登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

奥多摩:タワ尾根・ウトウの頭~酉谷山

2006-04-02 | 東京の山
2006年4月1日(土) 

コース・歩行時間:東日原バス停(0:20)一石山神社(0:30)一石山(0:25)人形山(0:23)金袋山(0:22)スズ坂ノ丸(0:35)ウトウの頭(0:46)大京谷のクビレ(0:25)大京谷の峰(0:23)長沢背稜出合(0:38)酉谷山分岐(0:24)酉谷山(小黒~熊倉山分岐経由2:15)東谷林道出合(0:29)大血川渓流観光釣場=合計7時間55分


              


いまや、ガイド登山にまで登場した「タワ尾根」
奥多摩をきわめたステイタスシンボルになる、とのうたい文句。

私に出来るかなと緊張して臨む。

登山口は一石山神社の境内にある。


いきなり急坂である。
樹名標や石段など古びているがルートの目印になる。
一石山で高度計を1007mに合わせる。

檜の植林帯を抜ける。


樹木に赤ペンキで矢印してあったのは、ミズナラ巨樹への案内だったかもしれない。

ケルンが積んである。
尾根が広がったところでルートを外しやすい。
左の高みに修正する。

金袋山へ登る手前で巡視路がクロスする。
あやうく引き込まれそうになる。


たえず、キョロキョロあたりを見ながら進む。
熊さんのテリトリーであるから、鈴を鳴らしている。

ウトウの頭までは順調に着く。



事前にHPの山行記録を読むと、ウトウの頭から高度を相当下げるとあり、
どうして稜線を外すのか地形図からは理解できなかった。
大岩がデンと居座っていたのだ。


岩場にうっすら残る雪、所々凍っている。
冷や汗たらたら・モタモタする。
大京谷ノ峰まで岩場が続く。
前後に誰もいないのをこれ幸い、通過するのにおそろしく時間をかける。
そういえば今日は全コース中、ただの一人にも会わなかった。

大京谷ノ峰を過ぎると、スズタケの群生地になる。
幸いに、まだ枯れたままで勢いが無く、コースは明瞭に開いている。
目前に滝谷ノ峰が見え始め、あっけなく長沢背稜縦走路に合流する。



長沢背稜で軽アイゼンを着ける。
日陰は一部凍結している。


最後のピーク酉谷山から、歩いてきたタワ尾根を見晴らす。



酉谷山からは大日向に下山する。
北斜面にあたる下山路をのぞいてみると、案の定、雪がベッタリ付いている。
所々凍ってもいる。
おまけに急斜面である。
覚悟を決めて、超スローペースで降りはじめる。
アイゼンがあって、この時ほど助かったことはない。

急降下が延々と続く。

やっと雪がなくなると、今度は崖崩れでルートが途切れている箇所が続出。

沢水の流れる音が真近に聞こえ、林道が見えた時は思わず「やったぁ」と歓声がでる。悪路からやっと解放された。

夕暮れが近いが、上流に向かう釣り人はこれから入川するようだ。



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