以前、新聞の書評で、気になっていた生理ちゃん!
生理がキャラクターになって、月1回玄関から(じゃないときもあるけど)やってきます。
そして、容赦なくパンチして生理痛を起こしたり、注射器で血を抜いたり、眠気を起こしたり、むくませたりしてきます。
グッタリしながらも、いつも通りこなさなければならない学校生活、家事、仕事、社会生活、立場や環境の違いはあれど生理を理由にできないしんどさ、周りからの求めに応えて合わせなくてはならないつらさや、思いこみ、コンプレックスには、人情深く寄り添ってくれる生理ちゃん、顔がシュールだけど読むほどに親しみがわきます。笑えるのに、いいこと言うじゃん!という感じです。同時に、男の人とか違う立場の人の体のしくみや気持ちもわかるし、公正に、あ〜そうなのね、と理解できます。
過去に言われて悔しかったことも、これ違うんじゃね?と思ったことも、生理ちゃんが晴らしてくれたようで、すっきりした気分になりました。生理ちゃん周辺のサブキャラもナイスです。