登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

白山:銚子ヶ峰~別山~白山御前峰~妙法山~野谷荘司山 その2

2008-10-21 | 北陸・東海
白山:銚子ヶ峰~別山~白山御前峰~妙法山~野谷荘司山 その2
   【南縦走路~北縦走路】
10月16日(木)
南竜ヶ馬場避難小屋5:36~室堂7:08~御前峰8:13~大汝峰9:30~
お花松原10:43~北弥陀ヶ原12:12~地獄覘12:35~
ゴマ平避難小屋14:50(泊)=行動時間9時間14分
南竜ヶ馬場から室堂へはトンビ岩コースをとる。
登山道は補修がなされて、土留めの丸太が真新しい。

御嶽山の横から出るご来光を拝す。

室堂で昼食用に水1ℓを汲む。
室堂は今日が小屋仕舞いらしく、登山者が多い。

白山御前峰から360度の景観を楽しむ。
経ヶ岳・大長山・荒島岳が近い。
ヘリコプターが資材をつり下ろしている。
今日から、展望コースを補修するようだ。

大汝峰のてっぺんから、ゴマ平小屋へ続く稜線を見下ろす。
お花松原へ、階段状の登山道を急降下する。

色んな種類の高山植物がドライフラワー化したお花松原で、ランチタイムをとる。
山で食べるからおいしいのか、オムスビが絶品だわ。
貴重なオムスビを落っことして、大声をあげている人が約1名 
汲んできた水を沸かして、味噌汁もコーヒーもいただく。

三保峠からゴマ平小屋までの下りはきびしい。
明朝の登り返しが思いやられる。

ひょっこりゴマ平小屋に飛び出す。
夕食はアナゴ蒲焼チラシ寿司・豚角煮・ゴーヤ胡麻和え。
栄養・カロリーとも満点、お腹は満腹、食べすぎだ。


【御嶽山の横からご来光】


【白山御前峰への登りから室堂を振り返る】経ヶ岳・赤兎山・大長山が連なっている


【大汝峰を望む】御前峰から


【これから辿るゴマ平への稜線】大汝峰から。後ろは三方崩山


【お花松原から白山剣ヶ峰を振り返る】ガレが痛々しい


【北弥陀ヶ原から三方崩山を望む】


【地獄尾根を望む】後ろは岩間道


【崩れた所が帰雲山、その右に猿ヶ馬場山・御前岳】


【間名古ノ頭への登り】


【ダケカンバ紅葉】間名古ノ頭への登りから

10月17日(金)

ゴマ平避難小屋4:06~鉄製の橋5:35~妙法山8:04~
野谷荘司山9:57~馬狩12:30~白川郷の湯13:50=行動時間9時間44分
帰りの高速バスを予約してある。ヘッドランプを点けて早朝スタートする。
踏み跡には霜が降りて、ランプのあかりにチカチカ光る。

いきなり、這うような急登だ。
今日のコース全部にわたり、笹の刈払いがなされている。その通り行けば良い。
道迷いの恐れなく、背丈ほどの笹をかき分ける腕力を必要とせず、道中どれほど助かったか、感謝あるのみ。

鉄製橋近くでテント泊している人がいる。
早朝なので、向こうも驚いている様子。
へばってしまい、ゴマ平避難小屋まで行き着けなかったという。

念仏尾根で丁度、ご来光を見ることができた。
無風・ガス無し・暖かい。
後ろを振り返ると、白山連峰が屹立している 
東に槍・穂高を遠望する。
大笠・笈は北方向、至近距離にある。
人形山・猿ヶ馬場山・御前岳も近い。

野谷荘司山で2人連れに出会う。犬が2匹お供しているが、よその犬らしい。
三方岩岳分岐では、もうせん平までピストンするという単独行に会う。

眼下に白川郷を見下ろす。
恐怖の鶴平新道が始まる。ヘッピリ腰でゆっくり降りる。
紅葉を観賞するどころでない。

一変してブナ林になる。ヤレヤレこれで安心だ。

犬を探している人に会う。
先ほど野谷荘司山に居た犬の飼い主だ。

大窪の林道に降り立つ。
指導標がない、間違えて反対方向へスタコラサッサ向かってしまう。
地元の人に尋ねて、引き返す。
GPSは飾りものかい。
コースタイムを相当オーバーして、白川郷の湯にゴールイン。

