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久し振りのジミヘン・ネタですが、そうそうつい最近、ようやく公式盤であの『Message From Nine To The Universe』が初CD化されましたね。といっても「著作権等の権利をすべて所有している」はずである Experience Hendrix社からの正式リリースではなく、Reclamationという聞いたこともないUKレーベルからの発売でありましたが(苦笑)。クレジットにはマイク・ジェフリーの名前も書かれておりましたので、最近、海外の複数のレーベルから頻発してリリースされている一連のジミヘン流出物シリーズのひとつだと考えて構わないでしょう。
という訳で、音源の出所に関してはチト怪しい部分もあるのですが、CDを聴いてみてビックリ!!まさにオリジナルの『Message From Nine To The Universe』が収録されておりました。音質も完璧で、過去に発売されたブートレッグ・コピー盤の類いはすべて一蹴されてしまうぐらいハイクオリティな完成度です。これじゃジミヘンの遺族が文句を云ったとしても、いつまで経ってもリリースされないのでは、マニアは手を出してしまいますよね(笑)。しかもオリジナル盤に収録されていた5曲以外に、本盤では同じ時期に録音された関連音源を5曲追加収録しており、さらに完璧なアイテムに仕上げております!!いやはや、参りました。これはただ単純に廃盤アイテムを初CD化しただけという手抜き作品ではなく、制作サイドにもジミヘンに対する愛情が感じられるんですよね、ココが他作品との一番に違いでしょうか。
出所が怪しいだけに、何とも評価の仕方が難しいのが歯がゆいところでありますが、とりあえず Experience Hendrix社から正式に本作品がCD化発売されるまでは『MESSAGE FROM NINE TO THE UNIVERSE』の決定盤と断言して構わないでしょう。この悔しさをバネに、是非、本家Experience Hendrix社からは最終兵器的な反撃として、『MESSAGE FROM NINE TO THE UNIVERSE』の公式デラックス拡大盤がリリースされることを、実は切に願っておりますが(苦笑)。
◎JIMI HENDRIX 『MESSAGE FROM NINE TO THE UNIVERSE』 (RECD1012)
01. Nine To The Universe (8:48)
02. Jimi/Jimmy Jam (8:01)
03. Young/Hendrix Jam (10:26)
04. Easy Blues (4:17)
05. Drone Blues (6:18)
06. Midnight Lightning Jam (11:58)
07. Highway Of Broken Dreams (14:16)
08. Lonely Avenue Jam (2:48)
09. Lover Man (4:13)
10. Trying To Be (7:15)
JIMI HENDRIX - guitar/vocal (all tracks)
BILLY COX - bass (all tracks)
DAVE HOLLAND - bass (tracks 2,4,6,7)
BUDDY MILES - drums (tracks 1,2,8,9,10)
MITCH MITCHELL - drums (tracks 3,4,5,6,7)
JIM McCARTEY - guitar (track 5)
LARRY YOUNG - organ (tracks 3,4)
LARRY LEE - guitar (track 10)
JUMA SULTAN - percussion (track 10)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/a3/5b8ef03f8fe35183b4e4023a53894c8d.jpg)
最近は、じみへんさんの記事のアップのペースが復活されてきましたね。いつも楽しく拝見しています!
このアルバムやっとCD化ですね。私は3日前くらいに知って、今日には届くと思うのですが。
記事を読んで、ますます楽しみになってきました。
ところで、遅ればせながらブログ・デビューしました。一度、覗いてやってください。
こんばんわ、コメントありがとうございました!!
そうですか、こちらのハンドルネームはbay58さんのことでしたかー。
ジミヘンの『ナイン・トゥ・ザ・ユニヴァース』ようやくの公式初CD化ですよね。
遺族の会社からでないのが玉に傷ですけど、
ま、とりあえずはコチラの正規盤発売でOKということにしておきましょう。
CDが届くのが楽しみですよね!!
