エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

八ヶ岳の麓~雨が上がった!

2009年11月14日 | 日記
小淵沢では夜来の雨が上がった。
先ほどまでは、ザンザン降りであった。



雨が降って、軒下に垂れ込めた。
これでは「篠つく雨」である。



雲が南アルプスの山々の肌を這い上がっていく。
まもなく空が明るくなってくるはずである。



雨が散らした葉っぱたちが、絨毯の模様のようである。
暫くすると、山が大きく見え始めてきた。



秋の山肌は段だら模様である。



雨上がりの「どうだんツツジ」の真っ赤な葉が芽に飛び込んできた。

刺激的であった。



にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人

都心のオアシス~六義園

2009年11月14日 | 日記
ここは、大老・柳沢吉保の下屋敷跡である。
江戸時代の地域区分でいえば、この場所は江戸とは言わない。
江戸所払いの実刑の場合、大体本郷までが江戸府中である。
「本郷もカネヤスまでが江戸の内!」という言葉がある。
本郷から先、江戸時代には田圃(たんぼ)が続く田園地帯であった。
本郷から先は、地名を冠して「駒込田圃」とか「田端田圃」と称されていたのだ。

王子稲荷は江戸市民の物見遊山の場所であり、飛鳥山も同じく春の桜の名所でありました。
従って、王子には花街が存在していたのです。

さて本題です。



ここが六義園の入ってすぐの縁台である。
緋毛氈が鮮やかだ。

これからの1週間が紅葉の見ごろを迎えます。



園内には大きなケヤキの木もある。
風が吹けば、落ち葉が舞い落ちなんともいえない風情を醸し出すのである。



ぼくは定期的にこの庭園をウオッチしている。
次には冬のたたずまいを紹介したいのである。
今日は秋である。

池を中心とした回遊式庭園だ。
池にはいま鴨が飛来し、水面を騒がせている。



紅葉の重層的色彩が見事である。



ここでいただくお抹茶は心が平らかになっていくのである。
この六義園は、贅(ぜい)を尽くした江戸時代の華であるからなのだろうか。

とまれ、ここが今や都心のオアシスであることは論を待たないのである。



にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人