風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

纏うということ

2021-08-09 17:23:09 | 徒然
只今、夏休み9連休。

昨日は友人の梨園を手伝わせて貰う予定だったけど、台風で見合わせた。
午前11時からの東京オリンピック女子バスケットボール決勝を観て
ペディキュアを塗り終わり力尽きて昼寝して
申し込んでいた神楽についてのzoom無料セミナーを見逃した。

夕方には、近所のスーパーまで自転車で買い物に行った。

結局、台風は関東内陸までは来なかった。
少し雨は降ったけど。

昼寝して起きたまま、すっぴんにマスクをして
たまたまクローゼットにあった膝上ノースリーブのワンピースを
4〜5年ぶりにさらりと着て、サンダルを履いて自転車をこいだ。

Tシャツを着るみたいに、ワンピースを着て
ゆるゆると自転車をこぎながら風をうけて
夕暮れの夏空を見上げた。

普段なら出かけるのにあーだこーだメイクして服を選ぶのに、
とりあえず女子の服を着て、腕出してすっぴんで表に出てみて、
ただごく自然に服をまとうというのが今までは中々できなかったんだなと思った。

うまく言えないのだけど、
特に服に何も期待せず、またそのままの私でいいとも悪いとも考えず
服をまとうとはこういうことかと、服と自分と外の世界が対等な感覚があった。

何だか少し大人になったような気がしたのだった。

金色の朝に

2021-05-11 05:07:15 | 徒然
東京勤務に戻ってからは、毎朝5時起床です。

というのも、内示を受けた時に上司から
「これからは始業ギリギリに出社とはいかない」
…という重たいお言葉をいただいたのもあるし
(別に、普段から始業間際に出社してる訳じゃあないんですが)

