登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その2

2008-04-23 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その2

4月16日(水)
久百々5:10~38番金剛福寺10:40~久百々16:10(泊)=行動時間11時間(39.6キロ)


38番金剛福寺「亀呼び場・不動岩」。
「ゆるぎ石」の遍路道


大岐海岸休憩所で例の外人が出発用意をしている。潮騒を子守唄に昨晩はここで野宿したのだな。



朝7時半頃から雨が振り出す。止むことなく降り続く。
寒い。喉が痛い。完全なる風邪症状 

古道遍路道が次々現れる。変化に富んで面白い。

“雨の日は屋根付きの休憩所がほしい”と思って歩いていたら、窪津にあった。
ポット・コーヒー・煎餅・文旦と何から何まで欲しい物が揃っている。
ありがたや、ゆっくり休ませていただく。
近所に居候しているらしい絵描きさんが現れ、話相手になってくれる。
札所で個展を開いたり、本堂に画を飾ってもらったりしているそうだ。


38番金剛福寺の山門をくぐると同時に、風雨が一段と激しくなる。
踵を返し、山門前の食堂で雨宿りがてら、“朝定食”をいただく。

食堂から足摺岬灯台が見える。

38番金剛福寺では歩き遍路さんに“道中お守り”をお接待してくれる。
納経所おばさんは、優しく接してくれる。

帰り道ルートは3通りあるが、来た道と同じルートで“久百々”に戻る。

戻りの古道遍路道で又、やらかす。階段を下り、グルっと周って元に戻ってきた。
方向音痴もいいとこだ。

例の外人さんと又、会う。これが最後、これっきりもう会わない。
違うルートを行ったのだろう。

井ノ岬温泉ホテルで同宿だった“一日に25キロ以上は歩かない賢明・謙虚”な方と行き会う。
足摺岬の金剛福寺は明日お参りするそうだ。分別を弁えていらっしゃる。
誰かみたいに、無茶をなさらない。

“足摺古道”での終章ヘマは、久百々橋を越え、宿を通り過ぎてしまう。

“久百々”には靴乾燥器があり、雨の日に威力を発揮している。

 
【ハマエンドウ】


【大岐海岸休憩所】


【足摺岬の灯台が、はるかかなたに見える】


【足摺岬に到着】


【38番金剛福寺山門】


【金剛福寺境内】


【大師亀】金剛福寺


4月17日(木)
久百々5:15~39番延光寺14:02~東宿毛駅・上村ビジネスホテル16:05(泊)=行動時間10時間50分(39.8キロ)
39番延光寺「目洗い井戸」
久百々の女将さんがお接待に持たせてくれた“お握り・おやつセット”を、道中美味しくいただく。
ヤクルト・バナナ・おかき・飴・海苔・おにぎり2個などなど。


一日、小ぬか雨。雨具着脱を数え切れないほど繰り返す。


お百姓さんが水田の見回りをして帰ってくる。
撒いてある農薬が雨で流れていないか、確認しているそうだ。


上村ビジネスホテル併設レストランの女給さん、笑顔が素敵。
営業スマイルではない、自然体笑顔で話をする。こんなおばぁさん相手にも・・。
店にくるファンが多いだろうな。

【ユキモチソウ】
 

【キンラン】


【】


【ドウダンツツジ】


【39番延光寺山門】


【眼洗井戸】延光寺


【銅鐘を背負った赤亀】延光寺


4月18日(金)
東宿毛駅・上村ビジネスホテル5:30~~40番観自在寺11:50~愛南町・柏バス停14:45=行動時間9時間15分(30.0キロ)

足摺岬で会ったお遍路さんに又々追い抜かれる。
趣味が山岳マラソンという、道理で超人的速歩。靴はパーサーを履いている。

札掛宿あたりから、“四国のみち” “保存協力会の道しるべ” “癒しの道”
と錯綜し、訳分らず。
何とか僧都川にたどり着く。
向かい風に抗いながら、土手沿いを2キロほど歩くと、観自在寺が見えた。


観自在寺で個性的スタイルのお遍路さんと立ち話。帆布製リュック&帆布製帽子は別誂え、トンネル内で目立つように、蛍光リボンが翻っている。


愛南町・柏でギブアップ。のど風邪にやられて、もう歩けない。
今回は愛南町・柏で打ち止めにする。

ひとまず“DEあい21M”のレストランで休憩する。
レストランのおばさんにおききして、夜行バス乗車までの待ち時間を“やすらぎの里・津島温泉”でつぶすことに決める。
幸い、津島温泉を通る路線バスがすぐ来た。
   

