登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

南アルプス:小太郎山~北岳~間ノ岳~三峰岳

2006-10-11 | 南アルプス
2006年10月8日(日)~9日(月)

10月8日(日) コース・到着時刻:広河原6:15~白根御池小屋8:31~小太郎尾根分岐11:30~小太郎山12:52~(往路を戻る)~小太郎尾根分岐13:49~北岳14:44~北岳山荘15:37(泊)=行動時間9時間22分
10月9日(月) コース・到着時刻:北岳山荘6:38~間ノ岳8:09~三峰岳8:50~(往路を戻る)~北岳山荘10:52~八本歯ノコル12:13~(大樺沢)~二俣13:16~広河原14:53=行動時間8時間15分



10月8日(日)  

秋晴れが続く日を待ったら、三連休と重なってしまった。
甲府4:00発/広河原行きバス3台目の乗客となる。

草スベリの急登を登りきり、
烈風吹きすさぶ小太郎尾根に入る。
顔をスッポリ覆う帽子をかぶる。
マイナーな山だが、4組に行き交う。


【鳳凰三山が近い】


【小太郎山から北岳を望む】 


小太郎山から戻り、風を除けて昼食をとる。
更に重ね着をして、北岳をめざす。

【北岳への稜線】 岩に張り付いた氷雪



【北岳の山頂】 強風にもめげず、登山者が多い。
バットレスをやったのか、ヘルメットの若者も見かける。


【ナナカマド樹氷】


北岳山荘に投宿。
受付は大混雑、予約してあったにも拘らず、満室だから廊下に寝てくださいという。
夕食は3回転目/19時からである。
三連休に泊まったのが、そもそも悪かった。

10月9日(月・祝)  

強風はおさまっている。
絶好の登山日和。

【ご来光】 北岳山荘から


小屋の美味い朝食をたらふくいただき、間ノ岳へ意気揚々と向かう。
間ノ岳までピストンする大勢の人達に出会う。

【仙丈岳・甲斐駒岳を振り返る】 真っ白に冠雪した北アルプス・後立山連峰・乗鞍岳が後方に並ぶ。


【間ノ岳】 後ろに農鳥・荒川・塩見


三峰岳までピストンする。
単独行2人に行き交う。


【三峰岳】 富士山が写っている。


【三峰岳から中央アルプスを望む】


【三峰岳から北岳・甲斐駒岳】


【農鳥岳、農鳥小屋も小さく見える】 三峰岳から


【ホシガラス】 ハイマツの実を沢山集めてついばむ


北岳山荘に戻り、早い昼食とする。
八本歯ノコルをめざし、トラバース道を行く。
苦手とする梯子の連続、大樺沢まで20回程はあったろうか。
急降下が延々と続く。

【間ノ岳を振り返る】


【八本歯ノ頭】 登らずに手前のコルから大樺沢へ降りる。


【コーヒータイム】 標高差1400m・急降下の連続で足が疲れた。
美味しい沢水でコーヒーを味わう。


広河原では甲府行きバス待ちに、大行列ができている。
乗り合いタクシーにうまく乗れた。
小太郎山で写真を撮りあった青年も偶然乗り合わせる。

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北アルプス:黒部源流/赤木沢遡行&薬師岳

2006-10-01 | 北アルプス
2006年9月29日(金)~30日(土)



9月29日(金) コ-ス・到着時刻:折立キャンプ場4:00~太郎平小屋7:39~薬師沢小屋/黒部川入渓9:24~赤木沢入り口10:34~大滝12:00~草原12:49~稜線13:46~赤木岳14:05~太郎平小屋15:50(泊)=行動時間11時間50分
9月30日(土) コース・到着時刻:太郎平小屋6:00~薬師岳8:08~太郎平小屋10:00~折立12:24=行動時間6時間24分

9月29日(金) 

当初、薬師沢小屋泊で計画したものの、それだと小屋に昼ごろ到着してしまう。
スタートを早朝4時にして、赤木沢から太郎平小屋まで一気に行ってしまおうとなる。
行きがけ、太郎平小屋で宿泊を予約し、着替えを預かってもらう。
受付の若者は「薬師沢小屋へ下りてからですかぁ!」と驚いたそうである。

【薬師沢小屋のテラスで入渓の準備をさせてもらう】

  
黒部川本流は右岸⇔左岸を何度か渡り返す。
ルートはリーダーにお任せ、遅れないよう付いて行くのに必死である。
思ったほど水は冷たくない。
最深で太腿あたりまでの水量である。

【赤木沢出合】 手前が黒部川


【赤木沢へ入る】 リーダーはへつっている。私はブッシュを高巻く。


【スラブ2段の滝】 


【草もみじにナメ滝が映える】 滑る、滑る。ウォータースライダーに最適


【紅葉の中を遡行する】 水量が少ないので歩きやすい


【大きな滝】 右の草付きを高巻く


【ミニゴルジュ】 エメラルドグリーン!


【斜滝】 特徴ある滝なので、現在地の確認ができる。


【コース半ばから稜線を見上げる】 赤木沢の中間地点


【階段状の滝】                        【最大の滝】
 

【大滝を高巻く】 2段になっている。ここは上段部。


【後ろを振り返ると水晶岳がクッキリ】 大滝から来し方をかえりみる。


【標高2270mの二又では右の支流をとる】 少しは太郎平に近いかなという魂胆。


【薬師岳全景が手に取るよう】


【沢の源頭を過ぎ草原に飛び出す】 ここから稜線めざしてひたすら直登。


【赤木岳】 縦走路に出て一安心するも、この赤木岳で現在地を知る!


【今宵の宿/太郎平小屋に戻ってくる】 明るい内に帰れてよかった。


9月30日(土) 

ついでの駄賃に薬師岳をピストンする。
超度級の眺め、登った価値あり。
居合わせた人達と山座同定に興じる。
噴煙たなびく浅間山もかすかに見える。

【薬師岳から北アルプスがぐるりっと】 剣・立山・白馬・鹿島槍・針ノ木etc


【薬師岳から乗鞍・御嶽方面】


【薬師岳から槍・穂高・鷲羽を望む】 槍から穂高のシルエットは見飽きない。


帰りに寄り道入浴した平湯温泉「ひらゆの森」はお勧め。
リーズナブル&広大。

沢をやるには時期が遅いかなと少々不安だった。暖かい日でラッキー。

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