登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

東京:冬の雲取山

2009-02-16 | 東京の山
   冬の雲取山

2009年2月12日(木)~13日(金)

フカフカ雪道を歩きたいな・・と雲取山に登る。
雪はウスーク積もっていた。


《往路》2月12日(木)
 JR溝ノ口6:45(南武線)
 ⇒立川7:18-7:26(青梅線)
 ⇒拝島7:37-7:42(青梅線)
 ⇒青梅8:00-8:01(青梅線)
 ⇒奥多摩8:37-8:45(西東京バス)
 ⇒バス停・鴨沢9:23
      
《帰路》13日(金)
 バス停・三峰山(西武バス)13:45
 ⇒西武秩父15:00-15:25(西武特急)
 ⇒池袋16:46-16:53(副都心線)
 ⇒渋谷17:04
 
《宿》
2月12日(木) 雲取山荘 

《費用》
  交通費
   電車往復 ¥2790
   バス往復 ¥1510
  宿代
   雲取山荘 ¥5000(素泊り)

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《歩程》
2月12日(木)
昼過ぎ頃から、鴨沢へ下山する単独行男性10人ほどにパラパラ会いはじめる。
「暖かい日和ですね」が異口同音の挨拶。
なかに長沢背稜を通ってきたツワモノがいる。
古里駅から歩き始め、川苔山を越え、一杯水小屋で一泊。
そこから長沢背稜をたどって、雲取山荘泊まり。
「イヤー、疲れました」そう言いつつも、顔は、やったぜと満足そう。

七ツ石小屋下でルートは2通りに分かれる。
七ツ石山は通らず、安易な巻き道を選ぶ。

雲取山頂まで、アイゼンは着けずに通す。
七ツ石山を通った人は、七ツ石山からの下りでアイゼンを装着したと言っていた。

今宵、雲取山荘の客は私1人。
戸外もシーンと静まり、月光が積もった雪を照らしている。
個室の豆タンおこたが暖かい。


鴨沢9:35~堂所11:40(昼食)~七ツ石小屋分岐12:38~
ブナダワ13:17~奥多摩小屋13:50~雲取山15:05~雲取山荘15:37
=行動時間6時間02分

