【1月20日】

　宮部みゆき「理由」を読了。殺人事件を通して家族とは、親子とはという問題を提起した小説でした。重松清の解説にもありますが、登場する家族一つ一つが短編小説になりうるほど密度濃く書き込まれています。
　今回読んだのは朝日文庫ですが、新潮文庫からも出ています。著者曰く、新潮文庫に著作が多いので是非、この作品を新潮文庫の背表紙で並べたかったということで出してもらったと新潮文庫の後書きにありました。
　経済学者日下公人氏のコラムはなかなか面白い。ネット記事ですがどのコラムも読ませてくます。なかでもマルクスのことを書いた
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/14/は面白かったです。
　２０日なのでビックコミックオリジナルの日。面白い長期連載がおおいのですが、風の大地はぼちぼちマンネリしてきたかなという感じ。

「理由」宮部みゆき　朝日文庫