四国遍路ひとり歩き:第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺:その2
2月28日(木)
《歩行》宍喰・えびす旅館03:27~民宿・徳増~ロッジ室戸岬~24番最御崎寺15:13~民宿・室戸荘16:00(泊)=行動時間12時間33分(40.6キロ)
【水平線から日の出】
太平洋から日の出だ!
佐喜浜あたりでお昼かなと心づもりしていたが、佐喜浜に着いたのは予定より2時間早かった。
予約の宿をキャンセルして、室戸岬まで足を延ばすことにする。
菜の花畑にお宮さんが鎮座する。その先にある宿の前を通る時は、さすがに“おばちゃん、キャンセルしてごめんやで、”と心の中で謝る。
佐喜浜から先は、自販機もないと聞いていたが、今は様変わりしている。
飲み物はいくらでも自販機で手に入る。コンビニ・食堂が全く無い。
集落で家々を托鉢しながら行く遍路さんを追い越す。
ホテルが点在する観光地・室戸岬が近くなる。
野根饅頭を買ったら~“エーッ、また!”、1パックおまけをつけてくれた。
時間に余裕があるので、海洋深層水の足湯に立ち寄る。
気合をいれて、24番最御崎寺への石段を登る。
階段の途中でパンを立ち食いしている人がいる。傍らに荷物を5個ほども置いている。奥さんを待っているのかと思う。
最御崎寺納経所の坊さん見習いは無愛想だ。病気持ちなのかとせいぜい良いように解釈する。
竹内大先達に教えていただいた“うまめの木”は残念ながら予約満杯で泊まれない。
代わりに選んだ民宿・室戸荘は設備古く、“初めてハズレか”と早とちりする。
とんでもない、食事は抜群。おそらく他所では出ない軍鶏やマンボーをうまれて初めて味わう。宿の女将さんと息子はとても愛想が良い。
私以外に3人が同宿。バイクでお遍路している若者、私と同年代の自営おばさん、托鉢のみで生計を営んでいる方(話が面白い、遍路三昧、すでに地球を2周半したとか。お大師さんや観音さまに優しい言葉をかけてもらったそう~~、いいなぁ。)
【室戸市に突入】このワンコがズーット付いてくる
【釣り人は泳いで渡ったの?】沖の岩で釣りをしている
【おもしろい形の岩が色々ある】
【サンゴジュ?】
【室戸岬が見えてくる】
【海洋深層水の足湯】
【弘法太子が寝泊りした洞穴】
【最御崎寺山門】室戸岬にある
【ヤッコソウ】シイに寄生、最御崎寺境内
【ここが室戸岬先端】
2月29日(金)
《歩行》民宿・室戸荘7:04~25番津照寺8:20~26番金剛頂寺9:48~吉良川伝統建築街~奈半利駅15:30=行動時間8時間26分(28.3キロ)
遍路宿の朝食はどの宿も6時半からというのが多い。
美味しい朝食を急いでかきこむ。
東京へ帰る夜行バスを予約してあるので、せかせか歩く。
25番津照寺は商店街にある。
果物を並べ始めている店で苺を買い求める。
当たり、甘い
26番金剛頂寺からの下りはひんぱんに曲がって曲がって国道に合流する。弘法大師が三日三晩、道迷いしたって本当?
最御崎寺への石段で、昨日見かけた人は、まるで担ぎやさんのごとく荷物が多くて大変そうだ。
どうやら野宿している様子。
公園で、野営の後片付けをしている夫婦を見かける。
2台の荷車をひいて、お遍路しておられる。
4輪+2輪で香川の自宅から毎日やってきて、歩き遍路をしている人にも会う。
皆さん、夫々やり方を工夫して、遍路なさっている。
吉良川は賑やかな町である。店舗も多い。
立派なお屋敷が並んでいる。
水産物加工会社を通りかかる。焼きたてのメザシをご馳走になる。
丸々太ったメザシを頭・内臓ごとぜーんぶ頂く。新鮮だから苦くない。
公民館で靴紐を解き、トイレを借りる。
なんとそこから100mほども行くと、公衆便所が設置されているではないの。
教えてくれたら良いのに、へんに遠慮したのかな。
羽根で海沿いの国道55号を離れて、中山峠越えするつもりでいたが、分岐に気付かず55号線を行ってしまう。
後ろから来た青年に訊くと、その人も、峠越えの道があることを知らず、海べりを歩いてきたという。この青年は3月21日まで歩き続ける予定だそう。
遂に今回のゴール・奈半利駅に到着する。打ち止めのご挨拶は26番金剛頂寺ですませてきた。
日帰り入浴ができる二十三士温泉まで足を延ばすのが億劫になり、入浴せずに帰る。
愛用した竹杖を次回訪れる時まで、駅のさる所に隠しおく。
【釣りを楽しむ人】沖に見える岩
【津照寺山門】
【仁王像ではなく大草履】津照寺
【金剛頂寺】
【弘法太子19歳像】金剛頂寺
【童子群像】金剛頂寺
【伝統的建築物】吉良川
【ニワフジ?】
【足摺岬はるか】
【お供してくれた竹杖】
【入り江・船泊まり】
【立派なお屋敷が多い】
第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺:その1
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2月28日(木)
《歩行》宍喰・えびす旅館03:27~民宿・徳増~ロッジ室戸岬~24番最御崎寺15:13~民宿・室戸荘16:00(泊)=行動時間12時間33分(40.6キロ)
【水平線から日の出】
太平洋から日の出だ!