世界文化遺産の白川郷は観光客でごったがえす。
アツアツの飛騨牛ミンチカツに舌鼓。

【ご来光】念仏尾根から


【槍・穂高の遠望】写真ではウッスラしか見えない


【剣・水晶・鷲羽の遠望】


【妙法山への登り】


【白山の峰々が連なる】妙法山への登りから振り返る


【野谷荘司山への登り】


【笈ヶ岳・大笠山を望む】


【鶴平新道ヤセ尾根を振り返る】


【白川郷を見下ろす】鶴平新道から


【広大なブナ自然林】鶴平新道




その1
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白山:銚子ヶ峰~別山~白山御前峰~妙法山~野谷荘司山 その1

2008-10-21 | 北陸・東海
白山:銚子ヶ岳~別山~御前峰~妙法山~野谷荘司山 その1
     【南縦走路~北縦走路】

2008年10月14日(火)~17日(金)

《往路》
10月14日(火) JR品川06:23⇒名古屋7:53-8:07(中央本線快速)
⇒多治見8:42-8:46(太多線)
⇒美濃太田9:18-9:47(長良川鉄道¥1630)
⇒美濃白鳥11:35-12:20(郡上市コミュニティバス¥500)
⇒バス停・石徹白上在所13:08

《帰路》
10月17日(金) バス停・白川郷(せせらぎ公園)15:35(岐阜バス¥3500)
⇒名古屋・名鉄バスセンター18:31-JR名古屋19:22
⇒品川21:03

《泊》
10月14日(火)神鳩ノ宮避難小屋
10月15日(水)南竜ヶ馬場避難小屋
10月16日(木)ゴマ平避難小屋
             
 
リーダーは飯盒炊餐する意向である。
食料担当の私は無い知恵をしぼって、三日間の献立を作る。
レトルトや缶詰を入れたので、ズシリと持ち重りする。
リーダーがお米を9合担いでくる 

