登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

四国遍路ひとり歩き:第1回 ①霊山寺~⑲立江寺:その2

2008-01-31 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第1回 ①霊山寺~⑲立江寺:その2

1月23日(水)  
《歩行》1月23日(水)旅館吉野7:06~⑫焼山寺14:38~バス停・へんろ駅16:22~16:45    ⇒   名西旅館17:10(泊)=行動時間9時間39分(19.8㌔)


今日のコースは俗に言う『遍路ころがし』を行く。
1泊目旅館以降、付かず離れず歩いている倉敷・M先達の案内で進む。
Mご夫妻とめぐり合ったのも、なにかのご縁なのだろう。

雪は麓で聞いたほど多くない。
先行している京都・H青年のラッセル跡を辿る。

1本杉庵から1時間ほど延々下ると、やっと左右内集落が見えてくる。
ここから登りに転じる。
杉林に続く急坂を登りきる。
“バンザイ!焼山寺に着いたよ!”
高揚した気持ちでお参りをする。

時間が押しているので、4人相談の末、納経所の人お勧め・除雪してある車道を寄井へ下山する。
ところが、寄井の宿が休業らしい。
昨晩泊まった旅館吉野の女将さんが、機転を利かせて13番そばの名西旅館を手配してくれる。
(携帯が受信できて、よかった。)
バス停・おへんろ駅を過ぎたあたりで、名西旅館からの送迎車に乗り込む。

名西旅館へ着くなり、体が冷え切っているので、お風呂で温まる。
夕飯時、例の4人組で心尽くしの美味しい料理を囲み、“焼山寺走破、乾杯!”

食後に、これまた旨いコーヒーをゆっくり味わう。
宿の名物ばぁちゃん手作り“ビワ葉焼酎漬け”妙薬を肩・腰・膝にすり込む。

ストック・アイゼンはもう使わないので、
又もや、宅急便に託す。

【最後の水場】このあと柳水庵まで水場がない


【雪道が続く】焼山寺へ


【下界を見下ろす】渡った吉野川が見える


【雪の柳水庵】


【杉林の中を通る】焼山寺へ


【1本杉庵】こと浄蓮庵。4人揃ってランチタイム。


【左右内集落まで高度をさげる】標高差340m


【焼山寺】12番札所


【焼山寺境内】


【バス停・へんろ駅】


1月24日(木)  
《歩行》1月24日(木)名西旅館7:20~⑬大日寺7:25~⑭常楽寺8:27~⑮国分寺9:09~⑯観音寺10:14~⑰井戸寺11:03~⑱恩山寺16:26ー16:45  ⇒  ⑲立江寺16:55    ⇒ 鮒の里17:20(泊)=行動時間 9時間06分(23.9㌔) 








名西旅館まで車で移動した分、時間に余裕ができる。
今日は、頑張れば18番恩山寺まで行けそうだ。

16番観音寺へ曲がる標識を見落とす。
400m先のスーパーで気付く。
間違いついでだ。スーパーでお昼用に熱々のエビ天麩羅&さつまいも天麩羅をゲットして観音寺へ戻る。

お昼前に、18番恩山寺そばの宿屋に電話するが、
どうも休業らしい。
“まぁ、なんとかなるだろう、ケセラセラ”とお気楽に前進する。

賑やかな徳島市街地を通る。
遍路標識は市街地にもつけてあるので、その通り行く。

マクドナルドのコーヒーを歩きながら飲む・・
フルーツ店でいちごを買い求め、頬張りながら歩く・・
行儀わる~~、お腹もいっぱいだぁ~

17番から18番まで5時間かかる。
その間、JR蔵本駅・眉山観光案内所・ショッピングセンター・寝具屋・ローソンに、立ち寄る。

18番恩山寺に着くと、昨晩名西旅館に泊まったメンバーが全員そろっている。
恩山寺そばの宿が休業しているので、ここからはそれぞれ別行動になる。

私は19番立江寺近くの宿“鮒の里”に送迎を頼む。
“鮒の里”に投宿し、夕食のご馳走“鮪中トロ”に舌鼓。
遍路宿の食事はどの宿もなかなかのもの。

明日歩く予定だった18番~19番を終えてしまった。
20番~21番を周ったあと帰宅できるか、宿の主にお尋ねする。
いずれの寺もアクセスが不便なので、明日は帰宅するだけにしよう。

【大日寺】13番札所


【鴨さん】


【常楽寺】14番札所


【常楽寺は流岩地盤上に建っている】


【あららぎ大樹】常楽寺境内


【国分寺】15番札所


【観音寺】16番札所


【井戸寺】17番札所


【高さ10mの石とうろう】二軒屋


【流木に止まり、羽を休める色んな鳥たち】


【恩山寺】18番札所


【立江寺】19番札所


【弘法大師銅像】立江寺境内


次回は最も小さいリュックで周ろう。“雨具と水があれば良い”
宿の予約は前日にしよう。“早すぎず、遅すぎず”


