登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

山梨:御題目尾根~前三ツ頭~御神楽尾根

2014-08-29 | 山梨の山
山梨:御題目尾根~前三ツ頭~御神楽尾根

2014年8月22日(金) 



コースの最初と最後は八ケ岳横断歩道を歩く。
八ケ岳横断歩道は道幅の広いルートが整備されている。
標識には現在地ごとの番号が振られている。

八ケ岳横断歩道⑱から御題目尾根に取り付く。
昔の修験道だったのだろうか、祠・石仏・錫杖などを登る道すがら、そちこちで見る。
標高2180m地点で天ノ河原から来る一般ルートに合流する。
樹木に取り付けられた「ここが一番キツイ」看板を見る場所である。

前三ツ頭山頂では富士山・甲斐駒岳の展望をほしいままにする。
赤岳がチラリと覘く。

下りにとった御神楽尾根は標高2150mで尾根をはずれ、東方向に向かう。
笹原に覆われているこの地点は、踏み跡が定かならずルートフアインデイングを要する。
リーダーの好判断で、うまく次の尾根に乗ることができた。
スタート直後、天ノ河原でルートミスしたが、リーダーは見事に汚名挽回する。

去年、天女山でお目にかかったオオビランジが、御神楽尾根では、今が盛りと
惜しみなく咲き誇る。ビランジの原種だという。


御神楽尾根を標高1680mまで降った地点で、八ケ岳横断歩道標識⑯と出合う。
八ケ岳高原ラインの車道に出るまで、手入れが行き届く八ケ岳横断歩道
を歩く。


《往路》
JR大月7:30(貸切バス)
⇒天女山駐車場9:10

《帰路》
八ケ岳高原ライン16:40(貸切バス)
⇒大月18:20

《費用》
¥3000(バス代)

《歩程》
天女山駐車場9:23~天ノ河原9:34(ルートミス)-10:22
~八ケ岳横断歩道⑳10:47~八ケ岳横断歩道⑱御題目尾根取り付き11:24
~御題目尾根2000m11:30(昼食)-12:00~P2106m大岩の剣12:40
~2180m出合12:58~前三ツ頭P2364.4m13:36~御神楽尾根2150m14:22
~御神楽尾根標高1680m・八ケ岳横断歩道標識⑯15:44~八ケ岳横断歩道1501m16:09
~八ケ岳高原ライン出合16:23

行動時間 7時間00分 10.2キロ

地形図2.5万:八ケ岳西部・八ケ岳東部・谷戸



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ツリガネニンジン

マツムシソウ

コオニユリ

ハギ

オトコエシ

ミヤマモジズリ

ワレモコウ

八ケ岳横断歩道標識21

八ケ岳横断歩道標識19

ママコナ

石像

三ツ頭岳を望む

甲斐駒ケ岳

石仏

コウリンカ

石仏

富士山

甲斐駒ケ岳・北岳

錫杖と南アルプス

錫杖と富士山

カワラナデシコ

シュロソウ

ダイモンジソウ

コゴメグサ

「ここが一番キツイ」

前三ツ頭頂上

前三ツ頭頂上から三ツ頭岳を望む

富士見高原スキー場・中央アルプス

南アルプス

オンタデ

メイゲツソウ

トウヤクリンドウ

ウスユキソウ

オトギリソウ

コケモモ

オオビランジ

八ケ岳横断歩道・展望台

八ケ岳横断歩道16

八ケ岳横断歩道B

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山梨:尾白川渓谷~日向山

2014-08-26 | 山梨の山
山梨:尾白川渓谷~日向山

2014年8月18日(月) 



尾白川渓谷に入る登山口は竹宇駒ケ岳神社である。
白州名水百選の尾白川渓谷を右に見下ろしながら
鎖や鉄製階段を伝い、慎重に歩き始める。

旭滝、神蛇滝を通り、不動滝でランチタイムとなる。
不動滝からは、沢を離れ崖の道に入る。
標高差150mほど上がるだけだが、急こう配が連続し下りにはとりたくないルートだ。
登り口の不動滝で、すれ違った犬連れフアミリーに「きつい坂ですよ」
と釘を刺されていたが、納得。
今が旬のチチタケを教わる。千切ると白いチチがでる。
廃道同然の林道に達し、その林道をチンタラ行くと雁ケ沢に落下する錦滝に到る。

