1986年からスタートし、今年で連載20年目に突入する夕刊紙 『日刊ゲンダイ』 週末版の名物小説で、その2004年版がメディアート出版から単行本化(※2004年4月11日初版)されました。本体価格1500円。この小説読みたさに毎週末、日刊ゲンダイを買っているという人も数多くいると聞きます。ホンマかいな(笑)。
北品川のバー「再会(=最下位?笑)」を舞台に、主人公の無頼・健坊が舎弟、友人、愛人、知人、他人を巻き込んで毎週馬券勝負に挑む同時進行型競馬小説で、本書では2004年度版として昨年1月の中山&京都金杯から12月の有馬記念までおよそ50週分の小説と出走表、結果が収録されています。また、長期連載20周年記念として巻末に「登場人物図鑑」「過去単行本未収録レース」も特別掲載されております。さあて、これを参考に本日開催の 『皐月賞(G1)』 でも馬券予想してみようかな(※最近全然、当たらないんですけど!)。井崎修五郎の予想と一緒で、なかなか当たらないというのも本連載の魅力のひとつであります(苦笑)。
全国の 『止まり木』 ファン、競馬ファン待望の一冊です。読まずに死ねるかっ(by 内藤陳)!!