夕食
 10月14日(火) 
  ハンバーグ(レトルト)
  生ずし
  マグロ燻製
  パブリカ行者にんにく味噌和え
 10月15日(水) 
  ビーフカレー(レトルト)    
  ポテトサラダ・燻卵
 10月16日(木) 
  五目ずし・穴子蒲焼(缶詰)
  豚角煮
  ゴーヤ胡麻和え  
~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝食
 10月15日(水) おじや、牛肉大和煮(缶詰)  
 10月16日(木) おじや、ボイルウインナ  
 10月17日(金) スパゲティ・コンビーフ  
~~~~~~~~~~~~~~~~~
昼食・・おにぎり    

フリーズドライ食品が、いかに軽いかを実感する。
味噌汁・スープ18食、個別包装してあるので嵩張るが、重量は300gに納まる。


ピーク集


 
10月14日(火)
石徹白・上在所13:20~石徹白登山口15:23~神鳩ノ宮避難小屋17:05(泊)
=行動時間3時間45分
オタケリ坂の急登をヨッコラショと上がる。
明るい内に、小屋へ着いてよかった。
すぐ水場へ直行、リーダーは水場で丁寧に米を研ぐ。
明朝の分まで5ℓポリタンク(小屋備品)で水を運ぶ。


【南縦走路登山口】石徹白バス停からここまで、2時間の林道歩き。ここで雨があがり、救われる。


【石徹白の大杉】


【紅葉前線が麓近くまでおりている】


【夕食】荷を軽くしたい・腐るといけない、のでいつもより豪華


10月15日(水)
神鳩ノ宮避難小屋5:15~銚子ヶ峰6:30~三ノ峰避難小屋9:22
~別山11:34~南竜ヶ馬場避難小屋14:32(泊)
=行動時間9時間17分
一ノ峰・二ノ峰・別山の登りは急で距離もある。
機会をつくって、他の山からこの尾根の連なりを遠望したいものだ。

リーダーが昨晩、飯盒で炊いたごはんを、おにぎりにして昼食べる。
マウーイ、パリパリの海苔とフリカケがよく合う。

別山で健脚夫婦と立ち話、市ノ瀬~室堂~南竜ヶ馬場~別山~チブリ尾根~市ノ瀬周回コースを朝3時半発ちで、日帰り山行しているそうな。

油坂は石ゴロゴロの下りで歩きにくい。
ようようの思いで南竜ヶ馬場へ着く。


【もうすぐ日の出】


【一ノ峰から二ノ峰へ】


【二ノ峰紅葉】



【まもなく三ノ峰】


【大日岳が近い】


【チブリ小屋が眼下に見える】


【谷間の紅葉】



【雲影を映す池塘】


【別山を振り返る】


【南竜ヶ馬場の建物群が見えてくる】


【後ろに白山御前峰がひかえる】


その2
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2008年 山行記録目次

2008-10-20 | 年月日順の目次
2008年に登った山

2008年 1月 4日(金)山梨:阿梨山~帯那山
2008年 1月10日(木)山梨:要害山~興因寺山~淡雪山
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路ひとり歩き:第1回 ①霊山寺~⑲立江寺:その1
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路ひとり歩き:第1回 ①霊山寺~⑲立江寺:その2
2008年 2月19日(火) 栃木:行道山
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路ひとり歩き:第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺:その1
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路ひとり歩き:第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺:その2
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その1
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その3
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その4
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その1
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路ひとり歩き:第4回 37番岩本寺~40番観自在寺:その2
2008年5月8日(木)山梨:達沢山~笹子雁ヶ腹摺山
2008年5月18日(日)~24(土)四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その1
2008年5月18日(日)~24(土)四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その2
2008年5月18日(日)~24(土)四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その3
