先日、ディスクユニオンの新譜コーナーで見つけたライヴ盤です。アルバムタイトルからもお察しいただけるように、ギタリスト4人だけで演奏されたインスト・ライヴ・アルバムであります。41分50秒に渡って延々とノイズ・ギターが鳴り響くだけのアルバムでして、この手の音響アルバムが苦手な人には苦痛以外の何物でもないある種の踏み絵的な要素が強い一枚であります。しかも1曲のみの収録ですから、耳障りだからといって曲を飛ばして聴くこともできないという強者です(笑)。
僕は最初、本を読みながらBGMとして聴いておりましたが(この時点ですでに選択を間違っていますよね、笑)あまりにも読書に集中できず途中で諦めて本を読むことを放棄してしまいました(苦笑)当たり前ですよね。演奏の感じでは、現代に甦った『メタル・マシーン・ミュージック』とでも例えれば宜しいでしょうか(笑)まあ、あそこまではヒドくないとは思いますが。それにしても落ち着いて聴くことはまず不可能な感じの音楽ですので、これは聴いているだけでもかなり体力を消耗してしまいます。お好きな方にはまったく問題がないのでしょうが、この手の音楽に免疫がない方は心してお聴きになった方がよいと思います。老婆心ながら、ご忠告まで(ってそこまでして買って聴く奴はいないか~、やっぱり)。
ユニオン価格で輸入盤、税込価格2100円でした。
◎RANALDO/GIFFONI/MOORE/CLINE 『FOUR GUITARS LIVE』(INPORTANT, IMPREC080)
Four Guitars:Lee Ranaldo、Carlos Giffoni、Thurston Moore、Nels Cline
Live at Luxx, Brooklyn, 8/8/2001