【民家の塀に標識がある】


【堂所】ここで昼食にする


【南アルプスを望む】 


【ブナタワ】カラマツ林が青空に映える


【飛竜山~三ツ山】


【奥多摩小屋】同じバスだった2人連れはこの小屋で泊まる。後ろに雲取山が見える


【富士山が姿を見せる】富士山の前に陣取っている山は黒岳・雁ヶ腹摺山・大菩薩連嶺だろうか


【雲取避難小屋を目指して登る】積雪は少ない


【雲取山】富士山が霞む。


【雲取山荘到着】山頂から山荘までは20分ほどだが、アイゼンを装着して下る。
ロープで誘導してあり、歩きやすくなっている。玄関前、カマクラがお迎え。


【自炊】チルドのハンバーグを温める。自炊小屋にもストーブを点けてくれる。



2月13日(金)
道中、誰にも会わない。
コースはほぼ北に向かう。
待望のフカフカ雪がでてくる。
フカフカ雪を歩くと、なぜか幸せ気分になる 

踏み跡が凍結している。
ヤセ尾根の急な下りは慎重を期す。

雲取山荘の晃一若主人が懇切丁寧に教えてくれた通り、霧藻ヶ峰の下りまでアイゼンを装着したまま歩く。

今日のコース、雲取山荘から三峰神社へは、小ピークを6回ほども越える。
その度に登りかえす。
標高は確実に下げているのだが、実感は下山ではなく、登っている感覚だ。

お清平直前の急な下りは凍結していて、通過するのに時間が掛かる。

ともあれ、雲取山荘から三峰神社へは、アイゼン歩行の練習にもってこいのコースである。
お蔵入りしていた8本爪アイゼンを、軽いのが良いからと久しぶりに使う。

三峰神社へ「日帰り入浴」にきた人に会う。
麓の大滝温泉から源泉を運んできているという。
リピーターだから、良い温泉なのだろう。

バス停・三峰山に着くと、まずアイゼンの泥落としにかかる。

担いでいるコンロと水で、コーヒーを淹れる 

広い駐車場の一角で和名倉山を眺めながら、ほっとするひととき 


雲取山荘7:13~大ダワ7:47~芋ノ木ドッケ8:55~白岩小屋9:11~
お清平10:49~霧藻ヶ峰11:23~妙法ヶ岳分岐12:10
~鳥居12:39~バス停・三峰山12:55=行動時間5時間42分

【大タワ】


【唐松尾山・西仙波~東仙波】


【ギザギザの両神山】


【コメツガ原生林を行く】


【芋ノ木ドッケ】


【落葉したダケカンバの林】


【白岩山】


【フカフカご機嫌な雪道】


【和名倉山】右端、図体の大きい山


【前白岩山】


【落葉したブナ林】


【前白岩ノ肩】


【お清平】


【霧藻ヶ峰】奥にウッスラ両神山が見える


【秩父の宮レリーフ】霧藻ヶ峰の名付け親


【登るときはこの鳥居をくぐって雲取山へ】


【雲取山登山口】


【バス停・三峰山】


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四国遍路第8回 :81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺:その3

2009-02-08 | 四国遍路ひとり歩き
第8回:81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺:その3

1月28日(水) 88 (24.4キロ) 白鳥温泉(泊)

1番霊山寺へ戻るルートは、10番切幡寺経由ではなく、大坂峠越えにする。



ながお路 7:00出発


「道の駅ながお」朝市でぽんかんを買い求める。
四国へきてから、ずーっと果物欠乏症だった。

遍路マークに従って左折すると、来栖神社へ出る。
あれれ、多和神社を通るつもりだったが~~

【女体山登山口】木製階段や鉄製橋など歩きやすく整備してある


【難所にさしかかる】スリップしないよう細心の注意をはらう


【危険地帯突破】五剣山・小豆島・屋島・壇ノ浦・瀬戸内海が一望のもと


女体山11:03


大窪寺奥の院「胎蔵峰」11:30  


↓15.0キロ
88番大窪寺 11:53


【ご利益錫杖】お祈りしながら回すとご利益がある?


【イチョウの巨樹】


【二層になった仁王門】


【弘法大師像】両脇にミニチュア大師像がびっしり並んでいる


【二天門】


大師堂のベンチで休みがてら、ゆるーり昼食を摂る、パン・チーズ・えび天・ぽんかん。
ポカポカ陽気 
結願の感激は未だわかない、それより大坂峠へのルートが明瞭かどうか。
 
↓9.4キロ
白鳥温泉(泊) 到着15:24 (24.4キロ 行動時間8時間24分)

【白鳥温泉】日帰り入浴客で賑わっている


【最後の晩餐】大食いの登子、完食! 


1月29日(木) 大坂峠~3~1(29.6キロ) 大阪・実家(泊)



白鳥温泉 6:00出発
今日は 距離が長いので、ヘッドランプを点けて早発ちする。

鼻水が治まっている。2服、飲んだ「改源」が効いたようだ。
昨日は歩きながら鼻をかむのに忙しかった。

引田インターチェンジ手前で、右折マークを見落とす。
500mほど戻り、通りがかったバイクをとめて道を教えてもらう。

【he died】 車にはねられたようだ


【東山あたりの池】


【アカシアのつぼみ】


【道しるべが隠れている】遍路マークが少ない、「四国のみち」指導標が頼り


【大坂峠へ2キロ】


【風情のある素敵な道】その昔、牛馬荷車が往来したのか、幅広の道が続く          「歴史の道百選ー文化庁」とある


大坂峠 12:06 

↓25.6キロ
3番金泉寺 14:00


↓2.6キロ
2番極楽寺 14:57

↓1.4キロ
1番霊山寺 到着15:16 


高速バス停・鳴門西15:47到着 (29.6キロ 行動時間9時間47分)

