昨日の深夜、Sさんから抗議の電話を受けたので、5時過ぎに帰って来たのに、その弁明と謝罪を日記に書く。不特定多数の人間に見られる日記だし、確信犯的に他人を非難する時以外は、絶対特定の人間を不愉快にすることは書かない様に注意しているのだけど、自分では意図しないことで他人を傷つけてしまったことを反省。でも、そんなことを言い出すと、どんな文章でも他人を傷つけてしまう。昨日の抗議と同じ例を出すと、ある日の日記で「お客さんがいない」と嘆くと、その日来てくれたお客さんは「折角行ったのに、俺は客じゃないのか」と思ってしまう。この場合は「いない」じゃなくて「少ない」と書かなくちゃいけない訳だ。こんなことを考えて行くと、この日記を書くのがどんどんしんどくなってしまう。日記を書き終えて7時近くにベッドへ。11時に起きて、銀行と買い物をして1時に店へ。実は来週の土曜日に催される紺野紗衣さんのピアノライブで俺が詩を朗読をすることになって、今日はその打合せとリハーサル。紺野さんがどうして素人の俺を指名したのか今もって分からないけど、ある朝起きた途端、桃井の顔が浮かんだと云うんだから紺野さんの直感を信じるしかない。4時過ぎから今日のパーティの準備にかかる。6時にI君たち5人、6時半から俺の高校の他のクラスの忘年会15人。すき焼含めて料理を作り続ける。他にカウンターにも銀座ママのSさんたち、プロデューサーのIさんたち、D通のMさんと大学の同窓生夫妻、時間差でMさんの後輩O君たち、信託銀行のU君、常連の演出家Sちゃんの病状を報告に来てくれたIさんたち(Sちゃんは検査の結果が良好とのことで安堵)、デザイン事務所のKさんたち、K出版社のY君と同じ会社のHさん、ミュージシャンのHさんたち、法律事務所勤務のNさんが入れ替わりで来てくれて、店は賑わう。おまけに厨房の排水溝が詰まってしまい、その修復に追われたもんだから、後片付けがなかなか終らず、3時過ぎに店を閉めた時にはヘトヘト。同時に昼に食事をしてから何も食べてないことに気づいて、最後まで働いてくれたMちゃんと六本木の焼鳥屋へ。日本酒の温燗一杯で一気に酔いが廻る。部屋までの道を蛇行しながら帰る。