東屋から標識に従い、日向山への山道にとりつく。
濃いピンク色のビランジがひっそりと咲く。
雁ケ原の分岐まで等高線が混むきつい登りだ。

花崗岩が堆積した砂上に日向山頂上が鎮座する。
アキアカネが舞い、色とりどりの花々が出迎えてくれる。
向かいには鼠色した花崗岩がニョキニョキ林立し、特異な風貌を見せている。
尾白川渓谷源流を発する甲斐駒ケ岳が真ん前に聳え、展望が良い。

下りはなだらかな尾根道が続き、下山口の矢立石に着くのが矢の如く早し。 


《往路》
JR八王子駅7:00(貸切ワゴン)
⇒竹宇駒ケ岳神社9:05

《帰路》
矢立石15:45(貸切ワゴン)
⇒日帰り温泉16:30-17:40
⇒八王子駅21:10

《費用》
¥5000(貸切ワゴン)
¥820(日帰り入浴)
《歩程》
竹宇駒ケ岳神社9:20~不動滝11:29(昼食)-12:00~錦滝12:45
~日向山14:21~矢立石15:38

行動時間 6時間18分 10.0キロ
地形図2.5万:長坂上条



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日向山登山口




駒ケ岳神社石仏

尾白川渓谷に架かる吊り橋

旭滝

神蛇滝


?花の実

イワタバコ

トチバニンジン実

不動滝

カワラナデシコ

錦滝

雁ケ原方向

日向山と鞍掛山の分岐


オオビランジ



ホタルブクロ

日向山頂上


コゴメグサ


オヤマボクチ


アキアカネ

ギボウシ

センジュガンピ

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静岡:富士山;プリンスルート

2014-08-20 | 静岡の山
静岡:富士山;プリンスルート

2014年8月14日(木)~15日(金)



お盆ウイーク、私のスケジュールは完全空白で寂しい限りである。
急に思い立って、去年も登った富士山;プリンスルートツアーに参加する。

一日目に標高差700mを登る。
二日目は標高差700mを登ったあと、2000m下る。
下りは御殿場ルートの大砂走りを駆け降りる 



《往路》8月14日(木)
新宿8:30(貸切バス)
⇒富士宮口五合目14:00

《帰路》8月15日(金)
御殿場口五合目10:00(貸切バス)
⇒日帰り温泉(入浴・昼食)11:00-12:30
⇒新宿19:30

《費用》
¥27800(一泊三食、日帰り温泉)

一日目
8月14日(木) 雨 強風 


雨の中、富士宮口五合目から登り始め、新六合目分岐で宝永火口
へ向かう。
降雨のお蔭で、登山道が適度に締まっているのが幸いして登り易い。

七合五勺にある本日泊まる砂走館に着くころには、雨も上がる。
自家製、具だくさんカレーをお替りしていただく。
蚕棚風に3階まで寝床をしつらえてある。
空いているお陰で、手足を伸ばして仮眠をとる。


