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廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★THE ROLLING STONES 「A Bigger Bang」 US盤CD

2005年09月11日 | ROLLING STONES
 
9月5日にアマゾンから発送されて来ていたストーンズの新譜 『A Bigger Bang』 をようやく開封して聴くことができました(笑)。今までだったら到着したその日に開封して絶対に聴いておりましたが(クラプトンは即聴きました!)なぜか今回のストーンズ新作、楽しみに待っていた割にはなかなか聴く気になれなかったのも事実。これは一体何なんでしょ?自分でもよく判らないのですが、進化(退化?)し続けるストーンズにそろそろついていけなくなって、距離をとり始めている証拠かもしれません。俺も歳をとったか・・・(苦笑)。

で、日曜の夕方になってようやくCDプレイヤーの前に座る気になって再生ボタンを押すと・・・お、お、お、なんだコレは。昔のストーンズが戻って来ている。そうそう、この感じだよ、今まで忘れかけていた何かを思い出したかのようなこの感じ。というわけで今回のストーンズの新作、時間をかけて制作されただけあって、なかなかの力作に仕上がっております。

スタジオ録音の前作 『Bridges to Babylon』 、前々作 『Voodoo Lounge』 とは明らかに違ったベクトルで制作されているような気がします。ドン・ウォズによる2回目のプロデュースも今回は功を奏したのかもしれません。ストーンズの良い味を、昔の味付けで上手く調理して、現代風の料理に完成したような感じとでも表現すればいいでしょうか。

一聴すると以前どこかで聴いたことがあるようなメロディというのも、普通のアーティストであれば単なるワンパターンで片付けられてしまいますが、相手は天下のストーンズです。そこは逆手にとって僕はストーンズならではの最大の強みだと思いましたね。60年代からずうっとストーンズを聴かれている方であればよくお判りだと思いますが、そうそうコレなんだよ、ずうっと待っていたのは!というのがこの新作の根底には流れているような気がするんですよねー。僕一人だけの錯覚かもしれませんが(笑)。前作、前々作は1~2回聴いた後、実はほとんど聴き返すことがなかったのですが、本作は久しぶりに繰り返し聞くことが出来るアルバムに仕上がっていると思います!!まだ聴いてない人はすぐに買って下さい。あ、もちろん国内盤はセキュアCDなのでダメ!!必ずこのノンCCCDであるUS輸入盤を購入して下さい。今ならアマゾンで税込1670円です、お買い得ですよ!!

但し、全16曲入り(!)というのが、もしかしたらサービス精神で1曲でも多く収録しようと考えてこうなったのかもしれませんが、通して聴くとなると結構辛いものがありますよねー。まったくああいえばこういうで贅沢な悩みですが(苦笑)。


◎THE ROLLING STONES 『A Bigger Bang』 (Virgin)

01. Rough Justice
02. Let Me Down Slow
03. It Won't Take Long
04. Rain Fall Down
05. Streets Of Love
06. Back Of My Hand
07. She Saw Me Coming
08. Biggest Mistake
09. This Place Is Empty
10. Oh No, Not You Again
11. Dangerous Beauty
12. Laugh, I Nearly Died
13. Sweet Neo Con
14. Look What The Cat Dragged In
15. Driving Too Fast
16. Infamy

※ローリング・ストーンズ海外オフィシャルサイト www.rollingstones.com


★MICK TAYLOR & CORKY LAING’S ALL-STARS

2005年08月28日 | ROLLING STONES
1988年6月4日に行われたマウンテンのコーキー・レイング率いるオールスターズに、あのミック・テイラーが参加した時のライブ音源です。1st showと2nd showの二部構成を完全収録しており、演奏曲もまったくダブっていませんので、これは久々に楽しみな音源だと期待して購入して来ました。ボーナスディスクまで含めて3CDともすべてプレス盤で、税込価格5800円でした。

音質は小さなライブハウスで行われた当時の録音環境を考えるとかなり良好な部類に入ると思いますが、PAの状態があまりよくなかったそうでヴォーカルは終始オフ気味になっている点が残念といえば残念でしょうか。但し、ミック・テイラーのギターに関しては最初から最後までバッチリ録音されていますので、彼の演奏に注目して聴く分にはまったく問題ありません。逆にミック・テイラーの細かな指使いまで見えて来るんじゃないかと錯覚を起こしてしまいそうなぐらい、生々しい音まで拾えておりますので、これはこれでやはり文句なしの貴重アイテムだと思います。

