ひと足お先に師走です

まるでひと足お先に、
師走を迎えているかのような毎日が過ぎていく。

一日があっという間だ。

一週間があっという間に過ぎる。

気がついたらもう来週になっている。

もっとずっと起きていられたらいいのに
疲れなればいいのに
眠くならなければいいのに
もっと一日が長ければいいのに

もっと時の流れがゆっくりならいいのに
もっと寝る時間があればいいのに
部屋の片付けしたいなあ
洋服の整理をしたいなあ
要らないものを捨てたいなあ
もっと運動したいなあ

どこか遠くへ行きたいなあ
みんなでカラオケオールしたいなあ
友達と夜通し語りたい
真夜中のドライブに行きたいなあ

ああ、今私は生きているんだなあ。
悲しみも苦しみも悔しさも
全てが私の人生だ。

いつまでも、最後まで走り続けたいなあ。
たとえ体は老いていっても、
心は最後までイキイキと弾んで、
それを恥ずかしがらずに隠さないでいたい。

今、結構楽しくやってます。
なんだかんだ言って昔の思い描いた理想の自分に近づいているからかな。

帰り道、新橋の街を歩きながら
照明に照らされた飲み屋の看板と夜空を交互にを見上げながら
中島みゆきの『時代』をイヤホンで聴いて、じんわりと思った。