四国遍路ひとり歩き:第1回 ①霊山寺~⑲立江寺:その1
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四国遍路ひとり歩き:第1回 ①霊山寺~⑲立江寺:その1

2008-01-28 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

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2008年1月21日(月)~25日(金)

《往路》1月21日(月)JR新大阪6:05⇒岡山7:11⇒高松8:20⇒板野9:12

《帰路》1月25日(金)JR立江05:55⇒徳島07:03⇒岡山09:29⇒新大阪10:20 

お大師さんには申し訳ないが、私的にはハイキングの延長で遍路道を歩く。

冬のハイキングは登る山の選択に悩む。
四国遍路をこの時期に計画したのは、「どの山に登ろうか」と考えなくて済むからという安易な発想。

出発前に、都合4泊の宿を全部手配する。
果たして予定通り、行程をこなせるか、日が暮れる前に宿へ着けるかな。

GPSも当然携行する。 


1月21日(月) 
《歩行》1月21日(月)JR板野9:12~①霊山寺11:21~②極楽寺11:43~③金泉寺13:15~④大日寺14:58~⑤地蔵寺16:16~民宿森本屋16:50(泊)=行動時間7時間38分 (15.0㌔)




1番札所・霊山寺門前でお参り用品1式を購入する。
白衣・輪袈裟・数珠・蝋燭・線香・経本・納札、一応定め通りの作法でまわる。

3番札所・金泉寺手前で宅急便扱い所が目に入る。
早くもリュックの重さに音を上げていたところなので、
これ幸いと余分な品を家に送る。

あぜ道を行っていると、休むのにお誂え向きのお宮がある。
どっかり座り込んでお昼にする。

私より2時間後に1番霊山寺をスタートした青年が、早くも追い越していく。
この京都H君とは、最終日まで後になり先になり、毎日どこかで出会う。

小雨がぱらつきだし、雨具を着用する。

五百羅漢は壮大な御堂に500体の羅漢さんをおまつりしてある。
尚且つ、四国八十八ヶ所の本尊さんもまつってある。見応え充分である。
但し、照明がないので見えづらい難がある。

五百羅漢の地続きに、5番地蔵寺がひょっこり在る。

ちょうど頃合の時刻に、今宵の宿・森本屋に着く。

夕食時、2巡目をされている倉敷Mさん御夫妻に色々教わる。

【霊山寺】1番札所


【極楽寺】2番札所


【長命杉】極楽寺境内、弘法大師お手植え


【黄金の井戸】3番札所金泉寺


【大クスノキ】板野・岡の宮


【ロウバイ】


【大日寺】4番札所


【五百羅漢】番外札所


【5百体の羅漢さんが並ぶ】表情しぐさが1体ごとに違う


【?】 福井さ~ん・・


【地蔵寺】5番札所


1月22日(火) 
《歩行》1月22日(火)森本旅館7:00~⑥安楽寺8:30~⑦十楽寺9:01~⑧熊谷寺10:24~⑨法輪寺11:20~⑩切幡寺12:47~⑪藤井寺16:22~旅館吉野17:00(泊)=行動時間10時間(26.4㌔)







二日目、今日は行程が長い。

9番法輪寺門前で好物の草餅を売っている。
それに気を取られて、お寺の写真を撮り忘れる。
嬉々として、草餅を今日と明日のお昼用に求める。

10番切幡寺への門前通りで、重そうだからリュック預かりましょうと表装屋さんが親切に声をかけてくれる。
言葉に甘えて、預かってもらう。
階段が244段あり、きつい登りである。

10番切幡寺から11番藤井寺へは長い道のりだが、小雨が続いているので腰を降ろせない。
吉野川を沈潜橋で渡りきった所に、幸運にも休憩所があった。
大休止する。
ここで休んでいた38歳M君も、今晩は旅館吉野に泊まるらしい。

