活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月10日】

2012-08-10 | 文庫

古代ローマ人の24時間を読了。115年トラヤヌス帝の時代のローマのある一日を通して、ローマ帝国の文化を知ることができました。街の治安、奴隷、闘険士、食事、日常、性、風呂、料理などなどです。特に料理は面白く、トマトもジャガイモもナスもパスタもない時代のイタリア料理(の原点)でありますが、フラミンゴや豚の肉料理に香辛料とオリーブオイルなどで味をつけてオーブン(石窯?)で焼き上げるというのが一つの基本のようです。もちろんこの頃から魚料理もありましたが、けっこう高級だったようです。しかしこの時代に150万人の人口を抱えた帝国の首都ローマは、そこにすべて現代西欧の原点がありますね。中世で途絶えてしまったものもありますが、基本として脈付いていることは確かですね。
実は今日から夏休みで、一週間前に買ったビックコミックオリジナルを食卓に置いておいたままにしておいたのをようやく読みました。

「古代ローマ人の24時間」アルベルト・アンジェラ 河出文庫

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