私の場合、遅い時間のオフピーク通勤は難しいので
少しでも混雑を避けようとすると早起きになる。

それだけを言うと悲壮感が漂うけれど
実際のところ、早朝の外の空気は気持ちがよくて、
思っていたよりも悪くない。

分厚い部屋のカーテンを開けると
太陽が昇る前の東の空が金色に輝いている。

そして窓を開けると
ゴォーと、何の音とも言えない
世界が動いている様々な音が混ざりあった音が聞こえる。

スピ スピ スピ
ピピピピ
カア カア カア
住宅街でも色々な鳥の鳴き声が聞こえる。

5月の爽やかでひんやりとした清々しい空気が肌に触れる。
自然と大きく息を吸い込みたくなる。

今では起床、通勤、始業までの朝の約3時間半が
一日のうちで一番好きな時間になった。

これが10分、15分、20分と遅くなればなるほど
通勤地獄になっていきますけどね。
だから寝坊はしません。

今日で、実家に引っ越してきてちょうど1ヶ月。
繁忙期での大きな環境の変化をよく乗り越えられたなあ…
たとえ自費でも新幹線通勤を選んだのは間違いではなかった。

とりあえず早朝に動き出せば、何とかやっていけそうだ。
いつまでも大変だとは言っていられないし。

少しずつ新しい私の心地良さや、
新しい私のペースを見つけて再構築していこう。

自分の希望ではなかったとしても
結局今の道を選んでいるのは、私自身なのだから。

苦境

2021-04-21 03:47:52 | 徒然
なんてタイトル、つけたくなかったけど浮かんでしまった。

…どうも超超ご無沙汰しています、ほんです。
3年ぶりに東京に舞い戻ってきました。

色々なSNSがあって、
ひとり呟くこのぶらり旅ブログを書くことは
もうあまりないかなあと思っていたけど…戻ってきました。

紆余曲折ありながら、
このたび新任管理職として古巣の部署に着任しました。
転勤も昇進の話も、断わろうかとめちゃくちゃ悩みました。

悩んで、結局内示を受けたけど、

想像していたとおりというか
想像以上につらい日々です。

管理職として実際に役職はついているけど
組織図上、部下をもつのかもたないのかが曖昧で
何に責任を持てばいいのかが分からず
無駄に神経をすり減らしています。

実際の赴任日初日、私の机の上と下、引き出しの中には
前任者のよく分からない荷物がいっぱいでした。

「○○くん、これはないわ!」と
秘書の女性が荷物を置いていた人に言ってくれたし

「片付けろって言ったんだよ。○○、失礼だろう」と
部署のトップは言っていたけど

私は怒りの感情なんて全然わかなかった。
その私の机を物置きにしていた同い年の先輩で部下?の男性は、
私が東京から大阪へ転勤した時の後任だし
大阪にいた時に東京の担当として対角線でずっと共に仕事をしてきたし
性格も癖もよく分かっていたから。

よく「戻ってきたら席はない」なんて言うし
ポジションは自分で作っていくもんだと昔から分かっているけど
組織としての立場と
私が聞いた役割と
同じ部署で働く人たちの認識が微妙に噛み合わず
実際のところ全く管理職とは扱われず

特に昨日は部下なんだか同僚なんだか分からない先輩から
強烈なパンチをくらい、

精神的にかなりダメージを受けている。

ハァ…

何なんだ。

おかしい、、、おかしいぞ。

まず私の役職の役割や責任の範囲を明確にしてもらい、
それを部署の人たち全員に認識してもらわないと。
私の責任の範囲は私が決める事じゃない。

戦う気力なんてない。
割り切って仕事できないタイプの私が、無理して割り切る必要もない。
逃げ出したい気持ちでいっぱい。
それに逃げたっていいと思っている。

さて、どこへ逃げようか。

旅は続く

2021-02-01 23:33:13 | 徒然
2021年2月1日、私は今大阪にいる。

このぶらり旅ブログは、
2018年3月に書いた下書きで止まっていた。

2018年4月に東京から大阪へ転勤し、もうすぐ3年が経つ。

この3年で、まさかこんなに世界が一変するとは思わなかった。

そして3年前38歳だった私は41歳になった。

時は流れ、全ては変わり続けるものなのだ。
先のことなど誰にも分からない。

そろそろ東京に戻るのか、このまま大阪に居るのか
それもまだ分からない。
先が見えず、自分の中でも答えが出ない。

そうやって心にモヤがかかる時、思いがけず月と遭遇したりする。
つい最近、1月29日の夜に路地を入ると正面に満月がいた。

いや、月はずっと前からただ宇宙にあるだけだ。
そこに意味を与えているのは私なのだ。

ならばどんな今であっても全てに意味がある。
旅を楽しもう。人生という旅を。

初めての海外旅行

2018-02-19 20:34:53 | 徒然


2018年2月上旬、私は初めて島国日本を出て、
微笑みの国タイに旅立った。

3泊4日の短い期間だったけど、濃い〜時間だった。

なぜこんな流れになったのかは、説明すると長くなるので
今日はやめておく。

初めてパスポートに出入国の判を押され、
初めての機内食を食し、初めての外貨への両替をして
タイバーツで買い物をし、
見たことのない南国のフルーツを沢山食べ、
タイのお酒も飲んだし、辛〜いタイ料理や辛くな〜いタイ料理も食べた。
ビキニでビーチやプールで泳いだし、バナナボートや水上バイクにも乗った。
孤児院へ子供服の古着を寄付しに行ったり、
観光地でタイの民族衣装を着て写真を撮り、象にも乗った。
初めてチップを払い、初めてタイ式のトイレで用を足した。

私は、38歳と1ヶ月半にして沢山の初めてを経験した。

38歳になっても、初めてのことがまだまだ待っている。
一生でどれほどの初めての経験ができるのだろう。
人間の一生なんて、あっという間だ。

40歳が近くなって、何だか色々なことに飽きてしまった私は、
もう一度情熱や、夢をみる力を取り戻したいと心の底で切望している。
それは大変勇気のいることなのだけれど、
私が生きながら生きる道はそれしかないのだと思った。

まあ休み休み行こうと思う。
焦らなくても、初めてのことはたーくさん待っているのだから。