演奏曲はかなり広いレパートリーの中から、これ聴きたいんじゃないの?と思えるような有名曲が次から次へと飛び出して来ますので、顧客サービスもバッチリです。ストーンズの曲以外にも、クリームやマウンテンの曲もカバーしておりますので、ミック・テイラーやコーキー・レイングたちのそれまでの音楽キャリアをいろいろと考えさせられる選曲になっている点も見逃せません。ベースを担当しているマーク・クラークは、故フェリックス・パッパラルディの後釜として再結成マウンテンに加入したベーシストとたぶん同一人物ですね。

なお、本作には初回150セットのみ、4曲入りのボーナスCDが付属されます。別のプラケースに入った形で、ひとつは当時レコード会社とプロモーション方法の意見の食い違いで幻となってしまったシングルカットのプロモバージョンで、アルバムに収録されたものとは異なり、ミック・テイラーのギターソロがオーバーダブされている点が聴きどころです。アルバムに収録されたオリジナルバージョンも入っておりますので、聴き比べてみるとその違いがよく判ると思います。もうひとつはこれも僕は初耳音源でしたが、ロビン・ミラーとの競作でレコーディングされたお宝シングル「Catch As Catch Can」と「For My Life」の2曲です。こんな曲、いつの間にレコーディングしていたんでしょ(笑)。しかも今回、ボーナスディスクのジャケットにはこのお宝シングルのジャケ写真がそのままの形で使われております。これは必見ですよ!!


◎MICK TAYLOR & CORKY LAING'S ALL-STARS 『Leather Jacket』

Disc.1: 1st show
01. Hi-Heel Sneakers
02. Laundromat Blues
03. Politician
04. Red House
05. Crossroads
06. Leather Jacket
07. Lucille
08. Rocky Mountain Way

Disc.2: 2nd show
01. Money
02. Born Under A Bad Sign
03. Theme From An Imaginary Western
04. Sunshine Of Your Love
05. Instrumental
06. Honky Tonk Women
07. Mississippi Queen
08. Can't You Hear Me Knocking

Mick Taylor (g, vo)
Corky Laing (dr, vo)
Mark Clarke (b)
Lester Chambers (per)

=BONUS DISC=
1. Leather Jacket (USA Promo Version)
2. Leather Jacket (Original Album Version)
3. Catch As Catch Can
4. For My Life

MICK TAYLOR Leather Jacket(USA Promo Version) (1CD) * 1st 150 sets only


★BILL WYMAN 「MONKEY GRIP BOX」 ユニオン特典付き!

2005年08月23日 | ROLLING STONES
 
ディスクユニオンに通販予約していたビル・ワイマンのリマスター紙ジャケ3点セットが本日届きました。現在はビル・ワイマン名義のソロアルバムはすべて廃盤ゆえ、まだ聴いたことがない若きストーンズファンにとっては朗報(?)だったのかもしれませんが、僕は過去にリリースされた既発盤を実はすべて所有しておりましたので、今回のリマスター紙ジャケ化の話を聞いた時は、正直かなり迷いましたね(苦笑)。他のミュージシャンのアルバムならいざ知らず、ビル・ワイマンのソロアルバムだろ?そんなに何枚も同じ物持っていてもしょーがない気もするしなあー、というのが本音でしたね(笑)。

でも、よくよく発売情報を読んでみると、ビル・ワイマン本人によるマスタリングというのは今回の再発が初めてだと思いますし、しかもどのアルバムにも1~2曲のボーナス・トラックが追加収録される(!)というのですから、やはりビル・ワイマンのファンとしては見逃す訳には行きません(笑)。購入に踏み切った最終的な決め手は勿論、ユニオン特典の「モンキー・グリップ特製ボックス」でしたけど、でもよくボックス作る気になりましたよね、ユニオンさんも(苦笑)。税込み各2520円でした。

で、送られて来たのが【写真】のリマスター紙ジャケ3点とボックスです。このほかに写真に収めるのを忘れてしまいましたが、日本盤LP発売時の『カム・バック・スザンヌ』復刻ミニチュア帯も同封されておりました。こんなタイトルのアルバムなんか知らないぞ、シングル曲の間違いじゃないのか?と思いましたが、これって当時、A&Mに移籍したばかりのサードアルバムの邦題だったんですねー、いやー初耳でした。勉強になりました(苦笑)。