バス停・柏15:22⇒やすらぎの里・津島15:35- 21:00⇒バス停・岩松21:05

【ヤマツツジ満開】


【僧都川休憩所】花に囲まれている


【観自在寺境内】


【仏像】観自在寺


【三かえる】観自在寺


【帆布製リュック&帽子】


【帆かけ船形に刈り込んだ植木】


【真珠養殖いかだ】愛南町海岸


【愛南町海岸】


その1

トップに戻る

四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その1

2008-04-22 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

===================================

四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その1

2008年4月13日(日)~19日(土)

《往路》4月13日(日)東京20:30(JRバス)⇒【車中泊】高知14日(月)7:50
ー8:18(JR土讃線・特急しまんと)⇒窪川駅9:23

《帰路》4月18日(金)バス停岩松21:30発⇒【車中泊】19日(土)新大阪6:38-7:13(新幹線ひかり)⇒品川10:03

《歩行距離》        《宿》
4月14日(月) 25.9キロ  井ノ岬温泉ホテル(幡多郡黒潮町)
4月15日(火) 37.6キロ  久百々     (土佐清水市)
4月16日(水) 39.6キロ  久百々       〃
4月17日(木) 39.8キロ  上村ビジネスホテル(宿毛市)
4月18日(金) 30.0キロ  車中泊      
合計 172.9キロ

4月14日(月)
窪川駅9:30~37番岩本寺9:45~井ノ岬温泉ホテル16:55(泊)=行動時間7時間25分(25.9キロ)
隠しておいた竹杖はカタツムリさんのお宿になっていた。
磨り減って短くもなっていたので、歩きながら2代目を探す。
見栄えは悪いが、衝く度にコンコンと良い音を出す名杖をゲット。


佐賀温泉の食堂で早くも昼休憩をとる。
店で昼食をとるなど、いつもの私ではない。
歩き疲れて休みたくなるのは、身体がSOSを発信していたのかな、後から考えると・・。
デミタスコーヒー付きにつられて、日変わり定食にする。

逆まわりのお遍路さんと行き交う。
東京練馬のペンネーム・紙屋治兵衛さん、2巡目だそう。
“サンライズ瀬戸”という夜行列車を教えてもらう。


遍路スタイルの外人さんが『英語話せる?』と声をかけてくる。尋ねたいことがありそう。
『少しなら』と応えたが、この程度の英語力では質問が通じないだろうと向こうは判断したようだ。
この外人さんとは、このあとも三日間どこかでお会いする。

井ノ岬温泉ホテルの温泉はつるつる、ポカポカ。近所の人も入りに来る。
夕食はボリュームあり、伊勢海老、カレイの煮付け・大エビフライ・刺身・魚の酢の物。
夕日が沈むのを眺めながら、ご馳走を味わう。
同宿は通しに挑戦している方、日に25キロ以上は歩かないと決めているそうだ。
賢明・謙虚タイプ、見習わなくては。

  
【岩本寺山門】


【岩本寺境内】


【シャクナゲ】


【アヤメ】


【つつじ満開】


【まだ見たことが無いカワウソ】


【田植えが済んだ】


【鯨の町をアピール】


【コンビニの椅子】


【黒潮町の海岸】


【浜辺には柱状節理の岩が続く】


【太平洋に沈む夕日】井ノ岬温泉ホテルから


4月15日(火)
井ノ岬温泉ホテル5:00~久百々14:55(泊)=行動時間9時間55分(37.6キロ)

前日は夜行バスだったので、寝不足のはずだが、聞き慣れない潮騒のせいかどうか、熟睡できないまま朝を迎える。
月光が煌々と輝く。未だ明けきっていない。国道56号を西へ向かう。
コンビニで、私流 朝の定番 熱いスープを啜っていると、昨日の外人が通りかかる。
私に国際電話カードを示し、このコンビニで掛けられるかと尋ねる。
OKよと頷く。


四万十川の土手で、ドテーッ と大休止。
今朝、黒潮町ふるさと市場で買ってきた寿司をいただく。
小鯛・さんま・いわしの酢漬けがのっかっている。
しゃりのお味もグー。


宿まであと2時間のところにあるドライブイン水車で又、足休め。
お腹が空いていないのに、ザルソバを頼む。
この食べすぎが後々尾を引き、減量に四苦八苦することになる。


