登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

北アルプスの花

2006-09-12 | 高山植物
2006年9月5日(火)~7日(木)

北アルプス:イブリ尾根~朝日岳~白馬岳~旭岳~清水尾根~祖母谷温泉
を縦走したとき写した花々。

【オニシオガマ】             【リョウブ】
 

  【クルマバハグマ】            【イワショウブ】
 

【キンコウカ】            【エゾシオガマ】
 

【ダイモンジソウ】                    【イワイチョウ】
 

【オオレイジンソウ】              【ミヤマリンドウ】
 

【ウサギギク】                     【ニッコウキスゲ】
 

【ヒオウギアヤメ】                  【シモツケソウ】
 

【カライトソウ】                      【フジアザミ】
 

【イブキジャコウソウ】               【タテヤマウツボグサ】
  

【イワオトギリ】                 【ハクサンコザクラ】
  

【チングルマ】                       【チングルマ】
  

【ミソガワソウ】                    【シナノキンバイ】
  

【クルマユリ】                       【コゴメグサ】
  

【コマクサ】                      【ミヤマムラサキ】
  

【タカネマツムシソウ】                【ハクサンシャジン】
  

【イブキトラノオ】                   【テガタチドリ】
  

【クロマメノキ】                     【チョウジギク】
  

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北アルプス:朝日岳~雪倉岳~小蓮華山~白馬岳~旭岳~清水岳

2006-09-10 | 北アルプス
2006年9月5日(火)~7日(木)

9月5日(火) コース・到着時間:北又小屋6:15~イブリ5合目8:17~イブリ山9:53~朝日小屋12:08=13:10~朝日岳14:11~朝日小屋15:00(泊)=
行動時間8時間45分


JR北陸線・泊駅から北又小屋までタクシー1時間。
途中、小川温泉元湯を通る。



 ⇒ 

北又小屋主に登山道状況を尋ねる。
全く問題ない、迷うところも無いとのこと。

【北又ダム直下の吊橋から歩き始める】


1合目から10合目まで合目表示を励みにイブリ山をめざす。
手入れの行き届いた登山道である。
崩れて危険な所はあらたに巻き道を設けてある。
単独行の熟女がゆっくり下山してきた。昨日登った道をピストンしているそう。

【大量に落下しているブナの実】 芽生えているのもある。


朝日小屋の従業員2人が下山してきた。
今夏の勤めを終えて、ネパールに帰国するという。

【ナラの大木】


【イブリ山頂上】 ここで降り出し、雨具を着ける


【広大なお花畑】 朝日小屋まで1.5kmほど延々と続くお花畑。今はチングルマが大群落をなしている。こんな大規模な花園は寡聞にして知らない。


雪渓には、9月というのにハクサンコザクラの群生が見られ、感激する。

朝日小屋へチェックイン。
ストーブの傍らで昼弁当をひろげる。

一瞬、陽が差したのに勢いを得て、空身で朝日岳まで往復する。

【朝日岳頂上】ガスの中、展望なし


9月6日(水) コース・到着時刻:朝日小屋5:45~(水平道)~朝日岳分岐7:16~雪倉岳9:47~鉱山道分岐11:10~三国境12:11~小蓮華山12:51~三国境13:33~白馬岳14:21~白馬山荘14:35(泊)=行動時間8時間50分



⇒ 

栂海新道へ行く2人と別れ、水平道を辿る。
遠く雨飾山・妙高山など頚城山塊が望まれる。
5組ほどに会う。
「ユキクラトウウチソウ」の花が咲いていたはずだが、その時は知らなかったのが残念。

【雪倉岳頂上】 後方、白馬岳と旭岳


三国境で昼食中、雨が落ちてくる。
お目当ての山である小蓮華山をピストンする。
ガスの中、白馬大池方向から単独行男性が登ってきた。

【小蓮華山頂上】 山頂は崩落の恐れがあるため、ロープや赤ペンキで立ち入り禁止になっている


【白馬岳頂上】 いつもの喧騒がない静かな山頂


白馬山荘もガラ空きである。
乾燥室でリュックや靴まで乾かせる。ありがたい。
レストランや暖かい談話室で夕食までの時間を潰す。

富山県に大雨・洪水警報発令との情報が入る。
夕食後から、バケツの水をひっくりかえしたような大雨が降り続く。
TVの天気予報では、前線が停滞しているので明日昼まで大雨が続くとのこと。
もしもの時は白馬雪渓を下山しようと相談がまとまる。

9月7日(木) コース・到着時刻:白馬山荘5:08~旭岳5:59~清水岳8:30~不帰岳避難小屋10:38~祖母谷温泉15:24=行動時間10時間16分



 ⇔ 

朝方、小降りになっている。風速も大したことない。
予定通りのコースを決行することになる。

心配していた旭岳へは明瞭なルートが付いている。

【旭岳頂上】


降ったり、陽が差したり、空模様はめまぐるしく変化する。
雨具着脱は5回を下らない。

旭岳から清水岳間はコマクサ観賞道である。
少々時期はずれだが、まだ咲き残っている。

【雪倉岳から小蓮華山へ続くルート】 清水尾根から振りかえる


【清水岳直下】 植生保護のため清水岳は山頂立ち入り禁止


【清水岳から不帰岳へのルート】 高度をぐーんと下げる


【池塘とイワイチョウ黄葉】 お花畑も続き、飽きない。

 
清水尾根を過ぎると、ピークを踏まずに、次々現れる山々の中腹をトラバースする。
山から山へ移る時、アップダウンを繰り返す。

百貫山中腹から、百貫の大下りが始まる。
ロープ・梯子・鎖が続く。
小沢を何回も渡る。

ロープで崖を下りたら沢という所で、あやうくルートミスしかける。
山道へ入る赤テープを見逃し、そのまま沢を下り始める。
すぐ気付いて元に戻る。

温泉特有の匂いで、祖母谷温泉に近づいたなと分る。

河原で靴・ストック・スパッツ・ズボンの泥を洗い流す。

【祖母谷温泉へ到着】 露天風呂入浴中、豪雨来襲


トロッコ・欅平駅まで全身ずぶぬれで歩く覚悟を決める。
温泉の主が送迎してくれるという。
何と感謝してよいやら!


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