◎BILL WYMAN 『MONKEY GRIP』 (TECI-24300) 1974年発表
→ボーナス2曲追加収録「ワイン&ウィメン2」「イッツ・ジャスト・ア・マター・オブ・タイム」

◎BILL WYMAN 『STONE ALONE』 (TECI-24301) 1976年発表
→ボーナス2曲追加収録「キャント・プット・ユア・ピクチャー・ダウン」「ラブ・イズ・サッチ・ア・ワンダフル・シング」

◎BILL WYMAN 『BILL WYMAN』 (TECI-24302) 1982年発表
→ボーナス1曲追加収録「ロスト・ギャラクシー」

※初回限定紙ジャケ仕様、ビル・ワイマン本人によるマスタリング。

www.billwyman.com - The Official Bill Wyman site


★MICK TAYLOR 「TIME WAITS FOR NO ONE」

2005年08月09日 | ROLLING STONES
 
2001年、ミック・テイラーのドイツ放送音源がついに登場しました。先週末に西新宿へ行った際に買って来たのでありますが、今朝になってようやく出勤前に聴くことができました(笑)。この音源ですが、特筆すべき点は何と言ってもストーンズ脱退後に、はじめてあの名曲「Time Waits For No One」をミック・テイラー本人がカヴァー演奏したという奇跡とも言える出来事で、ファンの間でも、最近注目されていたセッション音源がようやく日の目を見ることが出来ました。

数量限定入荷のプレスCDで、僕もこのセッション自体の詳細な内容はよく判らないのですが、とにかくラジオ局から流出したマスターテープが元になっているため、極上音質であることには間違いありません。コレ、本当に音がイイです!!内容はその大半が「ギターチューニング」とクレジットされておりますが、実際はチューニングしている最中の音源まで拾った完全ドキュメンタリーCDだと考えれば、不思議なことはまったくありません。最初は買う前にこのクレジット表記を見た時は、さすがに少し躊躇しましたけどね(苦笑)

とにかくストーンズの曲をアコースティックで丁寧に弾いているミック・テイラーの姿を想像するだけでも悶絶してしまいそうな濃い内容の一枚であります!!「デッド・フラワーズ」や「シスター・モーフィン」さらには「ノー・エクスペクテイションズ」まで披露してくれていますから、ミック・テイラーファンはもとより、テイラー在籍時のストーンズファンも見逃すことは出来ない貴重なラジオ・セッション音源だと思います。なくならないうちに買っておいた方が賢明かもしれませんね。税込価格3000円ちょうどでした。


◎MICK TAYLOR 『TIME WAITS FOR NO ONE』

01. Guitar Tuning
02. Sister Morphine
03. Dead Flowers 1
04. Guitar Tuning
05. Guitar Tuning
06. Guitar Tuning
07. I Got The Blues
08. Guitar Tuning
09. Guitar Tuning
10. No Expectations
11. Guitar Tuning
12. Dead Flowers 2
13. Dead Flowers 3
14. Dead Flowers 4
15. Dead Flowers 5 -unfinished
16. Dead Flowers 6 -unfinished
17. Time Waits For No One 1
18. Time Waits For No One 2 -unfinished
19. Time Waits For No One 3
20. Mick Taylor Interview -By Peter Schavemaker

Recorded on Nov.24,2001 studio With ERWIN NIJHOFF on Vocals.
Broadcast Nov.26 & Dec.3, 2001


★Tim Ries 「The Rolling Stones Project」

2005年05月20日 | ROLLING STONES
 
ストーンズ・ファンには気になる一枚が5月18日にリリースされました。2002~2003年に行われた、ローリング・ストーンズの「The Licks World Tour」に参加したサックス奏者、ティム・リースが、同ツアー中の空き時間を利用してストーンズのメンバーや様々なアーティストとジャム・セッション的に録音した音源をまとめたのがこの作品です!!

