風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

戸惑い

2006-08-28 01:52:28 | 悩み事
 24時間テレビやってましたね。
みなさん見ました?私は今まであまり興味がなかったのだけれど、今回は結構観てしまい、感動した。特に筋肉が骨になってしまう病気を持つ少年とKAT-TUNの田中聖の絆の話。人はひとりじゃ生きていけない、「ない」っていう【否定】じゃなく、心を開いて周りに助けを求めれば手を差しのべてくれる人がいる。ひとりじゃないから、頑張れる「れる・られる」の【可能】の考え方をすることで人は繋がる、成長できる、生きていけるってことを教えてくれた。「絆」っていいテーマだったなぁ。

…さて、ちょっとさかのぼって8月25日、昼に上尾のショッピングセンターへ行き(←で感じたことは別にまた書くつもり)、夜は学生時代のコンビニバイトの仲間だった女子2人に会ってきた。

 18:30に待ち合わせてファミレスに入り、出たのが深夜2時すぎだったかな…お酒も入らず、ドリンクバーでよく8時間!も居たもんだ。
古い付き合いの女子同士だと、よくやりますよ、長丁場。
今回は約半年ぶりに会ったのもあったんだけどね。

 話すことは仕事、家族、バイト時代のこと、最近の若者(ティーン)について…そして必ずする恋愛の話。でも昔よりも仕事の苦労話や生活の知恵?のような話題が増えた気はするな。

 そして私も近況を報告し、今抱えている悩み事などを話し終えると…
友人Yが言った。
「ほんちゃんは、設計の仕事をしたいの?それとも結婚をしたいの?」

「うーん…(苦慮)好きな人とは結婚したい」

「…ほんちゃんはね、今結婚したい時期なんじゃない?」

「そうかもしれない」

「でもそれは…今26、27歳だっけ?女だったら30歳を前にそう思うのは自然なことだと思うよ。だって男は結婚したって子供できたって仕事にそんなに影響ないじゃん。でも女はそうはいかないからね」

「そうだね…」…と凹む私。

 なんだか痛いところを突かれ、図星だったことにショックを受けた。
現場のバイトが始まって1ヶ月を過ぎたあたり、建物の総合監修をしていた設計者のFさんに「ほんだチャンは結婚したいとかいうのはないの?」と聞かれたことがあった。
「結婚したいとかいうのはないですねぇ~。流れでそうなったらなったでいいかなぁって思います」
「それはいいねッ」
「(結婚したいって思う女の人はがっついているようでイヤってことなのか?)」

なぜいいねなのかはよく分からないけれど…少なくともその会話があった4月頃っていうのは本心でそう思っていた。その時は内監の仕事を覚えることと、空いた時間にスキルを身につけたい、現場のことを覚えたいその緊張感を持って仕事することが楽しかった。
でも…いつしかそうではなくなった。
結婚や出産をするなら今から設計の道を志して、一から経験を積もうと飛び込んでもいずれ辞めることになり中途半端になるのは分かっている。それだったら身をすり減らして働くよりももっと家庭的な女性になるために必要なことをしたらいいのではないか?別に楽したいっていうんじゃない。(誰もそんなこと言ってないけど…)私にとっては料理だって家事だって家を守ることだって一人で考えて責任もってやったことがないからそっちも未経験なのだ。結婚は逃げじゃないぞ、うん。

 だいたい、私はやりたいことをやるには生活するためのお金を稼ぎながらっていう条件がつく。そこで例えば設計事務所などにバイトでもいいからと飛び込めば安い給料だけど技術を身につけられる。
つまり私がやりたい仕事は、技術がいるし一人前になるには時間がかかるのだ。仕事をする時点でポテンシャル採用とかそいういうのは殆ど見込めないのだ。学校へ行くのもお金がかかる。それにはお金を貯めるあるいは借りるしかない。けれどもし結婚したら?そしたらその投資したお金はムダになってしまう。それでもいいじゃんっていう覚悟がない。
だったらもっと今すぐ始められる仕事をして、ちゃんと安定した収入を得て、余裕ができたら好きなことをする…そっちにした方がいいのではないのか?
でもその安定した収入を得るための仕事って何するの?

