風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

冬と春の間に

2014-03-04 20:24:37 | 徒然
先週の金曜日、
昼休みに会社の近くを散歩した。

暖かくて、抜けるような青空で
思わず外を歩きたくなったのだ。

街を歩くとさりげなく梅の花が咲いている。

一年に一度、この季節に梅の花が咲くなんて
毎年のことなのに、どうしてこんなにハッとするんだろう。

君たちはどうして咲いているの?
咲いてしまったら、あとは散るだけなのに
そしてまた一年間待って、咲いて、散る
その繰り返しに何の意味があるの?

思わず、そう問いかけたくなるくらい
梅の花は、冬と春の間にいつの間にか咲いて、散っていく。
その佇まいはまるで、自分の生命の役割を全て受け入れた
悟りの境地にいるようだ。

毎日決して同じことの繰り返しではないけれど
人から求められることは、決して嫌ではないけれど
やっぱり、時々分からなくなることがある。
このままでいいのかな?
ずっと時間に追われている調子が続くのかな?
この日々の繰り返しで、いつか年老いて、死んでいくのかな?

実は、分からなくなっていることすら
気付けなかったりする。

そんな時、美しい梅の花は教えてくれる。
止まらない思考の渦から引き離して、息継ぎをさせてくれる。

私も、美しい人でありたい。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2014-03-07 23:52:25
年々歳々花相似
歳々年々人不同

ですね。
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Unknown (ほん)
2014-03-18 23:33:03
年々歳々花相似
歳々年々人不同

コメントを頂いて、
この詩を初めて知りました。

例えば自分を花の咲く木としたら
やっていることは毎年同じようなことでも、
ただ時が過ぎるだけでも、
今日私と出会う人は、私が当たり前と思う世界を
初めて知る人かもしれない

そう思ったら、命ある限り成長を続けていける

もしかしたら、そんな意味もあるんじゃないかと思いました。
また、そう思える私でいたいと思いました。

希望をもらった気がします。
ありがとうございます。



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