最初、このアルバムを店頭で見かけた時は「ま、どうせ星の数もあるトリビュート作品と同列のお茶濁し的な売名アルバムの一枚に過ぎないだろう」などと高をくくっておりましたが、いやはや一聴して襟を正してしまいました。お茶濁し的な作品だなんてトンでもありません(!)。これはスゴイ、かなり本気で取り組んだ超本格的なジャズアルバムですね、まったくもって反省しております‥‥、ごめんなさい(苦笑)。

しかも、ストーンズの音楽をジャズ的にアレンジして演奏しているだけでなく、共演しているミュージシャンがなんと本物のストーンズのツアーメンバーなんですから、こりゃあ完成度が違いますよ。とくにキース・リチャーズの貢献度大ですね。キースのヴォーカル曲では、なんとキース本人がギターを弾いているだけじゃなく、バッキング・ヴォーカルでコーラスまでとっておりますから、「え?マジかよ」と思ってしまったのはきっと僕だけではないはずです(笑)。うーむ、ミック・ジャガーを覗いて他のストーンズメンバー全員が参加しているだけのことはあります。このアルバム、かなりイイですね。とくにオススメなのが5曲目「ワイルド・ホース」のカヴァーなんですけど、なんとこの曲でヴォーカルをとっているのはノラ・ジョーンズ(!)です。こりゃあ、かなり本格的に唄っており、単なるゲスト参加作品と片付けてしまうにはあまりにもレベルが高過ぎです。このほか、ジョン・スコフィールドやビル・フリーゼル、シェリル・クロウの名前までクレジットされておりますから驚きです!!必聴。

それから自宅で再生してみるまで気が付かなかったんですけど、このCD、SACDとのハイブリッドディスク仕様になっておりました。どーりで音がイイ訳です。しかもジャケットのアートワークはロン・ウッド画伯の手によるものですし、国内盤で税込価格2625円ですから、これはかなりコストパフォーマンスが高い一枚だと云えそうです。ストーンズファンには是非聴いてもらいたい本格的なジャズアルバムでした。これは傑作です!!


◎Tim Ries 『The Rolling Stones Project』 (VILLAGE, VRCL-12001)

01. ( I Can't Get No) Satisfaction
02. Honky Tonk Woman
03. Slipping Away
04. Street Fighting Man
05. Wild Horses
06. Waiting on a Friend
07. Paint it Black
08. As Tears Go By
09. Honky Tonk Woman ( Keith's version )
10. Ruby Tuesday
11. Gimme Shelter
12. Belleli

※TIM RIES official website


★JOHN MYALL & THE BLUESBREAKERS with MICK TAYLOR

2005年04月17日 | ROLLING STONES
2004年10月からスタートしたジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズのUKツアーより、11月5日に行われた英アルバンアリーナ公演を、驚異の超高音質ステレオ・オーディエンス録音で完全収録したCDR3枚組のライブ盤です。客席ノイズさえ聴こえなければ、これサウンドボード流出物ですよ、と説明されても信じてしまうぐらい、音、本当にイイです!!西新宿の某店で税込価格6500円で購入して来ました。

このツアーはオープニングアクトに、あら懐しいやチキン・シャック・ウィズ・スタン・ウェブの前座ステージが約1時間に渡って繰り広げられております。もちろん、ディスク1に完全収録されております。続いて、本日主役のジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズが登場し、彼ら単独のステージが中盤まで続いた後、この日のスペシャルゲストである旧友のミック・テイラーが演奏に加わり、迫力満点のブルースブレイカーズの怒濤のステージへと展開する三部構成のライブとなっております。合計3時間にも渡る濃厚なブリティッシュ・ブルースが真空パック状態でこのブートの中に完全収録されております!!

オープニングを飾るチキン・シャックのステージでは、60年代後半~70年代初頭思い出させるホワイトブルース全盛期のあの懐しい音が再現されており、思わず聴き入ってしまいました。極端にギターの音を強調したステージでありますが、それが逆に耳に心地よく、観客も僕と同じような心境でライブを楽しんでいいたのではないでしょうか。僕は彼らの演奏をリアルタイムで聴いていた訳ではないので、果たしてホワイトブルース全盛期の演奏と現在の演奏がどの程度、違っているのか推測の域は出ませんが、たぶん今も昔もあまり変わらない音を出していたのではないでしょうか。とくにリーダーであるスタン・ウェブのギターとヴォーカルは、僕の大好きなギタリストであるスノーウィー・ホワイトそっくりな演奏で、思わずニヤケ笑いしながら聴いてしまいました。いいんですよねえ、これがまた(笑)。

続くジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズが登場すると、さらに音が大きくなり、合計2時間に渡るステージの前半50分は、彼ら4人だけの演奏となりますが、ディスク2収録の9曲め「Somebody's Acting Like A Child」からスペシャルゲストであるミック・テイラーが参戦し、ラストまで一気に演奏を駆け抜けます。一発でミック・テイラーだと判るギタートーンはやはりさすがとしかいいようがなく、圧倒的な存在感で次から次へとブルースブレイカーズの代表曲を演奏して行きます。とにかくこのような素晴らしい内容のライブが超高音質で、しかも前座まで含めた完全収録盤で手軽に聴ける世の中なのですから、本当イイ時代になりました(笑)。内容の方は絶対安心二重丸ですのでご安心を!!


