登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

中央アルプス: 桧尾岳~熊沢岳~東川岳~空木岳

2007-08-24 | 中央アルプス
2005年10月26日(水)~28日(金)

《往路》 10月26日(水) 新宿19:30(高速バス) ⇒ 駒ヶ根23:20(泊)

《歩行》 10月27日(木) 菅ノ台9:12(バス)  ⇒ 桧尾橋9:45~【桧尾尾根】赤沢ノ頭11:40~桧尾小屋15:00(泊)=行動時間5時間15分

《歩行》 10月28日(金) 桧尾小屋6:20~熊沢岳8:10~東川岳9:35~木曽殿山荘9:55~空木岳11:15~【池山尾根】林道終点15:10=行動時間8時間50分

《帰路》 10月28日(金) 池山尾根・林道終点15:10・・ ⇒ 菅ノ台15:30【入浴・夕食】・・ ⇒ 駒ヶ根18:00(高速バス) ⇒ 新宿21:30

日本百高山を目指しているリーダーが、熊沢岳(2778m)と東川岳(2671m)のピークを踏むため、先週に引き続き中央アルプスに登るというので、連れて行ってもらう。
先週、下見しておいた桧尾避難小屋に泊まる。




10月27日(木) →  → 
今日は5時間の行程なので、朝ゆっくり準備して、菅ノ台9:12発のバスに乗る。

桧尾尾根に取り付く。
標高2000mに達すると、雪がうっすら積もった道になる。昨晩降ったらしい。

霧がとうとう小雨になり、雨具をつける。

桧尾避難小屋の水場で、プラティパスに2ℓの水を汲んでいく。
夕食は、餅・ソーセージ・ザーサイ・葱がはいったラーメンを頂く。

小屋備え付けのシュラフとマットを借用する。冷え込み厳しく、使い捨てカイロもちっともあたたかく感じない。
リーダーがプラティパスで湯タンポをこしらえてくれたので、温かく眠れた。
グッドアイデア!

夜半、小屋の外で満天の星空を仰ぐ。南の空低くオリオン座がきらめく。
南アルプスが横一列のシルエットで並ぶ。
駒ヶ根市街の夜景も見える。

風が音をたてて吹き荒れだす。明日の稜線歩きは大丈夫だろうか。

【宝剣岳を望む】


【桧尾避難小屋が近い】


10月28日(金)
心配した風は通過したようだ。
雪道に小動物が足跡をしるしている。その通り行けば、たいてい登山道に間違いない。雪が付いた岩稜・鎖場では、緊張する。

空木岳山頂で遠望を心ゆくまで楽しむ。槍・穂高の後ろに真っ白い山、白山だろうか。富士山は塩見岳の後方に輪郭を描いている。

駒峰ヒュッテで休憩していた若者は、桧尾小屋の水場は凍っていないかと尋ねる。
あとは誰にも会わない。

【最奥は八ヶ岳連峰】 日の出前、桧尾小屋から


【甲斐駒ヶ岳】


【富士山の右に塩見岳】


【双耳峰の笊ヶ岳は見つけやすい】


【熊沢岳を目指す】


【三ノ沢岳・木曽駒ヶ岳・宝剣岳】


【御嶽山】


【空木岳への急登が待っている】


【空木岳】


【池山尾根への分岐】


【池山尾根のルートを見下ろす】


【来し方を振り返る】


【カラマツ林が色づき始めた】


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中央アルプス:将棊頭山~木曽駒ヶ岳~宝剣岳~三ノ沢岳~桧尾岳

2007-07-15 | 中央アルプス
2005年10月19日(水)~21日(金)

《往路》 10月19日(水) 新宿18:30(高速バス) ⇒ 駒ヶ根22:20(泊)

《歩行》 10月20日(木) 駒ヶ根6:00・・⇒  桂小場登山口6:40~野田場8:00~大樽小屋8:50~胸突ノ頭10:40~将棊頭山11:10~木曽駒ヶ岳13:15~宝剣山荘14:00(泊)=行動時間7時間20分

《歩行》 10月21日(金) 宝剣山荘6:00~宝剣岳6:20~三ノ沢分岐6:50~三ノ沢岳8:20~【戻る】三ノ沢分岐10:20~桧尾岳12:45~【桧尾尾根】赤沢ノ頭15:05~桧尾橋16:10=行動時間10時間10分

《帰路》 10月21日(金) バス停・桧尾橋16:26(バス) ⇒ こまくさの湯16:40【入浴・夕食】・・⇒  駒ヶ根バスセンター19:00(高速バス) ⇒ 新宿22:30