久百々の女将は天性の朗らかさん、人柄に惹かれてみんな定宿にしている。
同宿したムチャ面白い女性の話に笑い転げる。持病の椎間板ヘルニアがひどいので、明日はバスで須崎の病院へ行くそう。


 【四万十川・中洲】


【茶の花】生垣にしてある


【大文字山】送り火行事もするそう


【ハナズオウ】


【足摺岬へ続く海岸】


その2
トップに戻る

四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その4

2008-04-05 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その4

3月27日(木)

白石屋5:07~三十六番青龍寺8:39~JR安和駅・安和乃里17:00(泊)=行動時間11時間53分(39.6キロ)
早朝5時に白石屋を出る。近くのコンビニで熱いスープをすすり、夜明けを待つ。朝御飯はこの方式が気に入った。
コンビニの店員さんに、道を教わり、青龍寺へ向け出発する。

【地図上、36清龍寺が正しい】

宇佐のコンビニでの失敗は、用足しをし店を出たあと反対方向へ行ってしまう。
畳屋のおじさんに確かめて、間違いに気付く。方向音痴を地で行く、あ~ぁ

昨日は競争心に駆られて、スピードアップしたが、舗装道路はのったりくったり歩くより、地面に足を長く置かない歩き方が良い。
そこで、今日もリズミカルにタッタッタッを心掛ける。


青龍寺では多くのお遍路さんに行き会う。青龍寺納経所でお尋ねしたら 『山越えコースのほうが、若干早いと言う人もある』という。
私は予定通り、打ち戻る。
宇佐大橋へ打ち戻る時、健脚カップルと行き会う。手を挙げて合図するも、通じない。
朝一で清滝寺へ参拝してこの時間とは、やっぱ早いわ、彼らの健脚に脱帽。



須崎駅前あたりで、ポツリポツリ雨が落ち始める。
マクドに立ち寄り、コーヒーは歩きながら賞味する。


宿・安和乃里に入ったとたん、激しい風雨になる。有難きお大師様のご加護かな。
安和乃里の女将は心配りが良い。
到着時、栗饅頭添え、“おうす”でもてなす。
出立時、お賽銭用硬貨を1封お接待してくれる。

夕食には、トビウオとハギのお刺身、キビナゴの天麩羅をいただく。
同宿は83歳10巡目の方と、時速5キロの健脚を誇り、通しを30泊で打ち終える4巡目の方である。イヤ、ハヤ、つわもの揃いだ。

    
【コブシの下で布袋さんが笑う】


【宇佐大橋】ここへ打ち戻ったので、橋を往復した。


【突堤で海釣り】一列に並んで釣りをしている


【青龍寺山門】


【長い石段】青龍寺


【青龍寺境内】


【ヤエザクラ】


【横浪三里】


【須崎へんろ小屋】小屋にあるお接待のコーヒー飴で元気回復、37番岩本寺までのへんろ地図も置いてあり、これがすぐれもの、とても分りやすい。

   
3月28日(金)

安和乃里5:30~七子峠8:41~土讃線・窪川駅13:02=行動時間7時間32分(28.7キロ)
安和乃里の女将さんに相談して、コースは『国道56号を窪川まで通す』ことにする。
帰りの夜行バスを予約してある。私め十八番の道迷いなど仕出かすといけないからね。

今回は4日間とも、輝く月を見上げながら、早朝、宿を出立する幸運に恵まれる。
たどる道を照らしてくれるお月さんに感謝。

清々しい冷気は歩いている身体には、気持ちよい。
早朝歩くべき、そうしないのはもったいない。


国道を歩いたから早かったのか、七子峠に予定より1時間半、早く着く。
七子峠で野宿したらしいお遍路さんが、荷車に荷物の積み込みをしている。

それまでの坂道から一変し、七子峠からは平坦な道に変わる。

《GPSの軌跡保存容量が無くなる。仁井田駅で、切れる》

ろくたんじのコンビニで大休止、昼食タイムとする。
ここでも又、熱いカップスープをすする。
このコンビニでは、ペットボトル茶をお接待してくれた。
食事しながら、居合わせた遍路さんとお話する。影野で寄り道して樹木観察をしてきたという。

“ゆういんぐしまんと”(ミニトマト食べる)やら、“道の駅あぐり窪川”(玄米アイス食べる)に立ち寄り、時間調整しながら窪川に向かう。
窪川駅にグッドタイミングで到着、すぐ出る電車がある。
37番岩本寺は次回来た時に参拝しよう。
大事な竹杖を窪川駅のさる場所に大急ぎで隠しおく。

