活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月25日】

2012-08-25 | 文庫

今年の富士山は気温が高く、風もなく実に穏やかな登山となりました。小学生がいっぱいいたし、山ガールに触発されたのかどうか、青年も多かったです。昔は山登りは青年のスポーツでしたが、現代は中高年のものとなっています。でも富士山を見ている限り、若い人も多いなぁと思いました。持っていった深田久弥の山頂山麓ですが、帰りのバスで読んだ初秋の富士山という紀行文、昭和16年の9月下旬の登山のことが書いてあります。昭和もこの頃は富士登山は現代と変わらぬ位で、8月などは行列で登山者が溢れていたそうです。ただ、5合目に通じるスカイラインはスバルも表もありませんから、1合目から歩いたのですね。著者も富士吉田口馬返から登山を始めています。今もそうですが当時もこの頃はもう山小屋が閉じていて途中泊まる場所はありません。でもシュラフを持っていって何とか(強風の中)登ってしまうのですね。そして須走口に下りますが、今では5合目からバスで御殿場に出るところ、須走村まで歩き通すわけですから、昔の人の登山には敬服します。

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