10月20日(木)  
ピーカン。
将棊頭山頂でゆったり腰を下ろす。
眼下に見える西駒山荘が小屋仕舞いをしている。
ヘリコプターが何回か往復し、最後の便で従業員も下山した。
北アルプス・白馬・妙高まで遠望できる。
木曽駒ヶ岳でパラパラ5組ほどに会う。
宝剣山荘の泊り客は4組のみ。


【木曽駒ヶ岳の山容】右端に麦草岳、胸突ノ頭から


【西駒山荘の小屋仕舞い】将棊頭山から


【将棊頭山】 後ろは木曽駒ヶ岳、左端に宝剣岳もみえる


【木曽駒ヶ岳】


【中央・宝剣岳、最奥・空木岳と南駒ヶ岳】 木曽駒ヶ岳から


10月21日(金) 
暑い。日焼けする。山では願ってもない天気だから、それを言うのはぜいたくというもの。

宝剣岳は二回目である。数年前の一回目はびびり通し、緊張の連続だった。

縦走路から聖岳・双耳峰の笊ヶ岳が見える。
ロープウエーで上がってきた外人親子を追い越す。
幼い子供の歩みは遅々として進まない。
何処の小屋までいけるかな。

桧尾尾根は迷いそうな箇所がいくつかある。
長丁場で足にこたえた。

【よっこら、宝剣岳】


【縦走路が空木岳・南駒ヶ岳へ続く】宝剣岳から


【宝剣岳岩場を振り返る】


【三ノ沢岳】かすかに富士山が見える。後ろは中央アルプス縦走路、奥列・南アルプス


【左から木曽駒ヶ岳・中岳・宝剣岳】縦走路から


【シラタマノキの実】


【槍ヶ岳・穂高連峰を遠望】手前に横たわるのは三ノ沢岳。縦走路から


【三ノ沢岳の山容】


【左から甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳】縦走路から


【桧尾山荘が見える】ここで縦走路から外れ、桧尾尾根を下る


【桧尾岳】後ろ宝剣岳


【シラカバ林】麓は色づき始める


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中央アルプス:三ノ沢岳

2007-07-12 | 中央アルプス
2007年7月9日(月)~10日(火)

《往路》 7月9日(月) 新宿06:50(高速バス) ⇒ 駒ヶ根市10:20-10:30(路線バス) ⇒ しらび平11:21-11:40(ロープウェー) ⇒ 千畳敷11:48

極楽平まで下見 & 千畳敷カール散策 《歩行》 7月9日(月) 千畳敷12:35~極楽平13:13~三ノ沢岳分岐13:25~極楽平13:56~千畳敷14:25=行動時間1時間50分

ホテル千畳敷15:00~【千畳敷カール散策】~ホテル千畳敷16:20(泊)


三ノ沢岳 《歩行》 7月10日(火) ホテル千畳敷05:30~極楽平6:53~三ノ沢岳分岐~三ノ沢岳9:34~【往路を戻る】 ホテル千畳敷12:10=行動時間6時間40分

《帰路》 7月10日(火) 千畳敷(ロープウェー) ⇒ しらび平(路線バス) ⇒ 菅ノ台【入浴】 ⇒ 駒ヶ根市(高速バス)16:00 ⇒ 新宿 19:45



7月9日(月)

【極楽平方面の様子】 ホテル千畳敷から。
雪渓がどんな具合か、明日の本番に備えて、極楽平まで下見に出かける。


【極楽平】 ここまで上がると、稜線伝いには残雪がない。


【三ノ沢岳分岐】 


【宝剣岳がチラと見える】 下見はここまでにして千畳敷へ戻る。


【千畳敷カール】 今回、行動を共にする乙女軍と
カールに咲く花々を訪ねる。
アイゼンを初めて着けるという人もいるので、アイゼン歩行の練習を兼ねる。


【宝剣岳をバックに五人衆】


7月10日(火)

雨の中、千畳敷ホテルを出発する。

三ノ沢岳方面へ入ってすぐである。
私が五人衆とはぐれてしまったのは・・。

遭難碑がある岩場で私がもたついている間に、五人衆が先へ進んでいるとばかり思い、私は急いで追いかける。

五人衆は私が滑落でもしたかと心配して、あたりを探し回ってくれた。
ガスで見通しが利かない中、私が忽然と消えたので、五人衆は心配のあまり前進する気を無くし、極楽平へ戻る。
尚且つ、冷たい雨中“猿団子”しながら、極楽平で私が現れるのを未だか未だかと待ってくれた。