◎JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS with MICK TAYLOR 『BRITISH BLUES NIGHT』 (TRIAL-027)

Disc.1:
CHICKEN SHACK with STAN WEBB
01. So Much Trouble
02. The Thrill Is Gone
03. Reconsider Baby
04. I Know
05. Sweetest Little Thing (includes Hurt)
06. Doctor Brown
07. I'd Rather Go Blind

Disc.2:
JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS
01. Just Got Back From Baby's
02. I Woke Up This Morning
03. Southside Story
04. Kids Got The Blues
05. Heal The Pain
06. Congo Square
07. Buddy's Solo
08. Hideway Medley

JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS with MICK TAYLOR
09. Somebody's Acting Like A Child
10. Late At Night

Disc.3:
01. No Days Off
02. Can't You Hear Me Knocking
03. No Days Off (reprise)
04. Walking On Sunset
05. Oh Pretty Woman
06. Room To Move
07. Talk To Your Daughter

※Live at Alban Arena,St Albans,England 5th November 2004


★DVD 「BILL WYMAN'S BLUES ODYSSEY」

2005年01月22日 | ROLLING STONES
 
元ローリング・ストーンズのビル・ワイマンが自ら監修して制作した初のドキュメンタリーDVDがこの 『BILL WYMAN'S BLUES ODYSSEY』 です。自身のルーツとなり、多大な影響を受けた黒人ブルースとその偉大なるミュージシャンたちへの想いを込めた原点回帰の旅。先に輸入盤CD2枚組として音源のみの同名アルバムがリリースされておりましたが(※これも購入済み)、今回の映像版としては2003年6月に欧米で先行リリースされ、早くも高評価を得ておりました。僕が購入したのは日本の「ナウオンメディア」という企業が制作・販売した日本語字幕スーパー入りの国内盤DVDで、定価は税別4200円でしたが、僕は昨年2月にオープンした新宿地区最大のディスクユニオン新宿中古センターで新品25%オフで購入して来ました(笑)。前々から観てみたいな~とは思っておりましたが、ビル・ワイマンごときの(失礼!)作品に4千円以上も支払うのは、なんとなく気が引けていつも商品を手にとっては棚に戻すという行為を繰り返しておりましたが、今回偶然にも未開封新品商品でありながら25%オフの値段で中古販売されておりましたので、思いきって先日購入して来たばかりです(苦笑)。

ビル・ワイマン全面監修というので、どのようなドキュメンタリー作品に仕上がっているのか興味津々でありましたが、いやはや清く正しいNHKの正統派ドキュメント番組のような作りで、非常にまじめに作られておりましたので、別の意味でビル・ワイマンの実力に感心してしまいました(笑)。ストーンズ脱退直後は「ロリコン親父」だの「守銭奴」などと悪口叩かれ放題でありましたが、こういう側面をみると意外とこの方、根が真面目なのかもしれません(笑)。最近のリズムキングスでの売れ線を狙わない地道な渋い音楽活動をみても、そういう側面は伺えますよね、たしかに。

作品冒頭はあまり本編とは関係ないと思われるストーンズの昔のライヴ映像から始まり、ビル・ワイマンの幼少期の写真等が半ば強制的に観せられますが(苦笑)、貴重なインタビューやライヴセッションなどを交えつつ、ブルース文化の発展と歴史を詳しく解説しております。判りやすいか否かは、観る人のブルースに対する知識量によって随分と違って来るとは思いますが、なにも知らない人が観ても十分に楽しめるドキュメント作品に仕上がっておりますのでどうぞご心配なく(笑)。

収録インタビューはBBキング、バディ・ガイ、タジ・マハール、ミック・フリートウッド、オーティス・ラッシュ、アルバート・リー、ビーチ・ボーイズのマイク・ラヴ、ウィルソン・ピケット、ビッグ・ビル・モーガンフィールド(マディー・ウォーターズの息子)、ロゼッタ・パットン(チャーリー・パットンの娘)、プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーなど、ビル・ワイマン人脈を総動員して作ったと思われる映像の数々には、思わず「ニヤっ」と微笑んでしまいました(笑)。昨今のマーチン・スコセッシ監督のよる 『THE BLUES MOVIE PROJECT』 も勿論、大絶賛でありますが、このビル・ワイマン渾身の作品もなかなか侮れません。個人的には是非オススメしたい作品であります。もしかしたら、ビル・ワイマン関連の作品で一番の労作かもしれませんよっ!!