2008年5月18日(日)~24(土)四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その4
2008年5月30日(金)東京散歩:浅草寺・・とげぬき地蔵・・小石川植物園
2008年6月17日(火)丹沢【同角ノ頭~檜洞丸】
2008年6月30日(月)~7月4日(金)北海道:暑寒別岳・夕張岳・芦別岳 その1
2008年6月30日(月)~7月4日(金)北海道:暑寒別岳・夕張岳・芦別岳 その2
2008年6月30日(月)~7月4日(金)北海道:暑寒別岳・夕張岳・芦別岳の花 その1
2008年6月30日(月)~7月4日(金)北海道:暑寒別岳・夕張岳・芦別岳の花 その2
2008年7月27日(日)~8月1日(金)北アルプス:蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳【テント泊】
2008年7月27日(日)~8月1日(金)北アルプス:蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳の花          
2008年8月28日(木)~9月1日(月)幻の山行:北アルプス:黒部川東沢遡行~野口五郎岳~三ツ岳
2008年9月11日(木) 山梨:滝子山【寂ショウ尾根】
2008年9月29日(月)~10月3日(金) 山形:門内岳~北股岳~烏帽子岳~御西岳~大日岳~飯豊山~種蒔山~三国岳 その1
2008年9月29日(月)~10月3日(金) 山形:門内岳~北股岳~烏帽子岳~御西岳~大日岳~飯豊山~種蒔山~三国岳 その2
2008年10月14日(火)~17日(金) 白山:銚子ヶ岳~別山~御前峰~妙法山~野谷荘司山【南縦走路~北縦走路】 その1
2008年10月14日(火)~17日(金)白山:銚子ヶ岳~別山~御前峰~妙法山~野谷荘司山【南縦走路~北縦走路】 その2
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路ひとり歩き:第6回 52番太山寺~63番吉祥寺:その1
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路ひとり歩き:第6回 52番太山寺~63番吉祥寺:その2
2008年11月13日(木)~15日(土) 四国:石鎚山
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路ひとり歩き:第7回 64番前神寺~80番国分寺:その1
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路ひとり歩き:第7回 64番前神寺~80番国分寺:その2
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路ひとり歩き:第7回 64番前神寺~80番国分寺:その3
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路ひとり歩き:第7回 64番前神寺~80番国分寺:その4

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飯豊連峰:門内岳~梅花皮岳~御西岳~大日岳~飯豊山 その2

2008-10-09 | 東北
飯豊連峰:門内岳~梅花皮岳~御西岳~大日岳~飯豊山 その2

2008年9月29日(月)~10月3日(金)

10月3日(金)
切合小屋6:20~三国岳8:19~剣ケ峰9:05~地蔵山分岐9:30~横峰小屋跡
10:28~登山口12:02~川入キャンプ場~川入13:30=行動時間7時間10分


切合小屋から神々しいご来光を拝む。

小屋から90m離れた水場へ、水筒をさげて行ってみる。
残念、水は涸れている。
持ち合わせ300ccの水でインスタントきつねうどんを作って朝食にする。
ポカリスエット飲み水が250cc残っている。
剣ヶ峰の水場まで、何とか、もたせよう。

朝からポカポカ陽気、Tシャツ1枚で歩き出す。
七ヶ森~剣ヶ峰で滑落事故が多い・要注意と、切合小屋に貼り紙があった。
七ヶ森・剣ヶ峰は、どちらも岩稜帯が続く。
とりわけ、剣ヶ峰は延々ながーいヤセ尾根だ。ここのペンキ標しは三角マークなので、最初とまどった。
丸標しのマークがべつにあるのかとキョロキョロ探したよ。

お待ちかね水場で、水を補給する。

単独行5人・カップル2組ほどが三々五々登ってくる。

長坂の登山道は、ひどいエグレ方だ。
おまけに、木の根っこも、派手に張り出している。
このコースを敬遠し、大日杉から登る人が多いワケだわ。


【御来光を拝す】蔵王連峰の横から日の出。切合小屋から


【朝日連峰を望む】


【磐梯山】


【重畳たる山並】


【七森を望む】


【剣ヶ峰へ岩稜帯が続く】


【ブナ林】


【ソバの実】収穫間近


  
  
  
  


その1 
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飯豊連峰:門内岳~北股岳~御西岳~大日岳~飯豊山 その1

2008-10-08 | 東北
