえ~!!こんな表現もあるんだ~!!」と新鮮な感動を与えられるものにしてほしいね。

それにしてもじみちゃん、内緒でこんな事書かんでくれよ。あたしが馬鹿みたいじゃないか。

返信する
Unknown (TK)
2005-07-20 04:47:27
「ジョニルチャ」「ピンクラ」、これはないっすよね。

一時期流行りましたよね、この手の略名。

嫌いでね~。

エコー&バニーメンを「エコバニ」、バニーズと呼べよ!

スージー&バンシーズを「スジバン」、半端なオデンのネタみたいな名前じゃねーかよ!

ジョニー・サンダースを「ジョニサン」、マジ怒りますよ。



ここまで書いて気が付いた、俺って、デレク&ドミノスを「デレドミ」、デラックス・エデションを「デレエデ」って言ってる(笑)



で、このCD、曲リストだけ見てるとかなりそそります。

微妙に趣味にてる、キャンディーズも久保田早紀も好きだしね。

返信する
うむむっ (もりひろ)
2007-04-22 10:46:45
これ一度聞いてみたいなって思います・・・。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。