 だいぶプライベートに接近したことを書いてしまったけれど…
今私は↑のことを悩んでしまう状況なのです。
明快な答えがでない。
でももうすぐ9月!9月にはまたチャレンジを始めようと思っているので、
そろそろ決めないとなぁぁ…

 こういうことを考えるのは自然なことだと、科学的な裏づけっていうのがあったりしないのかしら。…ハァ。でもしょうがないよなぁ、悩んじゃうんだもん。
植物に例えたら、夢っていう名の鉢に「設計」ていう芽がやっとでて、水をやり、肥料をやり、陽の光をあて、一生懸命育てていたら…いつの間にかその同じ鉢の中に「結婚・出産」っていう芽が芽生えて急成長し始めたというか。どっちか間引かないとねっていう状況になりつつあるのか?

 じゃあ植物の場合は、鉢に後から芽をだした苗木もちゃんと育てたい場合はどうする?それは…別の鉢に植え替える。もしくは地植えにする。この場合は庭がないとなぁ。そしてどちらも春と秋っていう植え替えの季節があるからなぁ…
って何考えてんだ私は…

 私はほんの数ヶ月前までは「好きなことを見つけたから、30歳を前に結婚したいとかそいういうことで悩まないヨ~ン」と余裕でいたのに、この有様。こんな自分に戸惑いを感じている今日この頃なのであった。

上手にお付き合い

2006-01-30 00:26:30 | 悩み事
 最近ちょっとしんどいことがあって、気持ちが低迷気味…

自分の進路のことも、書類を送った先からのお返事はまだなく、
なんだかやっぱり現実から逃避していて、足踏み状態。
やらなければいけないことはわかっているのに、動かない、臆病な自分。

ああー、こんな自分は嫌いだ。
まずは生活する為のお金を稼ぐ仕事と、自分の興味のある職業がマッチした職を
探すことが先決だ。
こうして書いていると考えが明確になる。
なんだか、自分を自分で焦らせているな。

 とにかく今はあんまり調子がよくないらしい。
そのうち、ペースができてくるだろう。
私は頑張りすぎて(といっても努力するのとは違う)気負いすぎてしまうタイプらしい。
そういう私はまぁ、いってみれば臆病者なのだけど、それを焦らせると決していいことはない。自分ではうつになりやすいタイプ、だと思う。
他人から求められる自分にならなきゃ、と頑張ろうとするのだが、
そんな完璧な人はいないし、なる必要はない。

それが人の為にも自分の為にもならないことも分かっている。
でもつい、あれもこれもできたらいいのにと思う。
そしてブレーカーが落ちるように、プツンとすべての動作が停止する。
(あるいはオーバーヒートする、か)
今まではそういう風に何度かブレーカーが落ちて、その度に周囲の人に支えられ、
周りからも頑張りすぎるなと言われ、自分ももっと気楽に生きようと思った。

でも、今のままじゃだめだって結局自分を否定し続けてきた。
向上心からそう思う時もあれば、恐怖心からそう思う時もある。

そんなの疲れて当然だ。
でも自分の性格につきあっていかなきゃな。
背伸びせず、等身大の自分で、なりたい自分に向かって、少しずつ順番に地道な努力をしよう。
思い通りにいかない時はつい焦ってしまうけど、でもそれも自分なんだ。

 今日は気温が10度、暖かいので気分転換に徒歩で30分ほど買い物がてら駅前まで散歩した。
空は青いなぁ。自分の歩幅で歩いていると気持ちがいい。小春日和の陽気の中で歩いていて、生きててよかったなぁと思った。
駅前の本屋に寄ると正面に「別冊太陽」という聞いたことのない雑誌のムックが並んでいた。
…金子みすヾの世界、司馬遼太郎、狩野派(日本画)、假屋崎省吾の花の世界について等等、どれも魅力的だった。特に歴史小説作家・司馬遼太郎のムックはページをめくると、「二十一世紀を生きる君たちへ」というメッセージが目に飛び込んできた。その文章は『千と千尋の神隠し 千尋の大冒険』という本で読んだことがあり、宮崎駿が尊敬する人物として司馬遼太郎をあげていることから司馬氏が二十一世紀を生きる子供たちへ宛てたこの全文が掲載されていたのだ。
ムックにはその一部が大きな活字で誌面の空間を広くつかって、レイアウトされていた。