【七子峠はるか】


【七子峠近く、鶏2羽を置き去りにしたのは誰?】  【七子峠に着く】
 

【ミモザとスイセン】         【レンギョウ】
 

【かんぱちと鮪の刺身食べ放題&飲み放題】高知駅で暇つぶし   【乾杯!】
 

その1 
トップに戻る

四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その3

2008-04-05 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その3

3月26日(水)

サンピア高知4:55~三十一番竹林寺6:52~三十二番禅師峰寺9:00~三十三番雪蹊寺11:47~~三十四番種間寺13:29~三十五番清滝寺15:58~白石屋17:48(泊)=行動時間12時間53分(37.3キロ)

納経所は7時から受付なのに、宿を早く出立しすぎた。
暗い中を散歩している人に、竹林寺への道を尋ねる。方向音痴の私が理解できる、上手な教え方をなさる。
未だ暗いので、教わった通り迷わない車道を行く。
竹林寺は五台山上にある。
登山道に入ってからも、散歩中の人がこもごも親切に竹林寺への道を教えてくれる。

公園でぶらぶら、花や樹木を撮影したりして納経所の受付開始を待つ。
牧野植物園がすぐ側にある。まだ、開園していなくて残念。


三十三番雪蹊寺へは渡し(フェリー)の便が1時間おきにある。
フェリーはフリーだよん
フェリーを待つ間に、買ってきた“田舎すし”を食べる。寿司飯をこんにゃくで巻いてあるのが珍しい。
地元の人が『遍路は通しで八十八ヶ所お参りしてこそ、功徳がある』と教えてくれる。

11時10分発のフェリーに滑り込みでカップルお遍路さんが乗り込む。お話を聞くと、お遍路は四巡目のベテラン、自他共に認める健脚自慢である。
どういうわけか、私めの負けん気に火がつく。
雪蹊寺から白石屋(彼らと偶然同じ宿だ)まで、私は先行する。
昨日までの私とは別人のごとく、スピードアップ、グーンと引き離す。
途中のオヤツタイムも抜き、ヘトヘトで白石屋にたどり着く。
夕食のご飯3杯おかわり




【カラー】


【五重の塔】竹林寺


【竹林寺山門】


【シキミ】


【グミ】


【ホトケノザ群生】


【金蔵建ーてた】


【アリアケカズラ?】芳香あり


【禅師峰寺山門】


【禅師峰寺境内】


【なぜか狸】禅師峰寺


【無料のフェリー】所要時間5分。浦戸大橋を歩いて渡るも良し


【雪蹊寺境内】


【雪蹊寺境内】


【種間寺】


【仁淀川大橋】山紫水明を地で行く、水が澄みコバルトブルー。


【清滝寺山門】荒れた印象の寺、消防車格納庫にかくれて納経所が見えない、ウロウロ探し回る。


【ながーい石段】清滝寺


【でっかいゾー像】清滝寺


【サンシュユ】


【シデコブシ】


【トサミズキ】

その4 
トップに戻る

四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2

2008-04-04 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2


3月25日(火)

山登屋旅館03:00~二十八番大日寺10:12~二十九番国分寺13:35~三十番善楽寺16:10~サンピア高知17時:31(泊)=行動時間14時間31分(45.4キロ)
今日は長距離歩行、ヘッドランプを点けて3時にスタートする。


月光を仰ぎ、その月を輝かせている太陽の偉大さに改めて思いをはせる。
日頃の無感動が、少しどこかへ遠のく。時間がたっぷりあるからなのか。
久しぶりに北斗七星を認める。


大日寺近くで、電車内でお会いした“塗り菅笠”のお遍路さんが向こうからやってくる。今日は安芸駅まで歩き、ビジネスホテルへ泊まるそうだ。

国道55号へ出たところで現在地がチンプンカンプン
地図を一欄飛ばして見ていた。

大日寺の石段で岡山Tさんご夫妻に再びお会いする。
昨日は夜須の国民宿舎に泊まり、これから善楽寺までお参りして帰宅するという。
歩きは初めてだそう、それにしても足が早いお2人。


善楽寺近くのスーパーで明日の朝食を仕入れる。
“焼き芋”“じゃこ天”、パン・カップスープ・みかん、買いすぎた。

バテナイように、ゆっくりズム。
三十番善楽寺で、きのう同じ宿だった東京Iさんが追いついてくる。
4時半にスタートしてぶっ飛ばしたようだ。まめがつぶれているのに、よく頑張るなぁ。

予定時刻に宿へゴール、やったゼイ!