★MICK TAYLOR 「LONE STAR CAFE 1986」

2005年01月09日 | ROLLING STONES
 
今年はじめての西新宿詣で(笑)の際に、購入して来たのがコレ。今年一発目のブートレッグは、1986年12月28日、ニューヨークのローン・スター・カフェで行ったミック・テイラーのライブ盤 『LONE STAR CAFE 1986』 となりました。というか他に欲しいアイテムが見つからなかっただけなんですけどね。税込価格3000円でした。

ファーイースト系の新レーベル「SCREAMER」からリリースされた本作は、音の広がり方からステレオではなく、モノラルラインの可能性が高いと思いますが、サウンドボード録音のため音質は超良好です。全6曲収録で、後半の2曲「Key To The Highway」と「Can't You Hear Me Knocking」には、スペシャルゲストとしてキース・リチャーズも参加しており、ギターだけでなく皺がれた声で絶妙なヴォーカルまで披露してくれております(笑)。この当時のミック・テイラーはとにかく渋いブルース演奏にはまっていた時期だと思いますが、キースが参加した途端にストーンズ時代を彷彿とさせるロックギタリスト然とした演奏にスイッチが入れ変わりますので、ここも聴きどころのひとつでありますね。ミック・テイラーのファンのみならずストーンズファンにも是非聴いてもらいたい一枚であります。ミック・テイラー独特のブルース・フィーリング溢れるギターの音色はいつ聴いても心地よいものです。本当、最高ですよ!!


◎ MICK TAYLOR 『LONE STAR CAFE 1986』 (SCREAMER-04020)

01. Soliloquy
02. Put It Where You Want It
03. Red House
04. Giddy Up
05. Key To The Highway (w/Keith Richards)
06. Can't You Hear Me Knocking (w/Keith Richards)

※Live at the Lone Star Cafe, New York City, December 28th, 1986

The Band:
Mick Taylor - Guitar
John Young - Vocal, Keyboards, Congas
Wayne Hammond - Bass
Mick Cullen - Drums
Track 5&6 - Special Guest Keith Richards on Guitar and Vocals


★THE ROLLING STONES 「GET YER YA-YA'S OUT!」

2004年12月24日 | ROLLING STONES
 
で、下記のPYGでカヴァーされた「ラヴ・イン・ヴェイン」が収録されているローリング・ストーンズのライヴ盤がこの 『GET YER YA-YA'S OUT!』 です。PYGでのショーケンのパフォーマンスを聴けば、明らかにこのストーンズの影響を受けていることが一目瞭然です(笑)。厳密にいうと、このストーンズだってロバート・ジョンソンのカヴァーを演っている訳ですから、カヴァー曲のカヴァーという非常に複雑な図式となってしまいますが(苦笑)。

ストーンズのアルバムは全部所有しておりますが、中でも一番好きなアルバムは?と尋ねられたら、僕はこの 『GET YER YA-YA'S OUT!』 が一番好きだ!と答えてしまうかもしれません。それだけ繰り返し聴いたライヴ盤でもあります。とくに4曲目「むなしき愛」のカヴァーはストーンズの演奏の中でもズバ抜けて素晴らしい「悶絶即死バージョン(!)」の出来栄えだと断言できますっ!!ショーケンがどうしてもこの曲のカヴァーをやりたくて絶対に譲らなかった理由はストーンズのこの演奏を一聴すれば、すぐに判るはずです。ジャケットの「万歳チャーリーとロバのツーショット」も最高ですし(笑)。


◎THE ROLLING STONES 『GET YER YA-YA'S OUT!』

01. Jumpin'Jack Flash
02. Carol
03. Stray Cat Blues
04. Love In Vain
05. Midnight Rambler
06. Sympathy For The Devil
07. Live With Me
08. Little Queenie
09. Honky Tonk Women
10. Street Fighting Man


★O.S.T 「Alfie」 Mick Jagger 参加!!

