昨日、横殴りの雨の中、新宿へ。
8月の初めに面接を受けた会社へ自分の今までの作品を持って遊びに行った。
遊びにおいでといってくれた先輩と、面接の時に私を推してくれた設計部の部長さんに職業訓練でやった製図やパースやら、美大の受験の為に描いたデザインテストの演習やら、数少ないスケッチ、中学時代のデッサンまで持っていった。
以前この設計部の部長さんから「最近どう?」と電話があった時に「アルバイトでは雇ってもらえませんか」と聞いたのだけど、昨日の話では「アルバイトは即戦力」なのだそうだ。
…バイトでも雇ってもらえるのは難しいと思っていたので、その点については大したショックはなかった。
設計部長さんは、私の絵は上手いと認めてくれた。
「でも、内装設計で使う絵というのはちょっと違うんだな」と言って、マーカーを使ったショッピングセンターの内装パースを見せてくれた。
そして、デザイナーのスケッチもみせてくれた。
「今度うちの会社でも、講師を呼んでパースの勉強会をやるんだけど、その教える人には1点透視図法とか、技法を教えるんじゃなくて、スケールとか奥行きとか大まかでいいから、説得力のあるパースがどうやったら描けるかということを教えて欲しいと言ってるんだ」
つまり、技法を覚えてもその時だけしかかけないし、分かりやすい絵が描けるとは限らない。どうすれば分かりやすい絵が描けるかが大事なのだということらしい。そして、分かりやすい、直感的に5分くらいで描いたパースやスケッチというのは線がシンプルで簡単そうにみえるけど、実はそれを描くのにはその空間を把握する力や経験がないと描けないらしい。そしてそれを習った図法で描こうとすると、とても5分では描けない、むしろ直感的だからこそ描けるのだそうだ。
深いです。面白い。
直感的に描くことは得意なほうではないか、形をとらえるのは得意なほうではないかと思っていた自分にとって、今回の訪問はある意味の挫折だった。
でも大変ありがたいことに設計部長は「またいつでもみてあげるよ~、仕事の斡旋はできないけどね(笑)」と言ってくれた。
確かに私は建築の学校やどこかの組織に継続して在籍しているわけではないけど、去年お世話になったアトリエ系設計事務所で出会った方々、内装監理室のみなさん、面接をしてくれた設計部長のHさん、ゼネコンの所長や事務のMちゃん、他にも色んな人に尻を叩かれ、気にかけてもらい、育ててもらっている。
もっと遡れば今の私に至るまでに送り出してくれた、介助派遣事業所、園芸店、職業訓練の縁が私を育ててくれてきた。
ありがとうございます。
そして厳しいけど、優しいI先輩に、感謝です(泣)。
また、今回遊びにいって、設計の仕事に就くことのハードルの高さを実感した。
今まで設計の経験なんてないんだから、それで中途で採用されるなんてまず難しいのはあったりまえだけどさ。
またひとつ現実を知ったというか…
さて、どうすっかね…
この先どうするか、不安になったってしょうがないからなぁ。
そして今日は現場事務のアルバイトの詳細について、直接所長から説明を受けるために事務所へ行った。ショッピングセンターの現場とは規模や雰囲気があまりに違うので軽くカルチャーショックのようなものを受けた。でもゼネコンの所長は以前の現場で一緒だった人なので全くの不安ではないのだけど。そして電気屋さんも前と同じ会社が入るらしく、人は違うらしいし、常駐はしないという話だけど、知っている会社でちょっとほっとした。
10月からマンションの現場事務兼CADオペレーターとして働きます。
勤務日や給与の条件など、私の希望が全部通ってしまい、少し恐ろしい。
今度は現場事務ってどんなことをどんな範囲でするのか、大体分かっているから少し気が楽だ。内装監理室ではなくて、ゼネコンという立場になるとどう違うのか、ちょっと楽しみ。あとCADを使って図面の修正などもすることになるらしく、これは内監の業務としてはあまりやらなかった事だからこの機会に身につけたい。
全然関係ないけど、昨日は『サンドゥ、学校へ行こう』という韓流ドラマのDVDを13~16話(で完結)夜中にみてしまった。
2年前くらいにドラマチック韓流というテレビ番組で昼の10時ごろ放映していたのだけど、これが純愛だけどコミカルなドラマで吸い込まれるようにみていたのだ。パソコンテレビGyaoでも去年の今頃放映されていたのですが…、今まで最後の方はいつも見逃してしまい、どんな結末になるのか知らなかったのだ。
そしてそれをつい3日前にレンタルし、昨晩みたのだけど…
あまりに哀しい終わり方で、とても落ち込んだ。
もう憐れになるくらい重く、複雑な恋の障害を主人公2人は明るく乗り越えていくから、ハッピーエンドになるのかと思いきや、もう純愛の悲劇なんですよ。まぁある意味ハッピーエンドなのかもしれないけど、観てる方としては『東京ラブストーリー』を見終わった後のような後味に似ている。韓国のRAIN、コン・ヒジョンという俳優がいい、そして子役の女の子も出演者みんな演技が上手い。迫真の演技だから、ものすごくその世界に入ってしまって凹んだ。
特に、今みるんじゃなかったと深く後悔した。
ちなみに今日は帰ってからキャメロン・ディアス主演の『イン・ハー・シューズ』を観た。これは心に残るいい作品だった。観終わった後、穏やかに清々しくなれる作品です。今みてよかったと思った。