山形:門内岳~北股岳~烏帽子岳~御西岳~大日岳
        ~飯豊山~種蒔山~三国岳 その1

2008年9月29日(月)~10月3日(金)

《往路》 9月29日(月) JR東京駅9:24(つばさ)
⇒米沢11:24-12:16
⇒小国13:38ー14:43(小国町営バス¥600)
⇒バス停・長者原15:32~民宿越後屋(泊)

《帰路》 10月3日(金) 川入14:30ー15:00(タクシー¥5310)
⇒JR山都駅15:15ー15:40⇒会津若松16:13ー16:21
⇒郡山17:37ー18:01(やまびこ)⇒大宮18:58-19:12
⇒渋谷19:48

《宿泊》
9月29日(月)長者原・民宿越後屋(¥6800)
9月30日(火)門内小屋・・・水は【五郎清水】から2時間40分担ぐ
10月1日(水)御西小屋・・・水は【梅花皮小屋】から4時間10分担ぐ
10月2日(木)切合小屋・・・水は【本山小屋】から1時間30分担ぐ


ピーク集
【梶川峰】            【胎内山】
  
  
  
9月30日(火)
《歩程》
民宿越後屋6:35(送迎)⇒飯豊山荘登山口6:45~
【梶川尾根】湯沢峰9:01~梶川峰12:26~扇ノ地神13:26~
門内小屋13:57(泊)=行動時間7時間12分


前泊した越後屋の主に登山口・飯豊山荘まで送迎してもらう。
越後屋の主には3年前、エブリサシ岳でたまたま、お会いしている。
その時のことを、昨晩打ち明けてくれた話によれば~~
エブリサシ岳・足の松尾根登山道で、我ら2人は熊が餌を食んでいるすぐ上を2度も通ったらしい。今頃、キャーも無いよな。

梶川尾根取り付きは、いきなり急登で始まる。
例によって、スローペースに徹する。4日間完走できますように 

梶川峰で出会った人は、かなりの健脚。
飯豊山荘⇔北股岳を日帰りピストンして余裕しゃくしゃく。

今宵の門内小屋泊まりは私だけだ。
持ち物は広げ放題にする、ラジオはガンガン鳴らす。

明るい内にスパゲティを作って夕食にする。
ねずみさんが出没するかも~と思い、食べ物類は紐でぶらさげる。

戸外では風がうなる。
インナーダウンの上下を着込んでシュラフにもぐる。

【石転沢の雪渓】根雪が残っている


【紅葉が始まっている】後方にチョコット頭を出している山は、鉾立峰・エブリサシ岳か


【今晩の宿・門内小屋が見える】左は北股岳


【門内小屋に到着】後方に明日たどる稜線が延びる


10月1日(水)
《歩程》
門内小屋6:02~北股岳7:24~梅花皮小屋8:03~
~烏帽子岳9:34~御西小屋13:09(泊)=行動時間7時間07分



一日中、朝日連峰・蔵王連峰を眺めながら稜線を辿る。コースでは誰にも会わない。

御西小屋のお泊まりは、東北百名山に挑戦中の宮城在住さん、二百名山をやっている広島在住さん、それに私の3人だ。
御西小屋は改築されて、快適。

今晩はフリーズドライのカレーを食す。
味よし、レトルトに比べ、重量が軽いから私向き。

御西小屋から5分ほど降りた沢で、広島在住さんは湧き水を汲んできた。
エブリサシ小屋で同宿した人から御西小屋・水情報を得たという。
明日、切合小屋で使う水は飯豊本山小屋で汲んでいけば良いと、宮城在住Tさんに
教えてもらう。
吾妻連峰・月山・磐梯山の方角も、Tさんに教わっておく。
Tさんの話で驚いたのは、非常食用にバナナ1房(5~6本あった)を携行されていること、朝食にはウイダーインゼリーを欠かさないこと!
17キロの荷物を35~45ℓリュックにうまくパッキングされている。
マットも中に納まっている。技あり、真似できない。


【直線の造形は笹原】


【はるかカナタに日本海の港らしき建造物が見える】北股岳から
最後列の山は二王子岳か


【イワヒバリ】北股岳の鳥居で、羽を休めている


【石転沢を見下ろす】この時期でも、ここを登ったり下ったりする人がいるようだ。小国駅で会った青年は、ここを下って死ぬ思いをしたと述懐していた。さも、ありなん。


【きのう登ってきた梶川尾根】


【笹原が勢力を増しているのは、はたしてどんなもの】


【山肌を覆う枯れ草】


【烏帽子岳付近の紅葉】


10月2日(木)
御西小屋6:34~大日岳8:12(ピストン)~御西小屋9:33
~駒形山11:12~飯豊山11:39~切合小屋14:38(泊)=行動時間8時間04分

今日のコースでは、大日杉から登ってくる人達3組10名ほどに出会う。
皆さん、本山小屋泊まり。
異口同音に水場を尋ねられる。

万年雪の雪渓が、草紅葉を一段とひきたてている。
谷筋からガスが次々わきあがる。
教えてもらった吾妻連峰・吾妻小富士・磐梯山らしき山塊を認める。

切合小屋は鞍部にあり、二階南向きの部屋は夜間も暖かい。
月の姿は見えないが、星明かりでガラス窓は一晩中、白じんでいる。
満天の星空を飽かず見上げる。夜明け前、オリオン座だけ分った。


【ナナカマド紅葉】後方は大日岳


【ニッコウキスゲ・ドライフラワー群】


【飯豊山の山容】


【飯豊本山小屋水場へは新雪を踏んでいく】


【紅葉と根雪】


その2
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