宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

幸せは どんなときも 私の中に・・・

「寅次郎 あじさいの恋」を観ながら・・・

2015-08-03 20:31:47 | 日記

さっきまで、布施明の「something jazzyⅡ」を聴きながら、独りワインを飲んでいた。

我ながら美味しそうなので、つい撮ってしまった本日の夕食・・・というか、ワインのおつまみは、左上から・・・

・我が家のピーマンや、冷蔵庫で余っていた野菜を、叔母にもらったハスカップ梅酢を使って漬けたピクルス。

・我が家のビタミン菜や水菜の、ポン酢と亜麻仁油のお浸し、韃靼そば茶をのせて。

・黒松内のクリームチーズに、自家製のハスカップの塩漬けをのせて。

・道産ボタンエビに、城崎温泉の宿特製の カニみそをのせて。

・伊根の「向井酒造」さんの赤米の酒粕で漬けこんだ、ホッキの粕漬けをオリーブオイルで焼いて。

そしてワインは、義姉にもらった十勝ワイン「セイオロサム」2013(バッカスとマスカット種)。

このワインが と~っても私好みで

おつまみも我ながら美味で

 

当然酔っ払いになった私・・・

そうしたら、昼間観たのに、

また「寅次郎 あじさいの恋」を観たくなってしまい・・・

只今2回目 放映中~

これが、いいのです~

マドンナ役の いしだあゆみさんが演じているのは、

清楚で、でも内に情念みたいなのを秘めている 美しい女性「かがりさん」。

夫に先立たれ、京都の高名な陶芸家のもとで働くも、恋人に裏切られ、

失意のまま故郷の「伊根」へ帰っていく。

漁師と機織りをしている実家は、まさに舟屋!

そこへ寅さんが会いに行くという展開。

そう、伊根の舟屋なのだ!行ってきたばかりの伊根

 

寅さんは、豊岡から乗り継いで、丹後海陸交通バスで伊根の平田まで行き、

帰りは船で海から帰っていく。

私たちの旅はその反対だった。

 

カモメの鳴く伊根湾と舟屋群が映る・・・(行った行った~!)

寅さんの乗ったバスは伊根の平田というバス停に止まり、

そこに、たばこやさんが映る。(見た見た~!)

戸に書かれた「こばた」という文字、今も残っていた!

レトロで素敵だったので、印象に残ったのだった。写真に撮らなかったのが悔やまれる。

伊根湾を眺めながら語り合う寅さんとかがりさん・・・

あぁ、そして・・・、

かがりさんの内なる情念を、受け入れられなかったその夜の自分自身に失望して、

柴又に戻って寝込んでしまう寅さん・・・

なんと切ない関係でしょう・・・

 

と言ってるうちにワインは空になったのだった。

(いや、今日ははじめから少ししか残っていなかったので)

 

ついでに・・・さっきの粕漬けの床づくりのお写真をば。

赤米の酒粕300g

塩120g

酒、味噌共に少々

ふつう粕漬けはお砂糖が入っていて甘い。

でも私は甘くないのが好き。

いつか千歳鶴ミュージアムで食べた魚介の粕漬けがとっても好みの味で、

でもどうやって作るのか分からなかったのだけれど、

今回調べてようやく好みの粕床が作れた。

ちょっと塩分が強いので、4時間くらい漬けこむとよい感じ。

 

 

お酒のおまけ?に赤米酒粕を送って下さった向井酒造さん、ありがとうございます

 

さて、現在録画の中の寅さんは、恋煩いで寝込んでおりまする・・・

このあと、かがりさんと寅さんは(満男も無理に連れて)鎌倉のあじさい寺で会い、

江の島で飲むが、やはり切ない雰囲気・・・。

満男役は、この2作前から吉岡君(小学生)が演じていて、

この「あじさいの恋」では、

かがりさんの想いに応えられないわが身の辛さに、涙する寅さんを目の当たりにして、

初めて寅さんに心を寄せるという、

なかなか心に響く場面もあるのだった。

 