罪な私めは、ともかくピークまで到達しないことには五人衆の所在が前か後ろか分らないと思った。
而して先へ急ぐ。

【一瞬ガスの切れ間に、宝剣岳方面を振り返る】


【三ノ沢岳】 頂上の昼寝岩。
もしかして仲間がここにいるかとの期待感を打ち砕かれる。
メンバー勢ぞろい出来ず残念の一語に尽きる。
私が頂上を踏み、極楽平へ戻ると、『先に千畳敷へ戻る』との置き手紙があり一安心する。
 

千畳敷ホテルで五人衆と涙の再会、ホテルの人にもご心配をかけてしまった。

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中央アルプス:安平路山

2007-02-07 | 中央アルプス
2004年6月5日(土)~6日(日)

6月5日(土)  《往路》 JR多治見駅13:00⇒ 飯田経由 大平宿15:00(泊)

6月6日(日) 《歩行》 大平宿4:10⇒ 摺古木山登山口4:50~安平路山8:00~摺古木山登山口11:10=行動時間6時間20分⇒大平宿12:00 

 《帰路》 6月6日(日) 大平宿13:00⇒ 飯田経由 JR多治見駅15:38



大平宿で、集団離村して空き家になった民家をレンタルする。
民家の管理状態は最悪、2度と泊まりたくない。

摺古木山登山口への林道はエグレていて、超ダート。
それでもワゴンタイプのタクシーが団体を乗せて運行している。

登山道は笹藪の刈り払いがなされ、迷うこともない。
シラビソ原生林が続く。

左に御嶽山・乗鞍岳、後方に恵那山を望む。

【カラマツ芽吹き】


【安平路山】


【雨にけむる摺古木山】


【チングルマ】


【キバナノコマノツメ】


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中央アルプス:越百山

2006-12-12 | 中央アルプス
2004年9月26日(日) 
 
《歩行》 今朝沢橋6:00~福栃橋6:40⇔9:00(リーダーを待つ)~越百小屋12:00~越百山13:20~越百小屋14:00⇔15:00(リーダーを待つ)~今朝沢橋17:10=歩行時間7時間50分

福栃橋でリーダーとは違うコースを行ってしまう。
打ち合わせが不十分だったと反省しきり。
元に戻り、リーダーを追う。
下山してきた若者に尋ねると越百小屋あたりですれ違ったという。
越百山まで登る。
越百山頂上はガスって展望はきかない。     

越百小屋でリーダーの帰りをギリギリまで待つ。
越百小屋主に、リーダーとはぐれた話をする。
宿泊客(年配の夫婦)も心配してくれる。

暗くなるといけないので、小屋主人に伝言を頼み、15:00まで待って下山にかかる。
50分後にリーダーも無事降りてきた。
北沢尾根を登ってくると思って、寒さに震えながら南駒ヶ岳でずーっと待っていたらしい。

途中、リーダーの携帯電話に8回連絡するが返事がない筈である。
車内に置き忘れてあった。



【奥は木曾殿山荘へ至る尾根】 手前が南駒ヶ岳へ直登する北沢尾根


【越百山頂上】


【越百小屋から越百山が見える】


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中央アルプス:木曽駒ヶ岳~麦草岳

2006-08-22 | 中央アルプス
2006年8月21日(月) 

コース・到着時間:ロープウェー千畳敷駅8:23~宝剣山荘9:04~木曽駒ヶ岳9:38~玉ノ窪山荘10:02~木曽前岳10:19~牙岩10:50~麦草岳12:20~牙岩13:20~玉ノ窪山荘14:19~木曽駒ヶ岳14:57~宝剣山荘15:28~ロープウェー千畳敷駅15:55=行動時間7時間32分




麦草岳が難山などとは露知らず、ピストンすることに。

【宝剣岳を眺めて通る】千畳敷のお花畑をゆっくり登る。ロープウェー営業終了17時までに戻るために、花撮影は封印する。


【木曽駒ヶ岳頂上】


【木曽駒ヶ岳をふり返る】


【木曽前岳頂上】前岳を過ぎると登山道が一変する。


【コマウスユキソウ】


【コマクサ】


麦草岳へは難路である。急坂(半端でない)、道幅が狭い(人幅)、崖っぷち(樹木が生えていない草付き崖)、足元が草藪で見えないなど等、悪条件の登山道をヘッピリ腰で進む。
帰りのロープウェーに間に合いそうもない。
リーダーだけにはピークを踏んでもらおうと、私にかまわず先へ行ってと申し出る。
崖に転落するといけないと思ったのか、リーダーは辛抱してつきあってくれる。
牙岩の手前でリュックをデポする。
ここでカメラも断念し、歩きに集中。
ここから先の映像はリーダー撮影。
時間をかけて麦草岳に到着する。
無上の喜び!
復路は登山道の様子が解っている分、怖さが無くスイスイと早い。
難山を制覇した感慨がじわじわ沸いてくる。