【橋の欄干の彫り物】良い出来ばえに感心する





【大日寺山門】


【大日寺境内】


【新装なった松本大師堂・遍路小屋】


【水田に水がたたえられた】


【国分寺山門】


【国分寺境内】


【シダレザクラ】国分寺


【国分寺納経所には自動給茶器・紙コップが備えてある】ありがたい心配り


【先達さんが向こうから来た】松本太師堂のお披露目式典に向かうという


【きれいに刈り込まれた植木と塀】


【このサボテン、どうよ】


【善楽寺】ここへはややこしい道すじだった


【善楽寺大師堂】ご本尊は弘法大師


【ミツマタ】


【アケビ】


【オドリコソウ】


【クサイチゴ】


【ツルニチニチソウ】


【トサミズキ】


その3     
トップに戻る

四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その1

2008-04-04 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

===================================

2008年3月23日(日)~28日(金)

《往路》3月23日(日)新宿20:00(小田急バス)⇒【車中泊】24日(月)高知7:40-8:30(JR土讃線・快速奈半利行き)⇒奈半利駅9:40

《復路》3月28日(金)JR窪川13:15⇒高知着15:30-高知19:50(小田急バス)⇒【車中泊】29日(土)新宿07:30

《歩行》            《宿》
 3月24日(月) 22.8キロ 安芸駅・山登屋旅館
 3月25日(火) 45.4キロ 善楽寺~サンピア高知
 3月26日(水) 37.3キロ 清滝寺・白石屋
 3月27日(木) 39.6キロ 安和駅・安和乃里
 3月28日(金) 28.7キロ 車中泊
 五日間合計 173.8キロ 

3月24日(月)

奈半利駅9:40~二十七番神峯寺12:36~安芸駅・山登屋旅館17:25(泊)=行動時間7時間45分(22.8キロ)


前回、帰った駅から“たすきをつなぐ”。
作法通りでないが、勝手に良しとする。
駅で竹杖と無事再会できた。

道すがら八百屋でフルーツトマトを買い、歩きながら賞味する。
味が濃い。おもわず『うまい』の連発。おじさんの言うとおり、もう1パック買っとけばよかった。

神峯寺の坂は“真っ縦”と聞いている。
(高知から乗った電車内で、逆まわりをするお遍路さんに聞いた話だが・・
いかにも上等そうな“こげ茶色”の菅笠をお持ちであった。別誂えだって)
昼弁当は買い控えて荷を増やさない。
ピストンする区間はリュックをデポして登る人もいる。
下山してきた岡山のTさん御夫妻が『そうなさい、楽よ』と勧めてくれる。
今回は、思いっきり荷物を減らしているのでその必要はないだろう。

“どこが真っ縦?” 他の寺の間違いではないだろうか。

参拝を終え、下山してきた所に無人販売ボックスがある。
“いよかん”を買い求める。
持ち歩きたくないので、近くのバス停にどっかり座り込み、遅い昼食とする。
“いよかん”がメーンディッシュだ。
ついでに山登屋旅館に電話で現在地を伝える。これでお互いに安心だ。


スーパーに入り、帽子を物色。
『あった、あった』広いツバの付いた帽子。
メーター検針員のおばさんが被っていたのは、後ろ首すじ覆い付きだったが、そこまで求めまい。
容赦なく照りつける陽光をシャットアウトしないことには、五日間歩き通せない。
道中、アイスクリームを2回も食べる。道の駅で食べた“焼きなす風味”、なかなかイケル。

夕食時、隣席に座った人は神峯寺で立ち話をした東京のIさんだ。
退職後、日本縦断徒歩旅行を4ヶ月かけて敢行したつわもの。
今回、初めてのお遍路は通し打ち、ゴローの靴でも足のまめがズルむけだそう。

山登屋夕食“ぶりの煮つけ”はじめ、料理はボリューム満点、食べ過ぎた。


【立派なお屋敷が目に付く】白壁に彫られた絵が、いい味だしている


【民家の塀、大黒・恵比寿・布袋さまが、にこやかに見送ってくれる】




【神峯寺山門】


【神峯寺境内】


【炎の仏像】


【ニワザクラが真っ盛り】



【例の竹杖、いよかん4個100円】


【海沿いの国道を延々と今日は安芸まで行く】


【ナギの大木】国道の分離帯に保護されている


【稲苗が出番を待つばかり】


【合鴨】山登屋旅館の部屋から。
水田で活躍した合鴨と、鯉も放流されている。
 

その2
トップに戻る