8月の初めに面接を受けた会社へ自分の今までの作品を持って遊びに行った。
遊びにおいでといってくれた先輩と、面接の時に私を推してくれた設計部の部長さんに職業訓練でやった製図やパースやら、美大の受験の為に描いたデザインテストの演習やら、数少ないスケッチ、中学時代のデッサンまで持っていった。
以前この設計部の部長さんから「最近どう?」と電話があった時に「アルバイトでは雇ってもらえませんか」と聞いたのだけど、昨日の話では「アルバイトは即戦力」なのだそうだ。
…バイトでも雇ってもらえるのは難しいと思っていたので、その点については大したショックはなかった。
設計部長さんは、私の絵は上手いと認めてくれた。
「でも、内装設計で使う絵というのはちょっと違うんだな」と言って、マーカーを使ったショッピングセンターの内装パースを見せてくれた。
そして、デザイナーのスケッチもみせてくれた。
「今度うちの会社でも、講師を呼んでパースの勉強会をやるんだけど、その教える人には1点透視図法とか、技法を教えるんじゃなくて、スケールとか奥行きとか大まかでいいから、説得力のあるパースがどうやったら描けるかということを教えて欲しいと言ってるんだ」
つまり、技法を覚えてもその時だけしかかけないし、分かりやすい絵が描けるとは限らない。どうすれば分かりやすい絵が描けるかが大事なのだということらしい。そして、分かりやすい、直感的に5分くらいで描いたパースやスケッチというのは線がシンプルで簡単そうにみえるけど、実はそれを描くのにはその空間を把握する力や経験がないと描けないらしい。そしてそれを習った図法で描こうとすると、とても5分では描けない、むしろ直感的だからこそ描けるのだそうだ。
深いです。面白い。
直感的に描くことは得意なほうではないか、形をとらえるのは得意なほうではないかと思っていた自分にとって、今回の訪問はある意味の挫折だった。
でも大変ありがたいことに設計部長は「またいつでもみてあげるよ~、仕事の斡旋はできないけどね(笑)」と言ってくれた。
確かに私は建築の学校やどこかの組織に継続して在籍しているわけではないけど、去年お世話になったアトリエ系設計事務所で出会った方々、内装監理室のみなさん、面接をしてくれた設計部長のHさん、ゼネコンの所長や事務のMちゃん、他にも色んな人に尻を叩かれ、気にかけてもらい、育ててもらっている。
もっと遡れば今の私に至るまでに送り出してくれた、介助派遣事業所、園芸店、職業訓練の縁が私を育ててくれてきた。
ありがとうございます。
そして厳しいけど、優しいI先輩に、感謝です(泣)。
また、今回遊びにいって、設計の仕事に就くことのハードルの高さを実感した。
今まで設計の経験なんてないんだから、それで中途で採用されるなんてまず難しいのはあったりまえだけどさ。
またひとつ現実を知ったというか…
さて、どうすっかね…
この先どうするか、不安になったってしょうがないからなぁ。
そして今日は現場事務のアルバイトの詳細について、直接所長から説明を受けるために事務所へ行った。ショッピングセンターの現場とは規模や雰囲気があまりに違うので軽くカルチャーショックのようなものを受けた。でもゼネコンの所長は以前の現場で一緒だった人なので全くの不安ではないのだけど。そして電気屋さんも前と同じ会社が入るらしく、人は違うらしいし、常駐はしないという話だけど、知っている会社でちょっとほっとした。
10月からマンションの現場事務兼CADオペレーターとして働きます。
勤務日や給与の条件など、私の希望が全部通ってしまい、少し恐ろしい。
今度は現場事務ってどんなことをどんな範囲でするのか、大体分かっているから少し気が楽だ。内装監理室ではなくて、ゼネコンという立場になるとどう違うのか、ちょっと楽しみ。あとCADを使って図面の修正などもすることになるらしく、これは内監の業務としてはあまりやらなかった事だからこの機会に身につけたい。
全然関係ないけど、昨日は『サンドゥ、学校へ行こう』という韓流ドラマのDVDを13~16話(で完結)夜中にみてしまった。
2年前くらいにドラマチック韓流というテレビ番組で昼の10時ごろ放映していたのだけど、これが純愛だけどコミカルなドラマで吸い込まれるようにみていたのだ。パソコンテレビGyaoでも去年の今頃放映されていたのですが…、今まで最後の方はいつも見逃してしまい、どんな結末になるのか知らなかったのだ。
そしてそれをつい3日前にレンタルし、昨晩みたのだけど…
あまりに哀しい終わり方で、とても落ち込んだ。
もう憐れになるくらい重く、複雑な恋の障害を主人公2人は明るく乗り越えていくから、ハッピーエンドになるのかと思いきや、もう純愛の悲劇なんですよ。まぁある意味ハッピーエンドなのかもしれないけど、観てる方としては『東京ラブストーリー』を見終わった後のような後味に似ている。韓国のRAIN、コン・ヒジョンという俳優がいい、そして子役の女の子も出演者みんな演技が上手い。迫真の演技だから、ものすごくその世界に入ってしまって凹んだ。
特に、今みるんじゃなかったと深く後悔した。
ちなみに今日は帰ってからキャメロン・ディアス主演の『イン・ハー・シューズ』を観た。これは心に残るいい作品だった。観終わった後、穏やかに清々しくなれる作品です。今みてよかったと思った。