2004年11月06日 | ROLLING STONES

60年代の名作映画 『Alfie』 リメイク版(2004年)のサントラがこれで、なんとこのアルバムの大半をあの黄金コンビ、ミック・ジャガー&デイヴ・スチュアートが担当しているという異色作であります。曲の雰囲気はなんとなくミック・ジャガーの2ndソロアルバム 『Primitive Cool』 辺りの感じに似ております。ストーンズとは一味違うミック・ジャガーの歌唱方法が好きな方にはとくにオススメです。僕が聴いた限りでは、つい最近リリースされたばかりのストーンズの最新ライヴアルバム 『Live Licks』 よりも、こちらの方が出来がイイように思えました。名曲のオンパレードとはいえ、やはり手抜きはいけませんよね、グリマー・ツインズさん(笑)。

ちなみにこのアルバムもCCCD輸入盤が市場で大量に販売されておりますが、僕はアマゾンでCCCDではない通常仕様のUS盤CDを購入しました。税込価格1606円(!)で、新作サントラ盤CDにしては結構安いですよね。安心◎のお買い得盤です。ミック・ジャガーファンは必聴・必携です!!


◎O.S.T 『Alfie』 performed by Mick Jagger & Dave Stewart (Virgin)

01.Old Habits Die Hard - Mick Jagger & Dave Stewart
02.Blind Leading The Blind - Mick Jagger & Dave Stewart
03.New York Hustle - Mick Jagger & Dave Stewart
04.Let's Make It Up - Mick Jagger & Dave Stewart
05.Wicked Time - Joss Stone & Nadirah "Nadz" (featuring Mick Jagger)
06.Lonely Without You - Mick Jagger
07.Darkness Of Your Love - Gary "Mudbone" Cooper & Dave Stewart
08.Jack The Lad - Mick Jagger & Dave Stewart
09.Nikki - Mick Jagger & Dave Stewart
10.Blind Leading The Blind - Mick Jagger & Dave Stewart
11.Standing In The Rain - Mick Jagger & Dave Stewart
12.Counting The Days - Mick Jagger & Dave Stewart
13.Old Habits Reprise - Mick Jagger & Dave Stewart
14.Alfie - Joss Stone
15.Old Habits Die Hard - Mick Jagger & Dave Stewart (featuring Sheryl Crow)


★THE ROLLING STONES「LIVE LICKS」

2004年11月03日 | ROLLING STONES

本日、アマゾンからCCCDでないUS輸入盤仕様のストーンズの新譜2CD 『LIVE LICKS』 が届きました。国内盤と激安輸入盤(笑)はすでに大型CDショップ等で販売されておりましたが、そのいずれもがCCCD仕様でしたので、僕は敢えてアマゾンでCCCDでないものを選んで購入しました。アマゾン価格2280円(税込)でした。

2枚組ライヴCDにしてはえらく安いよなあ~、そうかあストーンズだもんな、最初からプレス枚数を多く作って販売すれば、この価格でもペイするんだろうなあ~、などとノンキなことを考えて購入したら、あれれ、なんだこりゃ、もしかしたら収録音源すべてDVDの 『FOUR FLICKS』 とまったく同じじゃないの?ということに気付いて唖然‥‥。ま、例えそうだったとしてもストーンズの作品なので、遅かれ早かれたぶん購入してしたとは思うので買って損したとは思わないんですけど、でもねえ、少々複雑な気分ではあります(苦笑)。

尚、ちなみにこのCD、初回生産分のみジャケットの女の子の胸があらわになっているヌードジャケ採用で、セカンドプレス分からは胸を隠した水着着用になっているとのこと(笑)。どっちでも別にいいんですけど、なんとなく得した気分になるのは、皆さん、どっち?(笑)


◎THE ROLLING STONES 『LIVE LICKS』 (Virgin Records)

DISC.1:
01.Brown Sugar
02.Street Fighting Man
03.Paint It Black
04.You Can’t Always Get What You Want
05.Start Me Up
06.It's Only Rock'n Roll
07.Angie
08.Honky Tonk Women
09.Happy
10.Gimme Shelter
11.(I Can't Get No) Satisfaction

DISC.2:
01.Neighbours
02.Monkey Man
03.Rocks Off
04.Can't You Hear Me Knocking
05.That's How Strong My Love Is
06.The Nearness Of You
07.Beast Of Burden
08.When The Whip Come Down
09.Rock Me,Baby
10.You Don't Have To Mean It
11.Worried About You
12.Everybody Needs Somebody To Love