ダンプカーの運転手が全部歩き通すのかと声をかけてくれる。
言外に、乗っけてあげるよとの好意を感じる。

11番藤井寺納経所で12番焼山寺へのルート最新情報をお尋ねする。
40センチ積雪があると聞き、皆、完全に腰がひけている。
私は、行ける所まで前進あるのみだ。

11番藤井寺でお参りを済ませたところで、昨晩隣室だった愛媛の女性がヘトヘトの態で到着する。
今晩の宿をまだ決めていないという。
愛媛の家へ、帰宅するのかな。

明日は、旅館吉野に泊まった38歳M君、倉敷・Mご夫妻、私の4人で12番焼山寺へ同行することになる。心強い。

旅館吉野の夕食はボリュウムたっぷりで、さすがの私もご飯のお替りがいらない。
この宿には、乾燥機もあるので洗濯させてもらう。

ここでも又、不要品を自宅へ送る。

【マユミ】


【ロウバイ】


【安楽寺】6番札所


【十楽寺】7番札所


【熊谷寺】8番札所


【塔】熊谷寺境内


【244段、階段を上る】切幡寺へお参りする


【切幡寺】10番札所


【大塔】切幡寺境内


【吉野川を沈潜橋でわたる】きょうは水量が少ない


【遍路休憩小屋】ふとんが備え付けてある


【藤井寺】11番札所


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山梨:要害山~興因寺山~淡雪山

2008-01-11 | 山梨の山
2008年1月10日(木)

《往路》JR立川6:22⇒高尾6:42⇒甲府8:09ー8:15(山梨中央バス)⇒バス停・積翠寺8:29

《歩行》バス停・積翠寺8:46~要害山9:28~古湯坊温泉下の登山口10:26~穴口峠11:01~興因寺山11:15~淡雪山11:53~金子峠12:13~千代田湖・白山遊歩道入口13:20~湯村城跡14:48~JR甲府駅16:10=行動時間7時間24分

《帰路》JR甲府16:24⇒高尾18:12⇒新宿19:10


前回、帯那山から下ったとき、淡雪山への指導標を見つける。
今日は、ネーミングに惹かれて淡雪山へ登る。

その前に、バス停近くの要害山をひと登り。
風林火山武田軍の城址がある。

淡雪山は名前通り、白かった。

塚原峠からは地形図のルートを外れて、テープと踏み跡を追う。
塚原峠~千代田湖の間が少し分りづらい。

千代田湖畔の白山遊歩道入口は、GPSがここだよと保証した 
ので安心して入る。

今日のコースは『バリエーションルートを楽しむ』松浦隆康著を参考にした。


【要害山】木々の間からは甲府市街が見える


【アカマツ林と要害城跡の石組】武田軍ツワモノドモの夢の跡


【穴口峠→淡雪山への登山道入口】ここへは、古湯坊温泉へ行く車道のガードレールに消えかかった案内がある。穴口峠へ踏み跡があり、分りやすい。


【興因寺山頂】3等三角点。地形図に山名が無い不遇な山。ポカポカ陽気に誘われて、早い昼食にする。


【淡雪山】石灰岩が風化して白い山に見える


【湯村城の狼煙台】見晴らしの良い城跡まで、麓の人達が三々五々ウオーキングに来ている。


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山梨:阿梨山~帯那山

2008-01-05 | 山梨の山
2008年1月4日(金) 

《往路》JR立川6:22⇒高尾6:42⇒甲府8:09ー8:22(山梨交通バス)⇒バス停・仲原8:44

《歩行》バス停・仲原8:58ー幸澗院9:25-稜線10:10-送電鉄塔10:45-阿梨山11:07-帯那山12:54-電波塔13:22-石仏2体13:50ー古湯坊温泉15:40ーバス停・積翠寺16:20=行動時間7時間22分

《帰路》バス停・積翠寺16:40(山梨交通バス)⇒JR甲府 17:10⇒高尾19:04 ⇒新宿 19:50




頼り甲斐のあるGPSをお伴に、少々ルートファインディングが必要と思われるルートに挑戦する。

行程半ばでGPSが電池交換シグナルを発す。
新品電池をセットするも、ウンともスンとも作動しない。
ショウガナイ、行程を短縮して早々に下山しようと決める。
すっかりGPSに頼り切っている自分に、我ながら驚く。

帯那山で、今日初めて出会った人(バードウォッチャー)に、厚かましくも事情を話して、見ていただく。
私が持ってきた予備電池は充電式で、新品だから充電されていないという。
もう!非常識まるだし。はずかしいでんな

その上、サイズがピッタリ合う電池をすっと出して、私めに下さる。
感謝、感激

良かった!
気持に余裕が生じる。

林道を外れてから古湯坊温泉まではテープもないルートだが、オロオロしなくて済む。


【幸澗院そばの登山口】たまたま居合わせたハンターに教えてもらえたから分った


【阿梨山頂】


【茅ヶ岳・金ヶ岳】後ろは瑞牆山


【南アルプス】右に甲斐駒ケ岳


【富士山】かすんでいる


【帯那山頂】林道をとっとこ行っていたら、あやうく通過してしまう。


【石仏2体】分岐点の良い目印になっている


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