高速・鳴門西バス停へは散歩中の人が案内してくれ、大助かり。

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1月30日(金)予定では 高野山町石道 (24.1キロ)を歩くつもりだったが、雨天につき、中止  

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【総括】        

○歩くのが趣味      
○目標達成へ意欲            
○遍路宿の夕食が楽しみ  
○道標が完備している
○家族が健康
などで、八十八寺まわれた                       

【費用概算】
  宿泊 30泊=¥185940
  交通 8往復=¥204650
  遍路用品・納経料・お賽銭  ¥32000
  
【効用】
必要に迫られて誰彼なしに、道を尋ねる、そこから
発展して、臆せず気軽に他人と会話するようになる。

【お接待文化】
遍路道沿い在住の方々に連綿と引き継がれているかに思えるお接待、
お遍路を見たら、即、お布施をあげる行為を私は「お接待文化」と
勝手に名づけた。
決して代償を求めない、一方通行の純然たる施し。
他の地方では見られない特有の気質。

翻って、お接待を受けた我輩はいただいた好意を何方かにタッチしなきゃ
、自分止まりで終わらないことを心掛けよう。

空海=弘法大師に興味を持つ、伝記があれば読んでみよう。

その1
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四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺:その2

2009-02-06 | 四国遍路ひとり歩き
第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺:その2

2009年1月27日(火) 84~87 (27.5キロ) ながお路(泊)



東横イン高松 6:55出発

東横インで朝食のバイキングをいただく。
ビジネスマンでテーブルは満席になる。

【屋島が姿を見せる】


↓8.3キロ
84番屋島寺 8:05 

ウオーキングの人々に大勢出会う。坂道は手頃な散歩コースだ。

【山門】




【仁王門】正面に朱塗り本堂が見える


【仁王さん】

 
【蓑山大明神】狸像一対


【展望台から五剣山を望む】五剣山・中腹にある85番八栗寺をめざし、歩を進める


山田屋うどん10:58 今回の旅で、一番楽しみにしていたうどん屋は臨時休業、残念至極!
 

↓5.4キロ
85番八栗寺 11:29
 
【後ろに特異な山容の五剣山がそびえる】


【桧皮葺き屋根の本堂】 狛犬や龍彫り物が見事


【大師堂】


【朱色多宝塔】


道の駅牟礼・昼食13:17 鯛の刺身(志度湾で養殖した獲れたて鯛かも)・里芋煮っころがしに舌づつみ


【京町家風の民家】平賀源内邸の近く


  ↓6.5キロ
86番志度寺 14:00
 
【仁王門】


【本堂】


【五輪塔】不比等が海中に落とした宝珠を探しだした海女さんの墓


門前で生姜のきいた「竹林糖」を買い求める。

JR線沿いにオレンジタウン分譲地を見ながら進む。
売れ残りが相当あり、購入した人達はマイカー通勤、分譲地に2駅作ったJRの目論見は見事にハズレ。

【あす登る女体山がうっすら見える】


↓7.2キロ
87番長尾寺 16:12
 
【経憧】蒙古襲来時に出征した兵士霊を祭る(写経を埋めた上に建てる)


【本堂】


【見事な彫り物】


【静御前剃髪塚】静御前は、この地に庵をむすび、住みついた


長尾寺の境内で野営装備の歩き遍路さんを見かける。
今回の旅、最初で最後に会った歩き遍路さん。
「今夜は鶴亀公園でテント設営する
コインランドリーを探して寄り道するので、ここまで50泊している
88番から1番へ戻るルートは、10番切幡寺経由にする
最初のころ、11番札所までは作法通り参拝していない
気になるので、11番から参拝しながら逆回りで1番へ戻る」
など等、会話する。
この時期、テントはさぞかし寒かろう 
↓0.1キロ
ながお路(泊) 到着16:40 (27.5キロ 行動時間9時間45分)

