鉄道ピクトリアルアーカイブセレクションの貨物輸送1950-1960を車中で読みました。この本を読むのは相当鉄オタかとも思われますが、自分が鉄オタと思ったことはなく、1950年代を知りたくて読んだようなものです。この時代は国鉄がまだ黒字で、でも旅客の伸びに対して貨物の伸びがなく、それは始まったモータリゼーションの影響もありますが、A駅からB駅までの貨物列車の40%の時間が操車場で無為に過ごされ、そのおかげで平均時速が10kmないというとんでもない輸送効率のおかげであったのです。戦前では許されたのですが、終戦も10年が経つ頃には許されず、国鉄も操車場の改善やコンテナの開発をして乗り切ろうとしますが、様々な投資もトラック輸送の伸びには勝てず、赤字の要因となっていきます。そして民営化へとつながるわけですね。
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