佐喜浜あたりでお昼かなと心づもりしていたが、佐喜浜に着いたのは予定より2時間早かった。
予約の宿をキャンセルして、室戸岬まで足を延ばすことにする。
菜の花畑にお宮さんが鎮座する。その先にある宿の前を通る時は、さすがに“おばちゃん、キャンセルしてごめんやで、”と心の中で謝る。
佐喜浜から先は、自販機もないと聞いていたが、今は様変わりしている。
飲み物はいくらでも自販機で手に入る。コンビニ・食堂が全く無い。
集落で家々を托鉢しながら行く遍路さんを追い越す。
ホテルが点在する観光地・室戸岬が近くなる。
野根饅頭を買ったら~“エーッ、また!”、1パックおまけをつけてくれた。
時間に余裕があるので、海洋深層水の足湯に立ち寄る。
気合をいれて、24番最御崎寺への石段を登る。
階段の途中でパンを立ち食いしている人がいる。傍らに荷物を5個ほども置いている。奥さんを待っているのかと思う。
最御崎寺納経所の坊さん見習いは無愛想だ。病気持ちなのかとせいぜい良いように解釈する。
竹内大先達に教えていただいた“うまめの木”は残念ながら予約満杯で泊まれない。
代わりに選んだ民宿・室戸荘は設備古く、“初めてハズレか”と早とちりする。
とんでもない、食事は抜群。おそらく他所では出ない軍鶏やマンボーをうまれて初めて味わう。宿の女将さんと息子はとても愛想が良い。
私以外に3人が同宿。バイクでお遍路している若者、私と同年代の自営おばさん、托鉢のみで生計を営んでいる方(話が面白い、遍路三昧、すでに地球を2周半したとか。お大師さんや観音さまに優しい言葉をかけてもらったそう~~、いいなぁ。)
【室戸市に突入】このワンコがズーット付いてくる
【釣り人は泳いで渡ったの?】沖の岩で釣りをしている
【おもしろい形の岩が色々ある】
【サンゴジュ?】
【室戸岬が見えてくる】
【海洋深層水の足湯】
【弘法太子が寝泊りした洞穴】
【最御崎寺山門】室戸岬にある
【ヤッコソウ】シイに寄生、最御崎寺境内
【ここが室戸岬先端】
2月29日(金)
《歩行》民宿・室戸荘7:04~25番津照寺8:20~26番金剛頂寺9:48~吉良川伝統建築街~奈半利駅15:30=行動時間8時間26分(28.3キロ)
遍路宿の朝食はどの宿も6時半からというのが多い。
美味しい朝食を急いでかきこむ。
東京へ帰る夜行バスを予約してあるので、せかせか歩く。
25番津照寺は商店街にある。
果物を並べ始めている店で苺を買い求める。
当たり、甘い
26番金剛頂寺からの下りはひんぱんに曲がって曲がって国道に合流する。弘法大師が三日三晩、道迷いしたって本当?
最御崎寺への石段で、昨日見かけた人は、まるで担ぎやさんのごとく荷物が多くて大変そうだ。
どうやら野宿している様子。
公園で、野営の後片付けをしている夫婦を見かける。
2台の荷車をひいて、お遍路しておられる。
4輪+2輪で香川の自宅から毎日やってきて、歩き遍路をしている人にも会う。
皆さん、夫々やり方を工夫して、遍路なさっている。
吉良川は賑やかな町である。店舗も多い。
立派なお屋敷が並んでいる。
水産物加工会社を通りかかる。焼きたてのメザシをご馳走になる。
丸々太ったメザシを頭・内臓ごとぜーんぶ頂く。新鮮だから苦くない。
公民館で靴紐を解き、トイレを借りる。
なんとそこから100mほども行くと、公衆便所が設置されているではないの。
教えてくれたら良いのに、へんに遠慮したのかな。
羽根で海沿いの国道55号を離れて、中山峠越えするつもりでいたが、分岐に気付かず55号線を行ってしまう。
後ろから来た青年に訊くと、その人も、峠越えの道があることを知らず、海べりを歩いてきたという。この青年は3月21日まで歩き続ける予定だそう。
遂に今回のゴール・奈半利駅に到着する。打ち止めのご挨拶は26番金剛頂寺ですませてきた。
日帰り入浴ができる二十三士温泉まで足を延ばすのが億劫になり、入浴せずに帰る。
愛用した竹杖を次回訪れる時まで、駅のさる所に隠しおく。
【釣りを楽しむ人】沖に見える岩
【津照寺山門】
【仁王像ではなく大草履】津照寺
【金剛頂寺】
【弘法太子19歳像】金剛頂寺
【童子群像】金剛頂寺
【伝統的建築物】吉良川
【ニワフジ?】
【足摺岬はるか】
【お供してくれた竹杖】
【入り江・船泊まり】
【立派なお屋敷が多い】
第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺:その1
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次回も気をつけていってらっさいませ・・・。
杖は無事あって、大いに助けてくれました。