 「君たちはつねに晴れあがった空のように、たかだかとした心をもたねばならない」
 この一文を読んで泣けてしまった。
今の私を律するこの言葉にとても励まされた。

 あと、最近感動した作品:
 ウルフルズ『サウライソウル』…厳しい音楽業界で売り上げ不振の時にはレコード会社から何度も契約を切られそうになって(と、ウルフルズ好き元ミュージシャンマネージャーの元同僚であり友人である人から聞いた)、でもここまでやってきたウルフルズ。ストレートすぎるほどストレートで、それが時代のその時々の気分に受け入れられない時もあった。でも、10年間自分たちのスタイルで頑張ってきた、そのことが今の自分を励ましてくれたんだと思う。
 YUI『TOKYO』…洋服屋で流れていた有線放送で聴いた。店員さんに「今流れているのは有線ですか?」と思わず尋ねてしまった。ネットで調べたらYUIという人が歌っているらしい。「強がらないと夢はつかめない」というような歌詞をアンニュイな調子で歌っていて、よかった。よかったっていうんじゃないな、心に響いた。

すごろく

2006-01-23 00:52:06 | 悩み事
 「ふりだしに戻る」
げっ!ふりだしか…
今の心境はそんな感じです。

 進学するのはやめました。
今日、履歴書に貼る写真を撮ってきたけれど、目の下にクマが…すんごい疲れた顔。
まったく余裕のない顔。
母にはちょっと前に撮ったスピード写真のほうが断然いいと言われ、困った。
でも、これも自分だから仕方ない。
写真は調子のいいときに撮っておかないとだめですね。

自分を見放したらおわりだから…
働こうと思います。
そして自立しようと思います。
当たり前のことですが、今の私にとってはとてもエネルギーのいることです。

 認めたくはなかったけど、私はNEETだと思う。
つまづき型ニートというらしい。
年齢なんて関係ない、私の精神年齢は中学生あたりでとまっているんじゃないか。
大人と対等に話す自信がない。

 でももう決めた。気持ちは固まった。
社会にでて、仕事をしてお給料をもらい、責任を果たして最初の自由を手に入れる。そこからやりたいことをやる。

そんなこと、25歳を過ぎて今更何言ってるんだ、なんて救いようがないと思う人もいるだろう。
幼いと思われるだろうし、せせら笑う人もいるだろう。
でも、それに気付くのに私の場合これだけ時間が必要だったんだ。
そう思うしかない。

求めているものって

2006-01-18 01:53:30 | 悩み事
 私が求めているものってなんなんだろう。
京都へ行って、そう思った。

 私は色んなものに憧れる。興味ももつ。
バイオリンをやれば一流のバイオリニストのように弾けたらと思うし、
絵だったらデザインや作品を世にだしてあっと驚くような表現をしたいとおもうし、
歌を歌えばそれなりにうまいと言われ、歌手になってみるのもいいと思ったし、
背の高さと個性が勝負の世界で、きれいな服を着られ、脚光を浴びるのも気持ちがいいからモデルになりたいとも思ったし、
胸の張り裂けそうな失恋やドラマチックな出来事、その感動を残したいと作家や映画づくりをしたいと思ったこともあるし、

 料理もうまくなりたい、
 頭もよくなりたい、
 人と仲良くやっていきたい、
 色んなところに旅行にもいきたい、
 お洒落したい、

 なに言ってんだろ?
子供じゃん!それで親のお金で進学しようとしているなんて、ばかじゃん!

 欲張りなんです。きっと。
優先順位をつけなければなにをやっても中途半端だ。
なにから先にやろうかな?
そしてやっぱり自分で責任のとれる範囲でやらなきゃだめだ。

 じゃないと自分の実力をわきまえず、今の足元をみずに、自分では抱えきれないほど大きな夢や理想を描いてしまう。

 何が一番大事なんだろう?
もう一度整理しなければ…モラトリアム期間ももう終わりにしなければ。