《歩程》
富士宮口五合目14:24~新六合目分岐14:49~宝永火口15:10
~七合五勺・砂走館17:41

行動時間 3時間17分 4.6キロ


二日目
8月15日(金) 晴れ 強風 


二日目、ヘッドランプを点けてスタートする。
登るほどに強い風が背中を押す。
向かい風でなくて良かったとはいうものの、風速10mの強風に
煽られ、よろける。

早々に下山してくるグループに出合う。
強風のため頂上で待っていられず、御来光はあきらめたという。

強風をついて順調に頂上鳥居に達する。
剣が峰登頂とお鉢めぐりは危険を伴うので、ここから下山する。

富士山で 真暗闇を下山するのは初体験だ。
強風はいよいよ増す。
メガネが曇って、岩や石混じりの道が見えずらい。
前を歩くガイドが置く足場通りに辿る。

夜明けに、無事小屋に戻ってくる。
雲が邪魔して、御来光は見ること叶わず。

美味しい朝ご飯、味噌汁・ご飯ともお替りする。
後に減量で苦しむことになるとは、夢思わず・・

待望の大砂走りだ。
爽快、愉快、楽ちん、調子に乗って足を痛めない程度に楽しむ。
以前として強風が背中を押す。

五合目あたりは花々が咲き乱れる楽園、去年みた花が同じ場所に咲いている。
来年も又、登れるといいな。 


砂走館01:40~御殿場口頂上鳥居04:23~砂走館に戻る6:11(朝食)-7:30
~大砂走り入口8:18~大石茶屋9:40~御殿場口五合目駐車場10:00

行動時間 8時間20分



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富士宮口五合目

ハクサンシャジン

クルマユリ

イワオウギ

富士宮新六合目小屋

宝永第一火口

宝永山を振り返る

砂走館

御殿場口頂上鳥居に着く、下りの標識

雲海

宝永山の後ろに二ツ塚も見える

砂走館に戻る

3090m・七合五尺からの眺め

二ツ塚と御殿場口五合目駐車場が見える


大砂走り分岐

大砂走り

富士山を振り返る

二ツ塚の横を通る

フジアザミ

メイゲツソウ

オトギリソウ



ノコンギク

富士山を振り返る(五合目駐車場から)

ミヤマモジズリ


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静岡:三島と柿田川湧水群

2014-08-17 | 静岡の山
静岡:三島と柿田川湧水群

2014年8月8日(金)



富士山が噴火した時に溶岩流が三島まで到達した。
今を去る1万4千年前の事だという。
富士山に降った雨や雪が地下に浸透し、26年かけて溶岩の間を通って三島で湧水となる。
1日100万Tだとか。

三島駅にほど近い楽寿園は宮親王の元別邸を市立公園として
公開している。溶岩や湧水を庭園にうまく取り入れて設計されている。

有名な柿田川湧水のほか、源兵衛川も湧水を水源としている。
清冽な流れに沿って遊歩道が設けられ、子供たちが川の中で
遊んでいる。
固有種のミシマバイカモが勢いよく育っている。

ランチは三島の「うなぎ料理」にする。
うなぎを湧水で数日晒すことで余分な脂肪や臭みがとれる。
やわらかくて旨い。

柿田川公園で湧水がこんこんと湧き出ている様子を展望台から
真下に眺められる。
泉の館で湧水をペットボトルに汲んでお土産に持ち帰る。

富士山がもたらす自然の恩恵を身近に感じた旅だった。


《往路》
渋谷6:56(京王・小田急¥946)
⇒下北沢7:02-7:09
⇒小田原8:32-8:39(JR¥670)
⇒熱海9:02-9:06
⇒三島9:19

《帰路》
バス停・柿田川湧水公園前14:36(バス¥210)
⇒三島14:50-15:23(JR¥670)
⇒熱海15:37-15:49
⇒小田原16:12-16:22(小田急・京王¥946)
⇒下北沢17:50-17:54
⇒渋谷18:02

《歩程》
三島駅9:30~楽寿園9:40(園内散策)-10:10~源兵衛川10:15
~三石神社11:10~うなぎ料理屋11:20(昼食)-12:00
~せせらぎ公園12:30~柿田川公園13:14-14:10~バス停・柿田川湧水公園前14:20

行動時間 4時間50分 7.4キロ



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楽寿園

フウラン

灯籠

1万4千年前の溶岩

楽寿園の小浜池は湧水が干上がっている
上流で汲み上げ過ぎたため

縄状溶岩

源兵衛川マップ
源兵衛川

宮さんの川(小浜池を源流とする)

うなぎ屋でランチ

セグロセキレイが水辺にやってきた

中郷湧泉

カルガモ親子

ミシマバイカモ

柿田川湧水

湧水源

キキョウ

ナンテン

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1年前:山梨:高指山
山梨:高指山
山梨:高指山2013年8月7日(水)山中湖畔の東側にあるバス停・東電寮入口から歩き始める。リーダーの花博士は目敏い。パノラマ台までの間にコマツナギ・キソチドリ・ミズ...


