深夜、ホテルの部屋で『再会の街で』(原題『REIGN OVER ME』2007年/アメリカ)
という映画をみた。
チェックインしたのが24時前だったので
ホテルの部屋ではこれから先のことをあれこれ考えたり
友達に手紙を書いたり
返信していないメールを入れたり…
そういうことはできなかった。
ただ、疲れてて
湯舟にお湯を張って
温かいお茶を飲んで
脱いだ服をたたんでハンガーにかけて
部屋にあった本を少し読んで
クレンジングをして
テレビをつけて題名もわからない映画を流す
それだけで精一杯だった。
お肌のお手入れをするとか、湯舟で体を温めながら丁寧にマッサージしてむくみをとるなど、きちんとしたことはできなかった。
何気なく観ていたテレビの映画に
知らないうちに見入っていた。
でも夜中だったし、物語の最初から観ていたわけじゃないから
つかず離れず観ていたっていう感じだったけど、
それでも最後までみた。
9.11の同時多発テロで妻と娘家族3人と犬一匹を突然なくし、心を閉ざしてしまった男性と彼を救おうとする学生時代のルームメイトの話
映画のラストで、ずっと距離を置いていた主人公の妻の両親に対して主人公が
『あなたたちとは悲しみを分かち合える』と和解するシーンで泣いてしまった。
同じ悲しみを分かち会える人がいること又は気付くことは心の傷を癒すんだと。
そしてその人の居場所になるんだと…
重いテーマで主人公の気持ちのやり場のなさや周りの人の愛情や対応の難しさが伝わってきて
みていて辛くなりながらも物語に引き込まれていった。
でも、途中でテレビを消さなかったのは前向きな希望のあるエンディングだったから。
…おはようございます。
まずはお茶を飲んですっきり目覚まししたいと思います。