「ながお路」女将さんは博識だ、色々教えてもらう。
話を聞いて、京都・東寺を訪れる気になる。

その3 
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四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺:その1

2009-02-05 | 四国遍路ひとり歩き
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2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺
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第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺:その1
          
2009年1月25日(日)~31日(土)

《往路》     1月25日(日)
   JR東京22:00(9番ホーム21:47入線 サンライズ瀬戸・夜行車中泊)
    ⇒ 26日(月)坂出7:08ー7:14(予讃線)⇒JR八十場駅7:20

《四国から大阪へ》1月29日(木)
   高速バス停・鳴門西15:43 発(南海バス¥3200)
   ⇒南海ナンバ17:49着  (実家泊)

《帰路》     1月31日(土)
   JR新大阪6:28(ひかり)⇒品川9:33

《経費》
  交通費 往路 JR  ¥10020
       帰路 高速バス¥3200
           JR  ¥9610
    ------------
      計       ¥22830

  宿代  3泊   計 ¥20840
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《歩行》                   《宿》
1月26日(月) 81~83 (29.5キロ) 東横イン高松 ¥5040(2食)
                           
1月27日(火) 84~87 (27.5キロ) ながお路 ¥6500(2食)
                                
1月28日(水) 88    (24.4キロ) 白鳥温泉 ¥9300(夕のみ)
                       
1月29日(木)大坂峠~3~1(29.6キロ)  大阪・実家   
  
1月30日(金)雨天につき、高野山 中止   大阪・実家
            ----------
         歩程合計 111.1キロ

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《今回参拝したお寺》

  

  

  

《行程》

1月26日(月) 81~83 (29.5キロ) 東横イン高松(泊)


JR八十場駅7:34
 79番高照院近くの八十場駅が今回の出発地点である。33号を横切り、雲井橋に出る。
雲井橋たもとにある喫茶「ホクセイ」で朝食にする。
お接待にサンドイッチを頂く。

坂出簡保センターへの道を右に分け、地道に入る。
瀬戸大橋が見える

【長い長い階段を登りきると白峯寺はもうすぐ】

↓6、5キロ
81番白峯寺 9:50

【十九丁】80番国分寺からの道が合流する


↓5.0キロ
82番根香寺 11:57  
【牛鬼像】


【樹齢1600年のケヤキ】枯れてしまった


【朱塗りの門】


【役ノ行者像】四国にも役ノ行者は出没しているのか


五色台みかん園まで来た道を戻る。昼食12:41
【昼食はミックスサンドイッチ】今朝、モーニングを食べた喫茶「ホクセイ」さんから頂いた、マウーイ!


【瀬戸内海の小島が見える】右にある屋島は陸続き、島ではない


【盆栽の苗畑】盆栽通りへ行く標識が歩行者用ではない、ウロウロ探す


JR鬼無駅から香東川へ、何度もクネクネ曲がる。
遍路マークを見落とし、現在地が分らない。
折りよく通りがかった郵便配達さんに尋ねる。
この方には3回もお会いし、その都度、軌道修正してもらう。
方向音痴もいいとこ、ヤレヤレ~~ 
 ↓11、9キロ
83番一宮寺 16:13
 一宮寺納経所でおはぎ・みかんを頂く。

【地獄の釜】頭を突っ込むとゴォーと音がする


↓6.1キロ
東横イン高松(泊)到着18:04 (29.5キロ) 行動時間10時間30分
 東横インはチェックインラッシュ、行列に並ぶ。
 夕食は19:00開始 無くなり次第終了、今日のメニューはポークカレー。
 コインランドリーあり。

その2 
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