風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

最後のピース

2014-07-01 06:55:57 | 徒然
何か足りない…

何だろう?

恋愛?結婚?仕事?お金?

いや、もっと根本的なものだ。

「自分」に関係する何かっぽい。

時間に追われ、心身共に疲れやすい私を何とかしたい。
先の計画を立てよう、向こう何年かの。

でも集中できない。
集中できないと色々なストレスがたまる。
なぜか色々なことが気になる。
視野が広いのか狭いのかわからない。
情報を選別し選択する、その焦点があっていないのだろう。

私が私でなくなる。
ただ生きているだけ…

20代、あの溢れ出すようなエネルギーやパワーはどこへ行ったのか?
無駄に気負って力んではいたけど、自分の道を拓くパワーはあった。
単に34歳という年齢のせいなのか。

違う。
そんなの言い訳だ。
もし年齢を重ねることで物事を進める推進力に影響があるとしたら、
経験を積んで無駄な力を使わないようになっただけだ。

それがつまらないのか?

いや、そんな事はない。昔に戻りたいとは思わない。
自分の考えに固執してこだわって、あちこちぶつかっていた時よりも
今の方がずっと楽だし、関われる世界は広がった。
つまり、今が一番自由なんだと思う。

今に至るまで、沢山の人に支えられていることへの感謝が足りない。
うん、それはそうだ。
じゃなきゃこんな自問自答はしないだろう。
でも、だからといって感謝しますと言うだけなのは何か違う。

知りたい、このもやもやの原因を知りたい。
ずっとこのままの私じゃ嫌だ。
もっと全身で生きていることを感じ
心から毎日を楽しめる私になりたい。
そう思うのは、自分の生を引き受けて
生きている実感を日常の端々で感じながら生活していた頃があったからだ。
その時の充実感を心が覚えているからだ。





…頭の中で発生した思考を言葉にしたなら
一昨日あたりからこんな事を考えていた。
長く、自分の心と頭と体がうまく連動しないというか
たまにピタッと一致するけれど、忙しさと気忙しさで
またズレてしまう日々が続いた。
通勤時や自宅でもスマートフォンを見つめては
そこに何かを見出そうとする私はからっぽな自分を見つめている気がした。

でも、現状を変えたいと答えを求めているとある日ふと与えられるものらしい。
どういう思考の経路を辿ったのか、どういう式でそんな解がもたらされたのか
よく覚えていないけれど、私は大切なことを思い出したのだ。

「幸せになりたければ自分を大切にして」
大好きだった一条ゆかりの漫画『プライド』の中で
主人公がライバルに向かって言う台詞だ。
一昨日の帰り道、地元の乗り換え駅でホームを歩いていたら
ふとこの台詞が頭に浮かんだ。
そうそう、そうなんだよね、と思った。
でもそこからもう一歩踏み込んで、なぜ私はこの言葉が好きだったんだろう?と考えた。

なぜだか思い出せない。

そこで、電子版『プライド』を購入して電車の中で読んだ。
私は『バガボンド』以外の漫画は全て処分してしまったので
その台詞のある巻を試し読みしながら探した。
そして8巻にそればあった。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もやもや (はる)
2014-07-03 13:00:48
ほんちゃん! 久しぶりにブログをのぞいたら、もやもやしてた(^^)
私ももやもやがあったけど、40歳が近づいてきたら、だんだん吹っ切れてきたよ。
すっきり出来るといいね。
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Unknown (wa)
2014-07-10 15:12:35
すごい共感しました。

若い頃の夢にむかってがむしゃらにがんばっていた
毎日の充足感はもう戻らないのかなーなんて
私も感じてました。

満足してるけど何か違うなーなんて思うのは
本当はそこに自己欺瞞があるのかもしれない
なんて最近思ったりもします。



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Unknown (ほん)
2014-08-12 08:48:52
はるちゃん、立ち寄ってくれてありがとう。
お返事遅くなってごめんなさい。

引き続きもやもやしております。

でも、いつかはるちゃんのように吹っ切れるのを信じ、たい、なー!
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Unknown (ほん)
2014-08-12 09:00:34
waさん、メッセージありがとうございます。
共感してくれる人がいる、それを伝えてくれる人がいる
それがとても幸せです。

何処にいっちゃったんだろう、あの頃の情熱はなんて思います。
サミュエル・ウルマンの詩のように夢や希望を追い求めるエネルギーが若さなのかもしれません。

自己欺瞞、そうかもしれません。
自分の心の声に耳を傾ける旅に出たいと思います。
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Unknown (wa)
2014-09-17 23:35:32
サミュエル・ウルマンさん、初めて知りました
自分の人生を諦観した時に人は老いるのかもですね。

去年ヒマラヤのアンナプルナベースキャンプというところにトレッキングに行き高校球児のような全力投球の一週間を過ごした時、あの頃の情熱が一瞬戻ったような気がしました....

それを再確認したくて来年はエベレスト行く事にしましたーー;;

4travelに旅行記載せているのでよかったら見てみて下さいな。

http://4travel.jp/travelogue/10837003
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身近に (free-honchan)
2014-11-18 06:58:11
waさんの旅行記拝見しました。
今まで遠いと思っていた世界を身近に感じました。
手を伸ばせば新しい経験はすぐそこにあるんですよね。

写真がとても素敵です!
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