ネットサーフィンをしている最中に偶然見つけた古本屋が、東京・杉並区阿佐ヶ谷に存在する『古本 元我堂(がんがどう)』【写真】です。こちらの古本屋さんですが、元々は違う方が古本専業で経営されていたお店だそうですが、その方が閉店することを決意した直後に、現在の店主が現金200万円(即金!)で店舗を丸ごと居抜き買いして営業継続となったというエピソードがございます。
店主曰く「200万円が高いのか安いのか別として、即金で払える金額が200万円でした。同じ年代の人が車を買うのと同じような感覚で、お祭りの日に即決してしまいました(笑)」と、あるサイト内のインタビュー記事で答えていたのが印象的でした。ちなみにこちらの店主ですが、平日は某IT企業でマーケティングを担当しているバリバリのエリート・ビジネスマンなんだそうです。うわ、羨ましい(苦笑)。
店舗写真をみるとなんとなく雰囲気が伝わってくると思いますが、普通の古本屋さんではないですね。まず店長が日替わりで交代、日中の営業はなくアフター5の夕方から午後11時までという営業時間帯も特徴的です。また店内には貸し棚のスペースがあったり、なんといっても卓袱台を設置した談話スペース(?)があるのが一番の特徴でしょうか。こういう古本屋さんというのは、結構「自分もいつかやってみたい理想の古本屋だ」と思われた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。かくいう自分もその一人ですが(苦笑)。
経営は安定しているそうですが、それでも毎月何万円かの赤字だといいます(笑)。古本屋の売上だけで食べていくのは相当厳しいと思いますが、セカンドビジネスとしていつかは僕も店を開いてみたいものです。自分の場合は古本屋というより中古盤屋のイメージの方が近いかもしれませんが(苦笑)。将来の密かな目標のひとつですね。
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