【麦草岳頂上】


【麦草岳山頂をふりかえる】


【牙岩から山頂へ続くルート】


【キオン】


【サラシナショウマ】


【トリカブトの実】



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中央アルプス:南駒ヶ岳~赤梛岳~仙涯嶺~越百山

2006-07-15 | 中央アルプス
2006年7月13日(木)~14日(金)

コース・到着時刻:13日(木)今朝沢橋4:00~福栃平4:47~北沢尾根登山口5:26~五合目6:38~北沢尾根3等三角点(2411.0m)8:27~南駒ヶ岳10:57~赤梛岳11:38~南駒ヶ岳12:23~仙涯嶺13:40~越百山14:53~越百小屋15:36(泊)=行動時間11時間36分

14日(金)越百小屋6:00~福栃平8:21~今朝沢橋9:00=行動時間3時間





13日(木)

小雨・強風・ガスの中、北沢尾根・標高差1760mを黙々と登る。
ミネズオウ・イワウメなど高山植物の歓迎を受け、疲れが吹き飛ぶ。

【長大な北沢尾根】 翌日、写す


【ミネズオウ】


【イワウメ】


【ミネカエデ】


【チョウジコメツツジ】


【チングルマ】


【ツガザクラ】


【ウスユキソウ】


【アオノツガザクラ】


笹の刈り払いがなされ、指導標もあり、コース整備は行き届いている。
頂上が近づくと、岩場が続く。
リーダーにフォローしてもらいながら進む。
「頂上まで45分」の標識からが長い道のりだった。

山頂標識が見えた時は歓声をあげる。
単独行が休んでいる。
私達と逆まわりに、越百小屋から来て、北沢尾根を下るそうである。
山頂は今まで以上に強風・ガスが吹き荒れている。
【南駒ヶ岳】


【南駒ヶ岳の山容】 翌日、写す


リーダーは強風を物ともせず、赤梛岳に向かう。
エーッ!この風をついて、行くの?
ガスで周りの山はなーんにも見えない。
雨滴がついて用を成さないメガネはとっくに外してしまった。
裸眼のほうがまだましである。
【赤梛ノ頭】


強風にあおられるのにも慣れてくる。
南駒ヶ岳に戻り、岩陰で風をよけながら、昼食タイム。
寒いうえに、手がかじかんで自由がきかない。
味わうゆとりもなく、飲み込むように早食いする。

長居は無用とばかり、仙涯嶺に向かう。
標高差200mを延々と下り、岩場を何度か越えると山名のうすれた標識がある。
ここが仙涯嶺かな。
後ろにボーット見えているのも仙涯嶺っぽいけど。
【仙涯嶺】


【仙涯嶺の山容】 翌日、写す


危険な岩場を無事クリアーした気の緩みか、越百山は未だか未だかばかり思いながら進む。
疲れもピークである。
最後まで止むことを知らない強風・ガスのなか、越百山頂にほうほうの体でたどり着く。
【越百山】


稜線を少し下った場所にある越百小屋に投宿する。
3月の大雪で家屋が一部倒壊したという。
突貫工事中であった。

濡れたレインウエアーなどの始末を終えるとストーブの前に陣取る。
冷え切った身体がじんわり温まってくる。
心尽くしの夕食を頂き、重ね着してふとんにもぐりこむ。


14日(金) 

昨日とうってかわって、青空が広がる。
オオシラビソの原生林が続く中を下る。
【シラビソ原生林】


今、まさにオサバグサの花盛りである。
斜面一面をうづめ尽くす。
【オサバグサ】


御嶽山が見える。
【御嶽山】


「下ノコル」の水場で空のペットボトルを満たし、重いのに自宅へ持ち帰る。
ゲート近くでこれから登る男性3人組とすれ違う。
「お天気でよかったですね」「お早いですな」と挨拶をかわす。

「恋路の湯」で入浴。
温泉前にあるお蕎麦屋の蕎麦と五平餅はとびきり美味しい。
地元の奥さん達の手作りである。
五平餅の土産は家で好評だった。


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