風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

粗末な黒い服

2007-11-07 08:00:44 | 徒然
私の毎日の服装は、無難な黒パンプスに黒いストッキングに、タイトだったりフレアだったりするスカート、ニットのトップス

はっきり言って毎日ピアノの発表会気分だよ。
全然自分の好きな格好じゃない。
私はエレガントになりたいと憧れつつ、全然そういうキャラクターじゃないもん。

制服があるならその方がずーっと楽なのになぁ…
制服だったらそれはそれで不満を持つのかしら。

別に仕事にいくなら清潔できちんとまとまってれば私の個性が出る格好なんてする必要ないのに…

それができない…
なんかおかしい…
もどかしい…

おそらく、今の私はまだ一人暮らしを始めて半年、バイトから契約社員になったばかりで生活や職場環境の変化が続いて、生活の基盤が安定してないというか、まだ精神的にも経済的にも落ち着いてないんだと思う。

不安定なのは仕方ない。
もう、そう思うしかないな…

カーテンだって未だにシーツだしさ。
そろそろカーペットがないと寒いだろうし…

『暮らすって物入りね…』
「ほんとよね…」
今ここにテレビがあったらキキに向かってつぶやいてしまうよ。

『魔女の宅急便』の画集でキキがショーウインドーの赤い靴を眺めているシーンのページには確かこんな宮崎監督のコメントが載っていた
「黒い服というのは一番粗末な服で、それで人前に出なければならないというのは娘にとってはつらいことなんです。それで堂々と表を歩けるようになったとき始めて修行の意味がわかるようになるんです」

こういう気持ちになるのもおかしいことではないんだな。

そうか…修行の身か…
ビバ青春…