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埼玉:物見山~滝沢の滝

2014-08-10 | 埼玉
埼玉:物見山~滝沢の滝

2014年8月5日(火) 



関東で、いや日本で、常に最高気温を記録する埼玉県下の里山歩きである。
多めに持参した水も、融通したりしてすっかり使い切る。

予定に入っていた鎌北湖や日高富士山をカットし、
メンバーが熱中症にかからないようリーダーは配慮する。

「宿谷の滝」までタクシーを使う。
奥武蔵自然歩道に位置する物見山へ超スローペースで登る。
物見山で見晴らしを楽しみながらランチをいただく。
涼しい風が吹き抜ける。

物見山北東尾根を町村境界杭にそって下る。
250m圏で町村境界を離脱し、沢沿いに西へ進む。
林道に出合うと間もなく、「滝沢の滝」分岐である。
空身で「滝沢の滝」まで往復する。

「滝沢の滝」の岩肌に張り付くようにイワタバコが咲き誇る。
滝壺では親子連れが水遊びをしている。

日高富士山を割愛し、町村境界に戻る。
宿谷公民館まで歩き、タクシーを呼ぶ。


《往路》
JR渋谷7:24(¥165)
⇒池袋7:40-7:45(東武¥648)
⇒坂戸8:31-8:35
⇒東毛呂8:50-9:45((タクシー人数割¥430)
⇒宿谷の滝10:00

《帰路》
宿谷公民館15:45(タクシー人数割¥480)
⇒東毛呂16:00-16:12(東武¥648)
⇒坂戸16:27-16:38
⇒池袋17:24-17:35(JR¥165)
⇒渋谷17:51

《歩程》
宿谷の滝10:20~物見山11:36(昼食)-12:15~p300m13:13
~林道出合い14:00~滝沢の滝14:20~宿谷公民館15:25

行動時間 5時間05分 6.2キロ
地形図2.5万:飯能


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シュウカイドウ

ヒナタボッコ

宿谷の滝

ヤブミョウガ

物見山への標識

物見山

日高富士山へ

滝沢の滝
イワタバコ

宿谷へ

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山梨:小楢山

2014-08-03 | 山梨の山
山梨:小楢山

2014年7月30日(水)



駅から登山口の焼山峠まで、及び、下山口のオーチャードビレッジから駅まで
タクシーを利用して効率よく登る。
焼山峠の標高が1500mであるから、自分の足では標高差200mほど登ったにすぎない。
申し訳ないほどの山登りではある。

カラマツの植林帯が延々と続く。
オダマキ、マルバダケブキ、イチヤクソウ、ボタンヅルなどの花に出会う。

小楢山頂上から、かすかに富士山を遠望する。

後半、一次の峠からオーチャードビレッジまでは長い林道歩きを余儀なくされる。

帰りのタクシーで果物直売所に立ち寄ってもらい、旬の桃を仕入れる。


《往路》
渋谷6:53(JR¥1944)
⇒新宿6:59-7:04
⇒高尾7:59-8:02
⇒塩山9:25-9:35(タクシー人数割¥1500)
⇒焼山峠10:05

《帰路》
オーチャードビレッジ15:55(タクシー人数割¥800)
⇒塩山駅16:28-16:31(JR¥1944)
⇒高尾17:41-17:45
⇒新宿18:47-18:53
⇒渋谷18:59

《歩程》
焼山峠10:10~新道・旧道分岐10:59~的石11:10
~小楢山11:20(昼食)-12:00~幕岩12:33~大沢山12:37
~一次の峠13:54~母恋し路出合14:29~オーチャードビレッジ15:36

行動時間 5時間26分 10.5キロ
地形図2.5万:塩山、川浦





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焼山峠

子授地蔵

オダマキ

ノリウツギ

小楢山へ旧道をとる

ツノハシバミ(果実)

的石

アキノキリンソウ

マルバダケブキ

小楢山頂上

イチヤクソウ

クサボケ

幕岩

大沢山

ホツツジ

一次の峠

父恋し路登山口

ネジバナ

オーチャードビレッジへ

ヤマユリ

ボタンヅル

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1年前;山梨:小太郎山
山梨:小太郎山
山梨:小太郎山2013年7月22日(月)~24日(水)22日(月)に泊まった白根御池小屋は、食事良し、居心地良し、水・湯飲み放題が嬉しい。23日(火)訪れる登山者は...


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