なんだかとりとめない記事ではありましたが、

私の中ではすべてが繋がっていて、感慨深いのでありました・・・

あじさい寺で寅さんを待っていた かがりさんは、

白や淡いピンクのあじさいの前で、

濃い紅色の服を着て、

それはそれは美しかったのでした・・・

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2015 夏の旅 城崎温泉

2015-08-03 11:32:13 | 道外の旅

3日目は、丹後鉄道に乗って移動。

なかなか味わいのある鉄道です!

 

 

本日のお宿は、「城崎温泉」

学生の頃、志賀直哉の「城崎にて」を読んだけれどもう詳しい内容は忘れてしまっていて、

旅前に読んでくればよかったと、ちょっぴり後悔。

 

城崎温泉駅に着くと、与謝野鉄幹の短歌がお出迎えしてくれました。

「手ぬぐいを 下げて外湯に行く朝の 旅の心と 駒下駄の音」 与謝野 寛(鉄幹)

そう、

ここ城崎温泉は「外湯めぐり」のできる、情緒ある温泉町なのです。

 

宿に荷物を置いて、まずはのどを潤します。宿のすぐそばにあった地ビールレストラン「グビガブ」さんへ。

 

ピルスナ―[空のビール]とカニビール[雪のビール]を飲みながら、

トマトのブルスケッタと但馬牛入り 地ビールカレーで昼食。

地ビールカレーは、外見もお味も普通のカレーと変わりませんでした~

 

外湯のお風呂が開くのは午後3時が多く、まだ時間があったので、

城崎温泉文芸館へ行ってみました。

志賀直哉や有島武雄などの白樺派の作家たちの直筆の原稿や手紙、

城崎温泉へ滞在していた時の写真などがあり、

小柄だった里見惇が、「まんだらの湯」の深い湯船で顔まで浸かってしまった、

なんていうエピソードなども書かれていました。

たくさんの文人たちが訪れ 愛した温泉町なのですね。

神社にも参拝。

散策途中には、道祖神も・・・。

 

さて、好い時間になったので、宿で外湯めぐり券をもらい、

浴衣に着替え、下駄をカランコロンと響かせながら、(きれいに鳴らすのは結構難しい)

湯めぐり開始

友人はレンタルのおしゃれな色浴衣を着たそうでしたが、お金がかかるので、

宿の地味な浴衣で・・・

でも気温は、30度。外湯めぐりができるお風呂は7つ+宿のお風呂 もあります。

のぼせないように短時間で、お風呂もいくつかに絞って入りました。

まずは「柳湯」。

天井が高くて湯船も深くて、古き良き温泉という雰囲気いっぱい。

しかも年配の方が2人入っていただけなので、ゆったりした気分で楽しめました。

 

次に「御所の湯」

そして「一の湯」

入らなかったけれど、建物が素敵だったので写真だけ・・・

「まんだら湯」

 

今回は節約と節制のため、夕食は外で軽く・・・

安くておいしそうな串焼きのお店「ふじ」さんへ。(節制になっていない

城崎温泉には、最近の観光地にあふれているアジア系の観光客以外に、

大きなリックを背負った白人のカップルや家族連れも多く見かけます。

この串焼き屋さんにも、いろんな国の方が食べに来ていました。

日本の温泉町の情緒を味わうには もってこいの町なのです

地酒を置く素敵な酒屋さんもありました。

 

さてさて、夜9時からは・・・、

花火を楽しみました。

町の真ん中を流れる大谿川の川面に映えて、とても美しく、

暑い夏の夜の風情をしみじみ味わったのでした

 

宿でも、こじんまりした良いお風呂に入り、ぐっすり眠りました。

城崎温泉・・・翌日も、少し離れた宿へ泊ります。 

 

 

 

 

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