後ほどstafishさんのブログにも立ち寄らせていただきますので、
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
このアルバム(オリジナルLPの方)を復刻したブートCDがありました。このブートも確か10曲入りだったと思います。このブートは帯まで復刻したCDでした。今まで何度か見つけましたが、復刻帯つきは1枚しかありませんでした。確かGOLD WAXでも紹介されていたと思います。
コメントどうもありがとうございました。
以前、10曲入りで発売されたブートCD、私も所有しております(笑)
ご指摘のとおり、国内盤LPの帯をCDサイズに縮小したものが
オマケに付いておりましたね。ユニオンの特典帯とは雲泥の差の出来栄えですが(苦笑)
今はなき雑誌GOLD WAXにも記事が出ていましたよね。
収録されている10曲は曲名も曲順も
すべて今回発売された公式初CDのものとまったく同じでありましたが、
ひとつ違っていた点は収録されている曲の長さが違う(!)という点であります。
とくに6曲めに収録された「Midnight Lightning Jam」は、
先のブートCDのものと比べて約2倍(!)の長さでなんと収録されております。
他の曲も細かく比較してみると微妙に収録時間が違うんですよねえ~、
なんとも悩ましい限りでありますが・・・・。
結局、ジミヘン・フリークの皆様は同じ内容のCDでも
また買わずにはいられなくなるという仕掛けになっているんですね(苦笑)
まんまと策略にはめられている今日この頃ですわ、あちゃ~(涙)
なるほどそれなら、マニアなら買いですね!
ご苦労様です!
確かにあの帯は…でしたね。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
以前の10曲入りブートCDの件ですが、6曲目の収録時間はクレジットミスで実際は11:58あります。
既発ブートの収録時間をプレーヤーで確認しましたが、
今回のものとほとんど収録時間は同じ(曲によって1秒とか2秒の差)でした(苦笑)。
発売元からして既発ブート(1993製)をコピーした最新リマスター盤の可能\性もなきにしもあらずでしょうかね?
既発ブートと比較して収録時間はおろか、
フェードアウト処理やJJFがAUD音源という部分まで同じだそうです。
はじめまして、ご指摘どうもありがとうございました。
なるほど、僕も実際にプレーヤーに入れて調べてみましたところ、
たしかにクレジットミスで同作品とほぼ同じタイムで収録されてましたね(苦笑)
数秒の誤差なら、まあ仕方がない部分もありますけど、
6分と12分じゃ倍も長さが違いますから、すぐに気が付いても良さそうなもので(苦笑)。
ということはマスターの出所は同じ可能性が大になってきましたね。
ま、たしかにブートCDの方もあの時代のアイテムにしては音がイイな、
とは思ってましたので関係者流出の可能性もありますよね。
よって本作品をご購入の際は、たまさんも上記検証を再度ご参考にして下さい(笑)。
内容に関しては、旧ブートCDそのままのリマスターである可能性が高いです。
あとは元になったマスターのジェネレーションの違いがあるのかないのか・・・・。
ま、一聴した感じでは明らかに音質が良くなっている点だけは間違いないですけど(苦笑)。
私は、今回はパスします。どうもジャケが引っかかります。ダサいので(笑)
そういえば、ダガー新作インフォ着ましたね。ジミからのクリマスマス用のプレゼントですね。
内容はスタジオ録音のようですが、どうなんでしょうか?むささびのAD part1・part2のような感じですかね?
ええ、収録内容がまったく同じだということは
元になったマスターが同じという推測は当然立ちますよね。
僕もオリジナル・マスター(全10曲)のうち、前半に収録された6曲のみが
オフィシャル化の際に採用されたのだと思います。
ボツになったお蔵入り部分を含めてマスターが取引されたんでしょうね、きっと。
ジャケット・デザインは、個人個人の好みがあるので何とも云えませんが、
たしかにあまりセンスはないですよね(苦笑)。
まあ、本作はジャケ買いしている訳ではないので、
僕の場合はあまりデザイン・センスまでは重視しておりませんけど。
こうなると、最終的にはやはり遺族会社の手で、
複数枚組のオフィシャル完全盤を制作してもらいたいですね。
ジミヘンがその後挑戦しようとしていたジャズ・ロックの試作品が、
本作でほんの少しでも味わえるわけですから、やはり公式アルバムとしての位置づけに
入れていただきたい作品だと思います。
後に編集盤として発売された『:BLUES』のような形で。